どもっ! k-5610っす。

旧ブログ(釣って釣られて)

釣り好きオヤジが言いたい放題、独断と偏見で綴るひとり言でごぜーます。

柿食えば…

2011-12-14 07:21:09 | ひとりごと
娘の宿題(歴史レポート)の調べに付き合って、法隆寺へ…。


そういえば、子供の頃遠足で来たような気はするが、記憶に残っていないなぁ。




駐車場に車を停め、松並木の参道をくぐると、正面に南大門が見えてくる。








あい、いきなり国宝ですわ





で、落書きされるたびにニュースになる土塀…、はるか向こうまで続いていました


南大門をくぐり、境内へ…。





おっとその前に証拠写真をパチリ。



手入れの行き届いた境内には徐々に観光客が溢れて、後ろからは修学旅行の中学生が黒い塊になってやって来た。





  あ~

  うんっ





仁王像も、東大寺や薬師寺に比べて「武骨」で荒々しく、





有名な五重塔も建築様式は古く、垂木や肘木に彫刻は施されておらず、全体に「武骨」という印象を受ける。





境内の池のほとりには有名な「柿食えば、鐘が鳴るなり…」の石碑が…、


しかしこれには諸説あって、


鐘の音は「法起寺」のものだとか、そもそも単なる語呂合わせで「法隆寺」になったのだとか…、


ボランティアのガイドさんに付いてもらえば良かったんだけど、あいにく皆さん先客で埋まっていた。


  金堂と近藤


境内の仏像や、建物の中は撮影禁止になっており、残念ながら写真は無し。


祀られた仏像も鎌倉時代や、飛鳥時代、奈良時代のものなど多岐にわたり残されており、、


時代によって雰囲気や趣の違いが明確で、見ごたえがあるものが多く、


もちろん、聖徳太子にまつわるものもたくさん展示されている。


拝観料1,000円なりは高いと思ったけど、すべてを見て回って納得の金額だった。




その後、敷地続きのお隣の中宮寺へ…、





ここは、尼寺で「菩薩半跏像」(国宝)が有名なお寺、


 建物も植栽も「尼寺」の優しい雰囲気





菩薩様の正面に座り、向き合うと、何かを語りかけてくれそうな、なんでも聞いてくれそうな、


そんな優しさを感じる…。


誰も居ない静かな時にゆっくりと向き合うことが出来たら、何かを悟ることが出来るのかもしれない。



でも現実は、後ろからワーワーキャーキャーと、津波のように押し寄せる修学旅行生のおかげで、


「心静かに…」なんて事は全く出来なかった。




何故か紅葉する木が少なく、全体にモノトーンな色合いの中、


「黒鉄もち」の実と、この楓だけが赤く色づいていた…。