私の70代

愈々90代に足を踏み入れ、人生の最終ラウンドに入った想いです。野菜作りとパソコンにも向き合っていきます。
 

唯一の友

2017年09月05日 | 老いの道

 斎藤 様

 
8月は御無礼をいたしました。お許しください。
  8月の初めに、女房が又歩けなくなってしまいました。翌日病院に連れていくに厚生病院にするか、近所のお医者さんにするか迷いましたが、近所の「ほしの医院」にしました。ここの先生は、昭和病院の外科部長をされた方で、定年後開院された方です。もう4回通院しましたが、ほしの医院へいって良かったと思っています。女房は、2~3日で元通り状態に戻りましたが、月に2回ほど通院しなければなりません。初めはタクシーをつかいましたが、2回ほど孫に連れていってもらいました。孫は「良いよ!」と云ってくれますが、なるべく自立して世話にならないように心がけます。子や孫が近くにいて、有難いと思っています。
  その、ほしの先生は初めてお会いする訳ですが、最初から私達夫婦に興味をもっていただいたようです。カルテから女房の年齢は解る訳で「ご主人ですね。何歳になられますか?」「もうすぐ90歳です!」「確りしてみえる。ボケて見えないし」私は付き添いで、ほんの短い会話しかしてないのに・・・介護師さんと二人で、手を叩いて褒めていただきました。お医者さんに褒めて戴いたのは初めてです。

 早速斉藤さんからお便りなどを頂き恐縮しております。有難うございました。女房にもみせましたが、感謝・感激しておりました。年上の斉藤さんから“いたわり”の声をかけて戴き涙が出るくらい嬉しいといっています。私がブログに投稿した、ダイヤモンド婚の写真をみて非常に喜んでいました。4年前の事で忘れてしまっていたようです。子供たちが祝ってくれて、京都に住む娘家族が知多の日間賀島に連れて行ってくれた時の写真です。結婚して64年になる訳です。まだしばらくは二人で行けそうだと思っています。

 8月の末から急に涼しくなり、秋らしい日が続くようになりました。盆過ぎの畑の方は、もっぱら草取りに専念しました。今年の夏は雨が多くて草の成長の早い事・・・、女房が「こんな暑いのに何故畑にいくの・・・」と云いましたが、午前中黙々と畑に出ました。吹き出すような汗でしたが、こまめに休憩をとり、熱中症にもかからずにきました。
 畑から帰ると、ズボンとシャツを水洗いし干し、シャワーをあびました。部屋に落ち着くと、牛乳に女房が作ってくれたニンニクのエキスを少しいれた、のみ物をコップ二杯を一気に飲みました。体はまだ熱くて、そこに冷えた牛乳を二杯飲むわけですから・・・、胃の中は混乱状態?、だから約一時間横になって、体が落ち着いてから食事をとるようにしました。それが良かったようで・・・風邪もひかずこの夏を乗り切れたと思っています。
  8月の末には、畑も綺麗になって種まきを始めました。9月の彼岸までに10種類余の野菜を順次蒔いていくつもりです。小松菜やほうれん草は3回ぐらいに分けて蒔いていきます。次男や三男それに孫たちが、お祖父ちゃんの野菜だと、待っていてくれるからです。勿論無理はしません。しかし 死ぬまで畑には出たいと思っています。勿論午後からはパソコンに向かって・・・、拙いそれに、最近とみにスラスラと書けない(難産型になった?)ブログも死ぬまで続けていけたら良いなーと念願しています。

 「縁は異なもの!」といいますが、斉藤さんとは全く異なご縁だと思っています。大野さんが、“太郎と花子”(住宅型有料老人モーム)に入居されて、約半年後お見舞いに上がるようになって、斉藤さんと知り合いになった訳ですから・・・。私は“縁は大事にしたい”と普段から思っていますが、誰とでも縁が結ばれるものではないようです。斉藤さんとは“馬”が合うという事ですかね。
 老後になってそんな縁からお知り合いになって、90代を一緒に生きていけることは、貴重・唯一のお友達だと思っています。2歳年上の斉藤さんが、写真・パソコンが出来て、且つ「書」の方も嗜まれており、色々学ぶものを持って見える方です。百歳と云いたいところですが、95歳を目標に一緒について行きますから宜しくお願いします。