山歩き

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大音量自由を盾に矛を向け

2024-05-16 10:18:55 | 時事川柳

衆院東京15区補欠選挙を巡り、警視庁が5月13日に公選法違反(自由妨害)容疑で政治団体「つばさの党」の関係先を家宅捜索しました。同党の黒川代表や立候補した根本候補らが告示日の4月16日から次のような過激な行為を重ねたためです。

JR亀戸駅前では無所属で立候補した乙武候補の選挙カーに車を横付けし、約50分間大音量で叫び、乙武氏らの演説がかき消されました。テレビでは、黒川代表が電話ボックスによじ登ったり、他候補の選挙カーを執拗に追いかけたりする映像も放映されました。

18日に警視庁から警告を受けましたが「選挙活動の一環」と正当化し、過激な行為をやめることがなく、速やかな摘発を求める声も上がったのですが、ある警視庁幹部は選挙結果への影響を避けるため「期間中は警告が限界。強制捜査に乗り出すなら終わってから」と話していたそうです。

家宅捜索に踏み切った今「選挙運動の自由は最大限求められるべきだが、何をやっても許されるわけではない」と強調し、徹底的に捜査する構えですが、家宅捜索を受けた黒川代表は「表現の自由の中で適法でやっている」とし、「家宅捜査だけなら今までのやり方でやる」と、7月の東京都知事選に出馬する構えを見せております。

自由を盾にとられ「選挙中は警告が限界」とは何とも不自由な法律だと感じ、これは「矛盾」と言えないかと考えながら、つばさの党の挑戦を矛としました。

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