改造ジジイOLD

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ヨンサンゴ with TC-16A(改造)

2016-02-12 23:25:16 | オールドレンズ他撮影機材

ヨンサンゴ(=ニコンAi Nikkor ED 400mm F3.5S(IF))を手にいれました。このヨンサンゴにはAiニッコールとAi-Sニッコールが存在しますが、ジジイが入手したのはAi-Sのほうです。こちらのタイプは1982年から2005年までに8000台以上生産されました。

ジジイが購入したのはスレありカビありのジャンク品です。カビは表面だけでしたので自己流クリーニングを敢行し、一応、見た目きれいになりました。はたしてその写りやいかに???

ということで、マウント化改造コンデジ(カシオEX-H30)に装着して解像力チェックを行ってみました。

テスト機材

4m先の印刷物のインクの粒子を撮影したのが下の画像です(横幅2.3mmほど)。

                                  

左:ヨンサンゴ 、絞り開放F3.5        中:ヨンサンゴ、絞りF5.6                 右:ボーグ71FL 400mm F5.6

ヨンサンゴF5.6における中心解像度はかのボーグ71FLと互角、オールドレンズがここまでやるというのはうれしい誤算でした。しかし、絞り開放における描写はかなりあまいと言わざるを得ません。被写体が鳥以外なら開放から十分シャープなレンズといえるのかもしれませんが、鳥をシャープに写そうと思ったらF5.6まで絞りたいところです。 

開放絞りF3.5ですので、AFテレコンバータTC-16A(改造)を装着した場合の開放F値はF5.6となり、余裕で半オートフォーカスが働きます。ここがこのヨンサンゴの面白いところです。

以下、ニコンD750 & ヨンサンゴ & TC-16A(改造)(上画像の機材)によるサンプル画像です。  

ISO1600  絞り:開放(合成F値:F5.6)  SS:1/500秒

ISO1600  絞り:開放(合成F値:F5.6)  SS:1/500秒

ISO1600  絞り:開放(合成F値:F5.6)  SS:1/250秒

ISO1600  絞り:開放(合成F値:F5.6)  SS:1/400秒

ISO800    絞り:F5.6(合成F値:F9)   SS:1/320秒

ISO800    絞り:F5.6(合成F値:F9)  SS:1/200秒

ISO800    絞り:F5.6(合成F値:F9)   SS:1/2500秒

ISO800    絞り:F5.6(合成F値:F9)   SS:1/2500秒

 

ISO800    絞り:F5.6(合成F値:F9)   SS:1/40秒

  

ISO800    絞り:F5.6(合成F値:F9)   SS:1/80秒 右:ピクセル等倍画像

AFテレコンバータTC-16A(改造)使用時の合成焦点距離は640mmになります。個人的にはここまで写れば文句なしです。

撮影データ:

カメラ:ニコンD750        レンズ :ニコンAi Nikkor ED 400mm F3.5S(IF)   AFテレコンバータTC-16A(改造)使用による半オートフォーカス

合成焦点距離、合成開放F値:640mm 、F5.6        絞り優先AE        露出補正:適宜     三脚使用

トリミング & リサイズ  画像補正