今回は60年代後半に販売されたフィルムカメラ、リコーハイカラー35から取り外したレンズ、COLOR RIKENON 35mm F2.8を使ってみました。
M42レンズキャップマウントに改造して、ヘリコイドリングを介してソニーα6000に装着しました。レンズ自体、前玉回転ヘリコイドですので、ダブルヘリコイドとなり、寄れるレンズに仕上がりました
以下、サンプル画像です。
絞り:開放(=F2.8)上:ノートリミング、下:トリミングによる拡大画像
以上、絞り:開放
レンズ構成は3群4枚。年代的にカリカリのレンズかと思っていましたが、開放ではソフトフォーカスです。もともとこういうレンズなのか、経年劣化によるものなのかはわかりませんが、個人的には歓迎すべき描写です。
以下、絞り:F5.6
上:ノートリミング、下トリミングによる拡大画像
F5.6ではグッとシャープになりますが、柔らかさを合わせ持っています。絞りの形状は変形の凧型ですが、これが効を奏しているのかもしれません。しかし、これは合焦部での話で、背景のボケはうるさいです。