2月12日、筑波山に登ってきました。登ったといっても山頂までは行かず、薬王院登山口から御幸ヶ原までの標高差610mです。鳥撮りが目的ということで、機材を背負って登りました。
薬王院の山門を左手にみて100mほど行くと、駐車スペースがあります。祠の脇が登山口です。
前回(1月20日)登ったときにミヤマホオジロ、カヤクグリ、途中クロジといった鳥を目撃していますが、メインはハギマシコです。この鳥は出会える確率が非常に高いですし、静かにしていれば1mくらいまで寄ってくることもあります。所有する機材の中から選ぶとすれば、マイクロフォーサーズに200mmズーム(手持ち)あたりが軽く機動性もありベストチョイスだと思っているのですが、結局、改造コンデジを持っていってしまいました。
持って行ったのはマウント化改造のカシオEX-H30 & コボーグ36ED 200mm F5.6のセット。コンデジベースなので約1000mm相当あります。筑波山のハギマシコを撮るには長すぎますし、三脚も必要です。ハギマシコは地上で採餌していることが多く、常に動いていますので、コンデジベースのカメラには厳しいです。単に撮るのが目的であるならばこの機材を使うメリットは感じられません。しかし、所詮遊びですし、ダメでも当分は居てくれるでしょうから、またくればいいという安心感があって、今回は実利よりも趣味性を優先させました。
今回は、防寒対策としてヒートテックの下着(着替え用)やらセーター、それに軽アイゼンも持っていったので大荷物となりました。それで準備したのが、高さ56cmを誇り、三脚をすっぽり収納できる超大型防災用ディパック!見るからに安っぽいですが、軽いです。
ということで、背中全部を覆う防災ザックを背負い、午前10時5分、登山口を出発。最近は普段履きのウォーキングシューズで登ってしまうパターンなのですが、この日は、アイゼンの使用を想定して、ちゃんとした登山靴を履いてきました。おかげで、登山道はぬかるんでましたが、鬼ヶ作林道までの緩斜面は全く問題ありませんでした。鬼ヶ作林道を越えたあたりから、登山道はアイスバーン状態となってきましたので、薬王院コース名物の地獄の階段手前でアイゼンを装着しました。
階段は完全にアイスバーン状態。アイゼンがあったほうが安全かつ効率的に登れると思います。こういう状態では速くは登れませんのでタイムを気にせず、ガシガシとアイゼンの歯が氷を捉える音、足に伝わる感触を楽しみながら登りました。
午前11時2分、御幸ヶ原に到着。ほとんど雪は残っていませんでした。
ハギマシコはここからかたくりの里あたりまで、女体山に向かう登山道の南側斜面(逆光ポジション)で採餌していることが多いのですが、登山道はぐちゃぐちゃ。想定内とはいえ、気分はよくないですね。
この日は風がなく暖かで、ヒートテックの下着、フリース、薄いウィンドブレーカーの3枚だけでポカポカでした。あいかわらず、逆光と被写体ブレに四苦八苦し、辛抱の撮りでしたが、今回は粘ることができ、午後1時を過ぎ、ハイカーが少なくなると、御幸ヶ原や登山道など順光ポジションのところにもハギマシコは出てくれました。
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コースデータ
薬王院コース登山口(10:05)ー鬼ヶ作林道(10:24)-筑波山自然研究路分岐(10:54)-御幸ヶ原(11:02) 登りスプリットタイム:57分10秒