どもっ! k-5610っす。

旧ブログ(釣って釣られて)

釣り好きオヤジが言いたい放題、独断と偏見で綴るひとり言でごぜーます。

焦る!

2009-04-30 18:28:50 | 旧ブログ
ここにきて水温が一気に上がりだしたようだ。

おかげで、和歌山方面の船釣りは賑やかになって来た。

南へ下れば「カツオ」もお目見えしているし、田辺では早くもタチウオが始まった。

湯浅のアジも40cmが混じるようだし、イサキも上向き。

磯からのアオリや飲ませのヒラメもいい感じ…。


なのに・・・、ハァ、オイラは仕事…。

上棟式を8日に控え、基礎工事も大詰め。

上棟後は「マッハ」の勢いで工事しなければならず、しばらく遊んでいる場合ではない。

「釣り」を辛抱するなんてまっぴらご免だが、そうそう何度も釣りにも行けないだろう。

まわりが浮かれ気分のGWに、悩みは多く、尽きる事は無い。

冷蔵庫も空っぽ。

ふぅ、今日はちょっとブルーな気分…。 のんだくれてやる!

あぁ、2馬力

2009-04-29 07:39:07 | 旧ブログ
先日やっさんのブログに2馬力ボートの事が書いてあった。

オイラもコメントを付け、その後…。

先日も湾内で危険なボートを発見!

海上には信号が無い、お互いが法規を守らないととんでもない事故につながるのだ。

2馬力であれ何であれ、動力を付けて海上に出るのであれば、最低限の知識はつけて出てくるべきだと思う。

ちなみに、こんな条例があるのを皆さんはご存じだろうか?

******************************************************************

(三重県モーターボート及びヨット事故防止条例)

海女、海水浴者、漁船から200m、養殖施設、定置漁具から100mは航行禁止(5万円以下の罰金)

******************************************************************


簡単に言えば、2馬力に乗って礫浦や迫浦では釣りは出来ないという事。

三重県だけでなく、他にもある。


郷に入れば郷に従え。

飲んだら乗るな、飲むなら乗るな。

2馬力に乗るなと言っているのではない、最低の知識は勉強しないと自分が危ないよ!という事。

GW、五か所湾で2馬力ボートを楽しもうと思っている方、少しでいいから海上法規を覚えてください。

そしてライフジャケットを必ず着用してください。

もし、貴方達に何かあった時、オイラたちは助けに行くでしょう。

「海の仲間」だからです。

「仲間」と思えるような態度と行動を是非お願いしたいと思います。




さんづけ

2009-04-29 03:12:07 | 旧ブログ
「シャチョサーン、イイノアルヨ」、よく海外では声をかけられるオイラ。

仕事では滅多に言われることは無いし、言われたいとも思わない。

が、そんな事を言いたいのではない。

「さん」のつけ方なのだ、だいたい、社長にさんを付けるのはおかしいでしょ。

それと同じように、「船長」や「店長」にもつけるのはおかしい。

ここまでは当たり前の話。

問題はここから。

オイラ、地元では「○○ちゃん」と呼ばれている。

祭り関係の行事などではかなり年下の子達とも飲む機会があったりするのだが、

この時、この子たちは気を遣って「○○ちゃんさん」と呼んでくれる。

子供のころから知っている近しい子らは「○○ちゃん」とフツーだが、知り合ったばかりの近しくない年下の子は大抵こうなる。

実はオイラ、やっさんと知り合ったばかりの頃、「やっさんさん」と呼んでいた。

んなァこたあない!


釣り堀関係でもちゃんづけの人がいるが、どうだろう?

○○チャンさんとか言われてるんだろうか?


あっ、アグネスチャンちゃんもそうや!

むぅ~、何を今さら…、って話題になってしまった…。

でも、消すのもったいないからとりあえずUPしますだ。

前夜祭はたのし

2009-04-28 05:37:34 | 旧ブログ
準決勝前夜、伊勢から辨屋の大将と番頭さんが来てくれた。

勿論、辨屋代表を応援する為に…。

22日は放流祭で、1ヶ月で一番忙しい日、疲れもあるだろうと、電車で来て神戸で前泊する事になった。

オイラは午前中で仕事を終わる予定が、ずるずると16時頃までかかり、大慌て。

バタバタ準備して家を出た。

たまたま、やっさんが23日はオフらしいので「私設応援団」として拉致。

無理矢理「神戸前泊」に付き合って頂くことになった。

神戸と言えば「デイリースポーツ」、オイラのブログの師匠でもある芳賀さんも巻き込み、みんなで夕食会となった。

やっさん宅から上本町で辨屋の二人を乗せ、いざ出発!

芳賀さんに連絡し、中華街で待ち合わせる。

予定時刻に少し遅れて到着した。

せっかくだからと道で写真を撮っていたら芳賀さん登場。


あれ? 後ろに芳賀さんが…

ワイワイとお店の中へ…。

お得なコースを注文し、ガヤガヤとオッサン5人のお食事会。

オイラの「激励会」と思っていたのはオイラだけだったようで、何も激励される事もなく、楽しいうちにお開きになった。

飲んで喰って、満腹!

みんなご機嫌だ。

特にこのお方。

普段ならもう1件いこか?というところだが、明日の為にホテルに帰る事にした。




部屋に戻り、シャワーをしていると電話が鳴り…。

・・・・・・・・、
・・・・・・・・・・・・・、
・・・・、・・・・・。

・・・・・、・・・・・。

・・・・・・。

・・・・・。
・・・・・・・・。

・・・。
・・・・・・・、・・・・・・。
・・・・、うっ。

・・・・・、・・・・。
・・・・・・・・。
・・・、・・・。

・・・、・・。
・・・、・・・、あ~♪

・・・・。
・・・・・・。


ウォ~~ッ! あしたもがんばるぞ~~!


祝 1周年

2009-04-27 14:17:21 | 旧ブログ
え~、オイラのこのブログも1周年を迎える事ができました。

記事数も400を超えているという事に、自身驚いています。

ひとえに皆様方の温かいコメントやアクセスのおかげと感謝しております。

おかげさまで、最近ではアクセスランキングも順位が出る程度にまで成長しました。

これからもどうぞ御贔屓にお願いいたします。



戦いすんで・・・

2009-04-27 14:17:01 | 旧ブログ
終了のコールがかかると、みんなの顔がいっぺんに緩んだ。

ついさっきまでの顔とは全然違う。

親しみやすいいい人ばっかり。

そして皆が、「いいもん見せてもらいましたわ」と声をかけてくれる。

決勝で勝つこともうれしいだろうが、このそうそうたるメンバーにこう云う風に言われる事が嬉しかった。

ワイワイ話しながら片付けていると、水宝の荒木船長が「魚かけてから青言わなあかんぞ!」「ずっと見とったけどブリは惜しかったな!」とねぎらいに来てくれた。

まわりの応援団は、誰が通るかはだいたい予想しているようで、「あんたは大丈夫おめでとう」と言ってくれる。

隣の筏が気になったが、あんまり活性が上がらず、こちらの筏から7人くらい出そうだと言っていた。

で、表彰式。

1位、2位は水宝代表、2位は何と女性の中山さん。この女性、ビッグフィッシングでは有名人だ。

3位に隣で釣っていた紀州代表の谷口さん、オイラは4位だった。

辨屋からは7位に川村さん、浦部さんは前半の不調がひびき、順位圏外。

木村さんは同点10位の3名だったが、匹数で降格、惜しくも涙をのんだ。

じゃのひれさんからは景品や参加賞までいただき、感謝。


特別な雰囲気と、緊張。

予選とは比べ物にならない空気の張り。

本当に参加できてよかったし、勝ててよかった。

皆さんに感謝である。


帰りはスタジオに寄って阪神さんと今井さんに通過の報告。

決勝での宣戦布告をしておいた。

で、安陵さんにご褒美にサインと写真を撮ってもらった。 ラッキ~!

オンエアは5月14日、ぜひ見て頂戴ね。

時間よすすめ!

2009-04-26 19:42:05 | 旧ブログ
しばらく、行ったり来たりしているシマアジを狙っていたがいまいちはっきりしない。

このまま早く時間が過ぎればいいのに…。

そしたら、こんなにジリジリしなくて済むのに…と思っていた。


そのうちに右隣に鯛がヒット。

PEラインなので棚はすぐわかる、ハリスは1m位か。

ほんの1m隣で鯛が釣れたのだ。しかもタナもバレバレ。

この状況で狙わない手は無いし、うかうかしていられない。

餌は黄色っぽいのを付けている。

ならばと、甘エビでそろそろ落としてゆく。

予想のタナに落ち着くとすぐに、はっきりとしたアタリで鯛がかかった。

タモ入れをして筏に上げた瞬間、何かを吐き出した。

黄色いササミだ。これを見てつい、「黄色いササミ吐き出しましたわ~」と言ってしまった。

これを聞いた隣は「ええ情報ありがとう」と餌をチェンジ。

3連発で鯛を追加、オイラも負けずに3連発。

すると、大きく開いていた左側だったのに、オイラの竿先すぐ左にウキが並んでいた。(笑)


しばらく調子良かった足もともすっかりアタリが遠のき、またまた手詰まりに。

中央付近のやる気のなさそうなシマアジを狙い続けた。

そうこうしていると、ブリがシマアジを追いだした。

誰も何も気づいていない、チャンスと大きめのイワシを放り込むも反応なし。

シマアジサイズを追うのならとサンマをつけた。

周りの選手の皆さんからは「それはないやろ!」とか「何をすんねん!」とか色々な意見を頂いた。

オイラ、そこで黙ってしまうような大人しい性格ではないので、「これで釣れたらみんな次はサンマ買ってくるでしょ!」と。

腹の中では「今に見てみい!」てなもんである。

全員が見守る中、筏のど真ん中にサンマを入れる、底まで落とし一気に巻いてみるが反応なし。

もう一度やって、しばらく中層でつんつん誘っていた。

すると、ブリがやる気無さそうにやって来て「ばくばく」やりだした。

こっちの心臓も「バクバク」だ。

が、運の悪い事に、リールに糸が絡み巻けないようになっている。

「くっそー、こんな時に」と必死で修復するがブリが気になり手元がおぼつかない。

やむなく、手でラインを引き、合わせを入れた。

だが、これで釣れるほど甘くはない。

ただ救いなのは「針の感触なく」バレたのでブリはたぶん気付いていない。

まわりの皆さんにはしっかり気付かれたが…。

もう一度、サンマを付けて放り込む。

もう誰も「サンマなんて」という人はいない。

皆の注目の中、期待通りにまたブリがサンマを喰った。

「ガツン」と喰って泳ぐのではなく、もてあそんでいるような感じ。

なかなか食い込まない、しばらく待って、サンマ全部が口に入ったのを見て大きく合わせた。

「青です!」と渾身の力であわせを入れる。

すると、かかったはずの針が虚しく空を舞った。


2匹のサンマを使い果たし、猛烈な脱力感に襲われる。

残り時間はあとわずか、通過は間違いないだろうが、こんなばらしを連発したことが悔しい。


せめてあと1匹と最後のイワシと放り込んだとき、終了のコールがかかった。

いけるのか?

2009-04-26 11:48:18 | 旧ブログ
少し遅れて前半を終了し、場所移動。

筏は隣に変わるが、後半も同じ5番が釣り座。

また角の隅っこで状況的にはあまり変わらないだろう。

ただ、こちらの筏は少し深いと試合前に誰かが言っていた。

やっさんにも手伝ってもらい引っ越しするが、これが大変。

必死で釣っていたもんだから「散らかし放題」になっている。

わっせわっせと何度も往復し、やっとの思いで移動したと思ったら、「あと3分です」とアナウンス。

「キャ~~、仕掛けを変える暇が無いじゃない!」とにかく前半戦のハリスは全部交換したかったのだが、時間的に無理。

1本はやっさんにハリス交換をして貰って、あとの2本のハリス交換をする。

「始めてくださ~い!」 あら~、もう始まっちゃった。

でも、「慌てちゃダメ」と自分に言い聞かせる。

幸い、朝一のように一気に喰いは立たず、静かな立ち上がりだったので影響はナシ。

まだ、ツキは残っているようだ。

ラッキーな事に、後半は6番が空き番号で誰も居ない。

かなり広く場所を使えそうだ。

休憩中から青物の放流もしていたようで、気がつくとブリが放流されようとしていた。

午前中温存していたカツオのはらわたで、なんとか追加したい。

ここでブリを釣れば、通過はまず大丈夫だろう。

そんな事を思いながら、ブリの放流を見ていた。

辨屋で手伝っている時もそうだが、ブリは比較的喰いつきが良い魚で、放流後すぐに餌を食う事が多い。

じっとその時を待っていた。

すると、隣の紀州代表の方の竿がひん曲った。

間違いなくブリだろう。

ただ、この方の竿はせいぜい3号程度で、長さも3.6m位か?

ブリとやり取りするには少々貧弱な感じ、多分無理だろうとは思っていたが…。

悪い予想が当たってしまい、ブチッという音と共に終わってしまった。

やっと上がりかけた活性もこれで沈黙。

皆さんしばらく青狙いをしていたが、1位通過の水宝の方と、オイラの隣の谷口さん?が鯛狙いに切り替えた。

風が止み、水中が見え、ワラサやハマチに交じりシマアジが5匹ほど泳いでいる。

「TV的にはこれやな」と邪心が騒ぎ、エビ団子の素を付ける。

すい~~っとシマアジが泳いできて「ツン」とつつく、「ほれ!喰え!」

気持ちとは裏腹に1回キスしただけでどっかへ行ってしまった。

さて、どうする?

やる気無さそうに泳いでいる青物をしつこく狙うのか?

鯛狙いに切り替えるか?


隣の筏は、依然青物が沸いているようで、「青でーす」と声が聞こえてくる。

こちらの筏は、前半も全体に活性が低かったらしく、鯛も万遍なく釣れていたようだ。


一応、深さを調べるつもりで鯛仕掛けをおろしてみる。

餌はシラサ。

5mから少しづつ、ゆっくりと落としてゆく。

6m、もうすぐ7mという所で「ジッ」と糸がとまった。

スッと竿を止め、聞いてみる。

反応が無い、もう少し落とそうと竿を下げる。

…、糸が更ける。 ???、居喰い?

そーっと上げると底に引っ掛かった。

「誰や!こっちは深いなんて言うてたのは、隣と一緒やんか!」

ハリスを切り、仕掛けを変え、再度やってみる。

アタリなし。

相変わらず、青物とシマアジが見えるところを泳いでいる。

やる気は無さそうだが、とっても気になるのだ。

しかし、ここはもっと攻めた方がいいんじゃないのか?

午前中の釣り残しもあるだろうし、何より、「足もとに居ない」という根拠が何もない。

また、鯛をポツポツ釣れば午前中の貯金で何とかなるだろう。

そんな事を考えながらも、目の前のワラサやシマアジにちょっかいをかけていた。

今思うと、上げたり下げたり、中途半端な釣り方になっていたと思う。

でもそれ程に全体の活性が低かった。


パッチの1時間

2009-04-25 15:09:23 | 旧ブログ
青物を1本釣って、すっかり落ち着く事が出来た。

新しい餌につける前に、「おっと、きょうは大会だ!」と念には念を入れハリスを交換する。

交換する手元がしっかりしていたので、もう緊張は無くなったようだ。

その間に、何人かが青物狙いに切り替えたようで、イワシの切り身やカツオの身を餌にしている。

ただ、全員ウキ釣りなので、放り込んだらそれっきり。

オイラは軽い錘で、ゆらゆら落としてゆく。

皆の餌を確認し、次はきびなごQにつけかえた。

一旦スイッチが入ったんなら、喰い込みやすい餌の方が断然有利。

3m付近まで落ちたところで、ワラサが一気に喰いついた。

「青で~す!」

もう、余裕。 

余裕どころか、早くも「調子にのっちゃってます!」てな感じ。

「ハリス変えとってよかった~」と自分を褒めたり、まわりの参加者の方とも話しながらのやりとりで、2本目を確保。


これで、青物に完全にスイッチが入ったようで、いけすの中でガンガン走り回っている。

そんな状態を皆が見逃すはずもなく、ほぼ全員が青物狙いになった。

お祭り状態で、誰彼なしに喰い付いて「青物コール」がかかるが、オイラ同様、1匹目のプレッシャーで、バラシが目立つ。

それでも活性が下がることなく、仕掛けを入れる暇が無い位になって来た。

すると、そのうち誰かが「追い喰い」らしき喰わせ方をした。

一応、スタッフが竿を上げるように呼びかけているが、ラッシュになり曖昧になって来ていたようだ。

はっきりと見たわけではないし、偶然かもしれないので特に何も言わなかったが、皆気持ちは同じ。

「釣りたい」のだ、そして悪行の蔓延は驚くほど早い。

一気に無法地帯になった。

2本続けて上がった後は、ルールを守っているのは約半分。

たまらず、審査委員長にクレームをつけた。

もちろん、同じ筏全員に聞こえるように言ったつもりである。

当然、皆知らんぷりしていたが。

大会でルールがある以上、守るのは当たり前。

ただ、「勝ちたい」気持ちでこうなる事は始めから予想できる、「守らせる」のが主催者側の責任だと思う。

審査員の森永さんには悪いがかなり強い口調で言わせてもらった。

どさくさで釣った青物で3点貰う人もいれば、その点数の為に泣く人もいるのだから…。

そんな、筏の外のバトルもありながらも、3本目。

これで9点、そこそこ戦えるであろう点数にはなったが、青物ラッシュで他の人も釣っている。

本当に冷静で、戦い慣れていたなら、他のメンバーの点数も計算できるのかもわからないが、あいにくオイラはそんなに出来が良くない。

残り10分のコールがあった頃、なんとなく落ち着いた筏の状態になり、また鯛狙いに戻す人も出てきた。

オイラもイワシやQで狙うがいまいち反応が無い。

風も少し出てきて、水中の様子も見えない。

いつもならここで鯛狙いに切り替えるのかもしれないが、今日の足元には「居ない」のだ。

クーラーを覗き、朝からまだ使っていない餌を選んだ。

錘もはずし、ノーシンカーで落としていく。

すると、ラインが走り出した。

オマツリが嫌だったので合わせる前に「青物コール」。

しっかりかけてやり取り開始、2.3回潜られたところで前半終了の合図があり、「やり取り中の魚はOKですよ」とご丁寧に連絡してくれた。

皆さんに一応お詫びをして、よく肥えたワラサを上げ4本目。

タモに入れた瞬間、オイラの前半は終了した。

必死の1時間

2009-04-25 00:18:48 | 旧ブログ
「もうアカン」と試合を棄てるには早すぎる。

前回、予選で1点差で敗退し、さんざん悔しい思いをした。

「たった1点、されど1点」これを繰り返し考えてきた。

補欠であっても準決勝に進めた幸運をこんな所で無駄にするわけにはいかない。

「まだまだ、時間は十分あるで!」と立ち入り禁止なのになぜかやっさんが近くにいた。


切れたハリスをチェックし、針を結びながら気持ちを落ち着かせる。

2回大きく深呼吸し、「さあ!」と気合を入れ直す。

一旦終わった大会だ、「ダメもと」と思えば気が楽になる。

餌を考えながら周りを見回してみる。

依然海側では鯛のアタリがあるようで、左隣を除いては全員鯛狙いを続けている。

となりはキビナゴか何かの小さい餌。

多分、活性は下がってしまっただろうが、オイラには青狙い以外勝つ方法は無い。

もう一度大きめのイワシで底付近から誘いをかける。

…、反応なし。

少しだけ日が当たり、水中の様子が見えた。

「いる!」イワシの周りをぐるぐる回っている。

やる気はなさそうだが明らかにイワシを認識している。

それならと魚かしの「鰯Q」をつけて放り込む。

すると明らかに先程とは反応が変わってきた。

えらを大きく開いたり、急に泳ぐスピードを上げたりと、スイッチが入りかけている。

「もう一息!」

ただ、この状況は周りの選手には解っているのだろうか?

わざと平静を装い、出来るだけ「必死」なのを隠す。

どうやら、皆さん自分との戦いに必死でオイラの行動には気付いていないようだ。

気づきながらも「青はまだ喰わんやろ!」と思っていたのかもしれない。

オイラがゴソゴソやっている時にも何人かが青狙いで切り身を付けたりはしていたが、すぐに鯛狙いに戻している。

スイッチが入りかけているのならと、錘を5号から1号に変える。

もう一度「鰯Q」を付け、ゆらりゆらりとゆっくり落としていく。

すると、ハマチクラスが突進してきた。

餌の直前で身をひるがえし、また潜ってゆく。

そしてそこから2回目の突進!、と思った時にはさっきよりずいぶん大きい奴が餌を咥えて頭を振った。

「やった!」と思う前に「もう失敗できない」という強迫観念に襲われる。

「あおです」精一杯落ち着いた声で言ったつもりだが、上ずっていたかもしれない。

サイズは先ほど切られたやつより一回り大きいようだ。

ハマチもワラサも同じ3点なので、ちっちゃい方が助かるんだけど…。

「またかいな~」、「竿あげてくださ~~い」、いろんな声がかかる中で

「今度は落ち着いて獲れよ!」と聞きなれた声。

ふと見ると、応援団とギャラリー、カメラマンや沢山の人。

さっきと同じ状況なのだろうが、今回はみんなの顔がはっきり見えた。

カメラの安彦さんも、戦闘態勢。

そして、さっきとは違い周りの声も良く聞こえる。

「またバラすんとちゃうか?」とか、およそ応援とは思えない言葉がよ~~く聞こえた。

応援団に軽口で返し、タモ入れのスタンバイに来てくれたスタッフの藤本さんと話していると、気付かぬうちにプレッシャーから逃れられたようだ。

やや慎重にやり取りし、タモに収まったのは4kgほどのカンパチ。

針を外し、尻尾を掴み、スカリに入れようとするが、頭を振り、なかなか入ろうとしない、そのたびにギャラリーから声が上がっていた。


悪夢のような30分

2009-04-24 06:03:30 | 旧ブログ
「それでは大会を始めま~す!」の声でついに始まった準決勝大会。

H筏の5番(角)が釣り座で、他の人から言わせると「まずまず」の釣り座らしい。

開始前にタナも取り、準備万端。 仕掛けを送り込んでゆく。

・・・・。

「ビシッ」と合わせの音。 海側一面の参加者の竿が一斉に曲がっている。

やや小ぶりの鯛だが、喰いつきはいい様子。

オイラの左となりはじゃのひれの代表、その隣が紀州代表。一つ空きで角をはさんでまた紀州の代表。

この二人が入れ喰いになっている。

オイラはというと、角の釣り座で両隣から浮き仕掛けが出ており、竿を出せる状態に無い。

手前のネット際を釣るしかない。

それでも、両隣が竿を上げた瞬間に、少しづつ陣地を広げていった。

いくら陣地が広がっても、何をしてもアタリが無い。

上から下まで、あらゆることをして鯛を狙うが、反応なし。

隣のじゃのひれ代表の方も、「こんなんはじめてや」と焦っている様子。

その間にも、紀州代表は7匹は上げている。

隣の筏では、川村さん、木村さんがぼちぼち竿を曲げているようだが、こっちはサッパリ。

ひとつ離れて右側の浦部さんもアタリを出せずに、手詰まり状態。

向こうの方にいる「大応援団」の視線が痛い。

完全に手詰まりなのだ。

ここは水深が6.5mくらいしかなく、5mまでは視認できる。

そこから下の1.5mに魚がいないのだ。


すでにトップは7点か8点稼いでいる。

このペースだと25点が優勝争いになりそうだ。

ここでオイラの目標を20点に変更、最初は15点でいいと思っていたのだ。

足元に鯛がいないならやることは一つしかない。

その時、中央付近で一瞬「キラッ」と青物がひらをうつのが見えた。

幸い、皆はまだ鯛を狙っているので、浮き仕掛けが多いわりに中央が広く開いている。

「チャンス!」と大きめのイワシを放り込んだ。

そこまで落とし、一気に引き上げる。

「ドン!」と確かなアタリで一気に竿がしなる。

狙い通り、ワラサ?ハマチ?というサイズが喰って来た。

道糸は7号、ハリス6号。

よほど強引にやらない限り切られるような仕掛けではない。

「青です!」と宣言、ほぼ全員が竿を上げる。

あえて書くが、「ほぼ全員」が竿を上げた。

ルールは皆さんご存じの通り。

隣にはじゃのひれのスタッフがタモ入れに来てくれた。

はじめは、魚だけに神経が行っていたが、ふと皆の視線が気になった。

選手の皆さんの刺さるような視線、応援団の視線。

なにより、会場が「シーン」と静まり返っている。

これを感じてからはもうダメ。

何か「迫られる」ような気がして気づかぬうちにかなり強引なやりとりになっていた。

ガイドに擦れる糸の音で「あかん!もっと慎重に!」と思い直し、ドラグに手をかけた瞬間、ハリスがとんだ。

せっかく掴みかけたチャンスを自ら逃がしてしまった。

一瞬、ほんの一瞬だが「もうアカン」と本気で思った。

まずはお礼を…。

2009-04-23 20:32:15 | 旧ブログ
皆さまの応援のおかげで決勝戦進出できる事になりました。

ありがとうございます。

本日ご一緒していただいた皆さん、ありがとうございました。

参加費も免除して頂いたうえ、多くの放流をしてくれたじゃのひれの皆さん、ありがとう。

餌をもって夜通し走ってきてくれた「魚かし」の牧野さん、ありがとう。

お気に入りのスカリを送ってくれたワンコおやじ、ありがとう。

かっくいいジャンパーや帽子と応援に来てくれた辨屋大将、ありがとう。

貴重な休みを、2日間も付き合ってくれたやっさん、ありがとう。

とにかく、皆さんに感謝です。

彼が来ちゃった!

2009-04-22 12:02:35 | 旧ブログ
突然、娘の彼が家に来た!

それも、泊ることになっているそうな…。

東京出張から帰って来て酔っぱらっている時にオイラがOKしたらしい。

そんなんま~~ったく記憶にないけど…。

お付き合いしているのは知っていたが、いきなり泊まりに来るとは…、敵もやりおる。

で、面接。

とにかく、きっちりしていて歯切れも良く、好青年。

オイラの娘の目もなかなかのもんだ、奈良有数の野球強豪校で野球部。

寮に入り、合宿生活を送っているらしい。


練習があるから、と6時の電車で戻って行った。


マコ!いつでもおいで、おっちゃんは君を気に入った!


でもねぇ、娘は簡単にやるわけにはいかんのだ!

基礎工事

2009-04-21 18:27:44 | 旧ブログ
嫁さんの実家の工事、基礎工事も中盤戦。

土曜日に地中梁の生コンを打った。

来週、ベースと基礎を立ち上げて基礎は終了。

いよいよ立て方が始まる。

解体からここまでで既に3か月、紆余曲折がありながらも進んでいる。

家屋竣工は7月中旬の予定。

基礎工事までは業者さんに完全委託だが、こっからはオイラ自身が現場に入る。

生涯補償でアフターメンテナンスしなければならない物件なのでしっかりしないとね。


外構工事や庭は後回しなので、完全竣工は年内に出来るかどうか…。

なんせ、外回りは「家が出来てから考える」らしいのだ。

「我儘全部引き受けます!」がスローガンなのですべて施主のいうがまま。

おいら達には毎日の事でも施主にとっては一生に一度か二度の大仕事、どんな我儘でもやれる方向で考えるのは当然。

なので、いっつも工事は遅れ気味、それでも不思議とクレームにはならない。

いいお客さんに助けられ、業者さんに助けられ、なんとか細々とやっていけている。

リフォームで、我儘が言えずお困りの方、連絡お待ちしております。


がはは! 本業の宣伝したった!

肩慣らし

2009-04-20 22:44:13 | 旧ブログ
大会に向けての肩慣らしに出かけた。

もち、辨屋。

朝は事務所でゆっくりして、1回目の放流が終わった頃に大将に筏まで送ってもらった。

11名がすでに釣りをしているので、オイラの釣り座は一人分空いている西側の真ん中。

放流直後というのに、ポツポツとしか釣れていない様子。


今日は大会のシュミレーションなので、わざと遅れて、空いている場所に入り、嵐のように釣りまくり、さっそうと早上がりするのが目標。

アラームをセットし、前半90分、後半90分に分けて釣ってみた。

で、結果。

鯛14、ヒラマサ1。

なんとかいけるかな~?という感触は掴めたと思う。

意外な所でブログ見てますよって言ってもらったり、気分良く釣行できた。

やったるで~~! なんてね。