回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

青梅~奥多摩~五日市 ②

2017-02-13 14:03:25 | 一泊以上の旅行記

2月12日(日) 晴れ

車のガラスに氷の結晶が残る寒さ。

宿から30分ほど川の上流の奥多摩湖へ。

深い渓谷の下の方、山肌に沿うように集落が点在。人間の営みはほんとうにたくましい。

昔、ハイキングや飯盒炊爨でやってきた御岳山の駅や日原(にっぱら)の鍾乳洞、鳩ノ巣渓谷への道を横に見て車を走らせる。

奥多摩湖は昭和32年に竣工した小河内ダムに堰き止められてできた人口湖。

このダムができたときは、西東京の水がめができたということと、そのために村が湖底に沈んだということで一大ニュースだったように思います。

小学生の時に父に連れられて行ったことがあります。

あれから60年近くの年月が過ぎ、今では大昔からそこにあったように、ごく自然な存在になって景色に溶け込んでいます。

朝の清々しさ、静けさ、空と水の美しさに何度か深呼吸~。

ここはまだ東京都。

あの山の向こうは山梨県の甲府です。

湖畔を散策して、また来た道を折り返し、小澤酒造の酒蔵見学へ。

ここは元禄時代からお酒を仕込んでいます。

またまた利き酒。

酒蔵の庭の隅にはフクジュソウ☆

すでにお昼を過ぎていたので、青梅市内に戻りイタリアンでランチ。

五日市からあきる野までの途中にあるタッサーシルク(インドの山繭から紡いだ糸)のギャラリーに寄りました。

五日市の駅は昔降りたことがありますが、駅舎も周辺もすっかり新しくなり、浦島太郎状態@。

竹林の中のそのお店は、古民家を改装した落ちついた雰囲気の「真木テキスタイルスタジオ」

 

他に誰もお客さんもいない静かなお店で、すてきな織物がセンス良くディスプレイされていて、見ているだけでなんとなく落ち着きます。

 

こういうところにしばらく滞在したい。

 

ギャラリーを出たらもう3時を廻っていました。

実は、合唱の練習に寄るべく楽譜は持ってきたのですが、時間が間に合わないのと、少々疲れ気味でここから八王子を経由入て帰宅。
(そうそう、謡曲・仕舞いの本と扇も持参して宿の部屋でちょっと練習しちゃいました。

浴衣着ていたのでちょうどよかった^^)

そんなに遠くへ行かなくとも、東京の中、または近郊でもまだまだ自然の残る場所はたくさんある、ということを再確認した旅でした。

またちょこっと出かけたいな(^^)♫

 


コメントを投稿