JR東日本は8日、対面で切符を販売する「みどりの窓口」の削減計画を凍結すると発表しました。新型コロナウイルス禍で減っていた利用者が回復し混雑が目立ち、方針を変更したものです。現在209駅にある窓口は当面維持し、既に閉鎖し設備が残っている十数駅では繁忙期に臨時開設するそうです。
209駅の内訳は首都圏の99駅、盛岡や仙台、秋田、新潟など地方圏の110駅で、2021年には440駅あったものを25年までに140駅に絞る計画だったとのこと。
JR東日本はコスト削減や、インターネットによる切符販売の普及を見越して21年に窓口の削減を決めたものの、チケットレス化が想定より進まず、増加するインバウンド対応にも時間がかかり、繁忙期には長蛇の列ができるなど問題となっていたものです。
我が家の最寄りの窓口は1.4km先(徒歩19分)の東北本線紫波中央駅にあり、削減の対象と思っていましたが凍結と聞き安心しました。JRの計画には黄色の信号が灯りましたが、利用者にとっては点滅する赤信号が青信号に変わったように感じました。