クローズアップレンズにシグマの「ACROMATIC MACRO LENS」を使ってみました。これ、元々はシグマの望遠ズームに付属のものだそうです。ケンコーのACクローズアップレンズに比べると薄く単玉っぽいのですが、コーティングの反射が4つ確認できたので、その名が示す通りアクローマートレンズなのだと思っています。このシグマのレンズはケンコーのACクローズアップレンズ№2(=焦点距離:400mm)より少しゆるい(焦点距離の長い)レンズです。クローズアップレンズに焦点距離の長いものを使うと、焦点距離の短いレンズを使ったときより、「①最大撮影倍率:低 ②最短撮影距離:長 ③フォーカスの来る範囲:広」となります。①についてはメインレンズにニコン「AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR」を使用した場合、撮影倍率はズーム位置により0.2~0.58倍(DXフォーマットでは0.3~0.85倍)あるので飛翔を撮るには十分です。②、③については遠くから撮れるメリットがあります。デメリットはストロボ使用時の負荷が大きいこと。より光量が必要なため、発光時間が長くなり、飛翔する昆虫の翅の動きを止められなかったり、連続発光させると、すぐ息切れしてしまいます。手前の花がじゃまで寄れないようなステージでは有用なレンズかもしれません。
以下、ニコン、AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR & シグマ ACROMATIC MACRO LENS使用によるサンプル画像です。
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撮影データ
カメラ:ニコンD500 レンズ:AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR クローズアップレンズ:シグマACROMATIC MACRO LENS
ISO:100 ズーム位置:112mm~145mm 絞り:F8~F9 SS:1/400秒(外部フラッシュ使用、仕様外同調) 手持ち
トリミング & リサイズ 画像補正