フランジバックの短いCSマウントコンデジならマウントアダプタを使用する事で、一眼レフ用のレンズが装着できるわけですが、ジジイが改造したCSマウントコンデジのうち、カシオEX-Z850の場合、使用したメカシャッターの開口径に対して撮像サイズ(1/1.8インチ)が大きいため、バックフォーカスの長いレンズでは四隅にケラレを生じてしまいます(CマウントレンズやDマウントレンズの場合は、レンズとシャッターの距離が近いのでほぼ影響無し)。
同様にCSマウントに改造した、フジFINEPIX J10やキャノンIXY DIGITAL10 の場合、撮像サイズが1/2.5インチということで、対角線長がメカシャッターの開口径とほぼ等しく、ケラレを生じません。この2台のうちFINEPIX J10を持ち出しでカワセミちゃんの撮影に行ってきました。
Cマウント中間リング(5mm)とCマウントアダプタ(ニコンマウント)を介して、勝負レンズのシグマアポテレマクロ300mm F4を装着しました。撮像サイズが1/2.5インチですので、焦点距離1800mm相当の画角となります。超望遠撮影ということで、カメラは、電子レリーズ化の改造を加えました。
ISO64 ノートリミング
ISO64 ノートリミング
ISO64 ノートリミング 撮影距離約10m
ISO64 トリミング
この改造カメラには絞りを設けていません。感度を上げるとAEは絞り込む方に作用し、露出オーバーとなってしまいます。撮影はISO64で行いました。
FINEPIX J10 改造コンデジの超望遠画像は良かれ悪しかれ、日本画のようです。でも、このあっさり目の描写きらいじゃないです。