回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

北海道の花を訪ねて利尻・礼文・オホーツク沿線の旅 ③

2016-06-29 13:58:41 | 一泊以上の旅行記

6月25日から28日まで北海道の北の端に旅してきました。

三日目:6月27日(月)(曇りのち晴れ)

利尻=フェリー=礼文=フェリー=稚内 泊

朝5時。お天気はどうなっているかと窓の外を見たら、なんと利尻富士がくっきり!

荒天で諦めていたのに、頂上までしっかり見えるなんてラッキー♪

 

宿は港のすぐ近くなので、浴衣に丹前のまま、中にジャケットと手袋とスパッツ、マフラーを超スピードで身に着けて

外に飛び出しました。もちろんスッピン。

1721mの利尻富士はその美しさから日本百名山のひとつに数えられています。

 

今日は9時20分発のフェリーで礼文島に渡ります。

礼文の香深(カフカ)港には10:05分着。

この島は利尻と違って高い山はなく、全体に平たい崖山のような地形なのでトレッキングに最適。

それにつけても久しぶりの青空!!

港ではこの島のユースホステルで働く青年たちが、お客さんの乗ったフェリーに盛大なる応援歌??を

披露していました。

 

早朝に比べると頂上に雲がかかってきたけれど、利尻富士を礼文の港から見るとこんな感じ。

まず、島の北側の澄海(スカイ)岬~スコトン岬をめぐる。

スカイ岬にてお天気に感謝!

 

日本の島の最北限スコトン岬。ちなみに最北端は宗谷岬でここが最北限と呼ぶらしい。

ここではトイレも最北端(^^)。

お昼は海辺の食堂、漁協の経営するアトヤさんでウニ定食。

エゾバフンウニです。

はじめはそのまま食べて、次は海苔に巻いて、そして残ったウニを刻み海苔のかかったご飯にどんとのせる!

ミョウバンやアルコールを使っていない塩水で洗っただけのウニなので濃くて甘いのに後味さっぱり。

そんなにたくさんウニを食べられるタイプではないのにこれは美味しかった。

食事を済ませ外に出ると食堂の前の岩肌にイワベンケイが這うように咲いています。

見ると足元にも。

波打ち際にはアザラシも遊んでいた。

さて、花探索トレッキング(ハイキング)。

当初は桃岩から知床まで歩く予定だったのが、そのコースは昨日までの嵐で木道がすっかり水をかぶり、田圃化して危険ということで、林道コースに変更。

左右に海の開ける桃岩コースは40年前に歩き、その景観の美しさに感動したけれど、林道コースも日本のエーデルワイスと言われるレブンウスユキソウが咲き始めたということ。

実際、数々の花咲き乱れる林の中や稜線にうっとり。

出発地点から桃岩を眺める。

ここからは花・花・花です♪

ミヤマオダマキ

チシマフウロ、今盛り!

 

クルマバソウ

エゾスカシユリ。群落をあまり成さずポツンとひとつふたつ咲いているのが、凛々しく健気。

ハクサンチドリ・・だったかな?

そして開花し始めたレブンウスユキソウ。

黄色いのはセンダイハギ、ピンクはネムロシオガマ。

まだまだあってきりがないからここまで。

歩き終えて花ガイドさんが最後に、

「花は1か月たつとまた違うものが咲きはじめます。だから是非もう一度おとずれてほしい。

でもこんな遠くに来なくても、皆さんのお家や街に咲く花、木々のひとつひとつに目をやってみてください、

知らないたくさんの事に気づかされますよ」

と仰っていた言葉が強く心に残ります。

さて、礼文の自然を満喫して17:05発のフェリーに乗り稚内に19:00着。

市内の宿に着いて夕食。

ここも温泉有り。爆睡。


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