8月24~25日。
日本で予約したガイド付きマイバスでモンサンミッシェルへ。
ここの寺院はキリスト教の4大巡礼地のひとつとして、また激しい潮の干満によって形成される島の周囲の光景の素晴らしさであまりに有名。
パリからバスで北西へ約4時間の旅。
途中セーヌ川の河口にあるオンフルールで休憩。
小さい港町だが、その昔北欧からのバイキングがフランスに侵攻する足掛かりとした由緒ある漁港。
色とりどりのホテルやカフェ、ひしめく船の帆が美しくマッチ。
港の魚屋さんにはムール貝をはじめとして日本でもおなじみのサバ、エビ、ホッケまで並んでいる。もし次に来るチャンスがあったらゆっくり歩いて回りたい場所である。
オンフルールを過ぎるとノルマンデイー地方の大酪農地帯のど真ん中をバスは走る。
ノルマンデイーの乳製品はフランスでも指折りの逸品。
麦と牧草の畑が延々と広がり、フランスは農業の国だと改めて実感する。
素晴らしく流暢なガイドさん(日本人)の解説の声に聴きほれながら車窓からの景色を楽しむ。
太平洋戦争時の連合軍による「ノルマンデイー上陸作戦」(映画:史上最大の作戦)のオマハも近くである。
やがて、バスの前方にモンサンミッシェル寺院の尖塔が小さく見えてくる。
↑ さあ、指揮しましたよ。憧れのモンサンミッシェルに向かって^0^!(ほとんどバンザイですけどね)
島内入口から寺院チャペルへの階段は結構きつい。ここは足腰丈夫なうちに来るべし。
チャペルのステンドグラス。海の小島らしくマドレーヌ(貝型)の縁取りである。
最上階から眺める景色は素晴らしい。次に来るときは絶対大潮の、海水で島の周りが満たされるときだわ、などと思いながら海を眺めるわたくし。
夕刻になると干潟に寺院の影が映る。
夜。尖塔のトップには燦然と聖ミカエルの金の像。
翌早朝も島内散策。もうガイドもできるくらい何度も何度も坂道や迷路を歩き回った。
宿泊したホテル。受付からかなりの石段を昇り、さらに建物に入って4階の部屋までさらに階段。荷物をリュックひとつにまとめてきてよかった★スーツケースでは悲惨である。
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モンサンミッシェルで食べたもの。
↓ 島の名物、プラールおばさんのオムレツ。飲み物はやはり名物のシードル。
↓ タラのノルマンデイーソース。ソースが絶品!
↓ ムール貝のワイン蒸し。
↓ ガレット(そば粉のクレープ生地にハムやら野菜をはさんで折りたたんだもの)
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昼前、パリへ帰るバスに乗るために対岸に戻る。島から対岸へは無料シャトルバスを利用。
しかし4時発車のパリ行きバスなので時間を持て余してしまい、カフェの椅子でぼんやり道行く人を眺めていると、観光客とおぼしき人々が自転車に乗っている。もしやレンタサイクルがあるかしら?と近くのホテルで聞いてみると2時間8ユーロでレンタルできるという !
さっそく借りて海にそそぐ川(なんという川だか名前が不明)を遡ってサイクリングロード(のような道)をずっと走る。
↓ 馬も走る道。
こじんまりとした可愛い家々の並ぶ村、風車のある緑の畑、川岸の小鳥の声を聴きながら走るのは爽快爽快!!
おもいがけずサイクリングを楽しみ自転車を返してカフェでキッシュなど食べているとちょうどよくバスの時間となった。
パリへの帰り途中、なんとダブルの虹がバスの窓からずっと見えていた。
↓ 右側に濃い虹。左側に薄くもうひとつ見える。
サイクリング途中で見つけたリンゴと表裏のまったく違う色の葉っぱ。
この葉のついていた大木は、風に白と緑の葉がチラチラと光るようにそよいでそれはそれは美しかったのである。
実際はかなり体力いりそうだけど。
朝、昼、夜と表情が変わるので、ぜひ行ってみたいんですが。
名物のオムレツはいかがでしたか?
ムール貝はベルギーで食べたことがありますが、
フランスでもバケツ入りなんですね。
やっぱりフライドポテト付きなんだ~!
パリとは違って牧歌的な風景は癒されますね~☆
特に早朝は細い石段の人通りも少なく、小さい教会のたたずまいや干潟の明るさも格別です。
オムレツは皮が香ばしくて美味しかったです。ただあまりたくさんは食べられませんね^^;。
>やっぱりフライドポテト付きなんだ~!
ベルギー、フランスはどこでもそうなのかしら?他のレストランでもすべてムール貝にはポテトがついてました。それがまたよくマッチして美味しかったな~★
モンサンミッシェルの対岸には別荘も多く、パリで疲れた人々の憩いの場だそうです。