5月2日に姫神山(ひめかみさん 1124m)に登りました。
姫神山は北上高地の中部、北上川をはさんで岩手山(いわてさん 2038m)の東に対峙し、その山容は均整のとれたピラミッド形で、山頂に花崗岩を露出させる残丘の山となっています。
4月20日に鞍掛山から撮影した姫神山です。
この日は代表的な一本杉(いっぽんすぎ)コースを往復することにして9時15分に歩き始めました。
登山口は一本杉園地の第二駐車場にあり、登り口の案内図を参考に芝の園地内を登りながら振り返れば岩手山。空気が澄んでいて遠くまで見えそうな予感。
ここから杉林の中を緩やかに登ります。
これが一本杉コースの名付け親?杉の巨木です。
そして「ざんげ坂」とよばれる階段の急登が始まりました。
これらは下山時に振り返って写したものです。
そして階段を登りきって五合目に着いたのは、出発から45分経過した10時でした。
歩行距離2000mのうち、あと1360m残っていますしそれほど楽とは思えませんので、五合目というより三合目というのが個人の感想です。
NHKの日本百低山でこの山を訪れた吉田類さんは「石川啄木は名も姿も優しい姫神山と詠んだのに、登山道は優しくない」とぼやいていました。同感です。
ここまでも、この先も花は咲いておりましたが、別途まとめ紹介します。
8分ほど休んで歩き始めました。
六合目です。
七合目です。
八合目なのに残りが720mとは? 腰を下ろして休むことが出来そうな平場はここと五合目しかありません。先に八合目と五合目を決めて残りを割り振ったのではないか、そのように想像しています。
さて頑張りますか。
巨岩が目立つようになり山頂が近いことを窺わせます。
カエル岩と呼ばれています。
突然視界が開けました。山頂は目と鼻の先です。
そこから5分、11時35分に山頂に着きました。
山頂には40分ほど滞在し14時14分に無事下山しました。
この日確認出来た山(最高峰)は次の通りです。(直線距離・標高)
鳥海山(132.1km・2236m) 岩木山(120.7km・1625m) 八甲田山(95.7km・1585m) 焼石岳(83.7km・1548m) 和賀岳( 53.0km・1440m) 秋田駒ケ岳(39.4km・1637m) 早池峰山(37.9km・1917m) 八幡平(35.9km・1613m) 七時雨山(27.8km・1060m) 岩手山(21.1km・2038m)
須川岳(栗駒山)(105.7km・1627m)も見えていたと思いますが、確認することを忘れていました。
では遠い順に
和賀岳の左に見えた小さな白い三角形(赤矢印)が鳥海山です。
特徴のない山並みにポツンと白い三角形(赤い矢印)が岩木山です。
特徴のある双耳峰の七時雨山(ななしぐれやま 左の赤い矢印)の右に八甲田連峰が見えます。
和賀岳(右の赤い矢印)の南に位置する焼石岳(左の赤い矢印)です。辛うじて確認できますが、さらに南(左)に位置する須川岳(栗駒山)は見えていなかったようです。
早朝であれば見ることが出来たかもしれません。
岩手山の左に秋田駒ケ岳(左の赤い矢印)です。右の赤い矢印は4月20日に登った鞍掛山(897m)です。
正面やや左に5月下旬には登りたい早池峰山です。登山者の何倍ものムシ(小さなハエか?)が飛び回っていました。
岩手山の右に八幡平です。
中央の特徴あるピークは畚岳(もっこだけ 1578m)で、山頂はもっと右に位置しています。
そして何度か姿を現している岩手山です。
登山道と山の紹介が長くなりましたのでお花については後編に回します。