ジャンク品のヤシカデンタルアイを格安でゲットできましたので、鏡筒を切り離して、デジイチで使える交換レンズを作ってみました。
口腔内撮影専用カメラのヤシカデンタルアイは一眼レフのヤシカFX-3がベースになっています。しかし、これは、レンズ交換のできない一体型カメラです。レンズを取り外すにあたり、どうしても、外し方がわからず、結局、金鋸でゴリゴリやってしまいました。
ペンタックスK-5への装着を前提にKマウントを移植したのですが、鏡筒が太すぎてK-5の頭のでっぱりととぶつかってしまいました。そこで、中間リングをかませ、12mmほど鏡筒を前に出して装着しました。
ヤシカデンタルアイはもともと1/10倍~等倍のマクロ専用機ですが、APS-Cマシーンに中間リングを使用したということで、改造レンズの方は、倍率は0.6倍~2倍相当のマクロ専用レンズになりました。
大き目の蝶やトンボだとはみ出してしまいます。
残念ですが、小さい被写体やどアップ撮り専用と割り切るしかありません。
レンズ周囲のストロボ発光部については、放電管から配線を引き出しました。発光部引き出し改造のストロボ制御部と接続することで、機能します。
以下,ペンタックスK-5 & ヤシカレンズ55mm F4によるサンプル画像です。
ちなみにこのレンズ、富岡光学製とされているヤシカMLマクロ55mm F4と同じ光学系とのことです。
夢があります。
デンタルアイは、レンズを繰り出すと、カムの働きで、絞りが絞り込まれる構造になっています。改造レンズでは、絞りををカムから切りはなし、スプリングも取り去り、絞りをフリーにしました。操作の度に、カメラからレンズを取り外す必要がありますが、レンズマウントの内側にあるレバーで絞りの値を変化させることができます。
絞り込んだ状態で、F8位と推定しています。
撮影データ
カメラ:ペンタックスK-5
レンズ:ヤシカデンタルアイレンズ改造 YASHICA LENS 55mm F4
ISO80 絞り:F8(推定) ストロボ使用 (SS1/180秒でシンクロ) 手持ち
トリミング 画像補正