と、言うことで、丸松カワハギGPからここへつながるのであります。
はい~、ピンクおじさんの無謀な挑戦シリーズ第1弾、
DKO参戦してきました。
DKOてダイワカワハギオープンのことですよ、知ってますよね。
全国のカワハギマニアが頂点を目指すこの大会は、カワハギ師のいわば登竜門、
ここで勝つ事は絶対無理だけど、自分の実力がどんなもんか知りたくていっちょ出てみるかとなった訳であります。
「おまいらみて~なひよっこのくるところじゃねえっ!」って受付で言われるんじゃないかとドキドキしながら、
参加費9000円を払うと、「これお土産です」って帽子とステッカーをくれた。
ひょっとして門前払い? 「これ持ってとっととけぇ~りな!」ってことなの?
いえいえそんな事はありません、その後で船と釣り座の抽選がありまして、
僕が引いたのは「充丸B-2」、変態若船長に聞くとまずまずの席で、いい船に当たったようです。
で、日頃から被り慣れた帽子で行こうとしたら、
「あ、それあかんで、さっきもらった帽子かぶって出なアカンねん」だって。
残念でした…
で、開会式という名のグダグダした時間がしばらく続いて、(笑)
指定の船に乗り込み、指定の釣り座について釣りの準備。
こないだのMKGP(丸松カワハギグランプリ)同様、誰もしゃべらんのかと思いきや、
舳側の方が喋る喋る、友人も多く乗っているみたいで、あっちでしゃべりこっちで喋りと忙しい。(笑)
大会常連さんも結構いるみたいで、誰ひとり知り合いのいない僕のアウェー感は倍増。
ま、何処へ行ってもやることは同じなので黙々と準備をして、
エサのアサリを海水で洗い、針をセット、仕掛けもオモリも大会用に新調し、
準備万端整ったところで、コーシータイム♪
「国崎はモーニングラッシュがあるかもよ」と聞いていたので準備だけは念を入れてチェックした。
しばらく走ってポイントに着いたらしく、軽く旋回したと思ったら
「はい始めて下さい!」と、なんともいきなりの開始にビックリしながらも仕掛けを落として…、
「え~~~っ、深っかいな~」の42m。
着底して糸ふけをとると、いきなりのガガガガガッで巻きバラシ…。
アタリの大きさと、かけてからの引きの強さはハンパじゃない。
明石でワッペン慣れした僕にはちょっとびっくりするほど衝撃的な強さ…。
両隣りはしっかりキープ。
2投目は着底後すぐの叩きの最中にゴゴゴゴンと乗ってきて、
普段の調子でゴリ巻きし過ぎで10mほど浮いたところでバラシ…。
両隣りはしっかりキープ。
3投目もかけてすぐバラシ…、
両隣りはキープ。
この時の焦りはちょっと言葉では言えませんわ、
それまでは平常心だったけれども、ここへきてアサリをつける手が震えてきて、
「とにかく1匹」、と思って仕掛けを入れる。
着底、叩き、誘い上げて~ゼロテンで、よしっ!
あとはやり取りだけ、落ち着いてふつーにやればいいねんと言い聞かせて、
やっとのことで1匹目。
ここですでに右側の人5匹、左の人4匹…。
まあしゃーないわね、もともと勝てる戦じゃないもんね…。
1匹釣れたのと、両隣りと差がついたので落ち着きは取り戻したみたいで、
何とかやれそうではあるけど、
波高2m近くあって、水深が40m以上あって、おまけにカワハギが見たこと無いくらい大きくて…、
よくよく考えてみると、まるで初めての状況なんだからしょうがない。(笑)
風が強くて、バッカンのふたがバタバタするのが気になって、
閉めようとした時にちょうど錘が着底、一瞬ではあるけど糸がダラダラ出てしまって、
巻き上げようとするとガツガツあたって…、
しかもこの感触はまさかのダブル?
ゆっくり慎重に巻き上げるとムフフ♪、やっぱりダブル~♪♪
「おっと、無理に誘うよりゆったり這わせた方がいいのかしら?」
そんな事を思って、仕掛けを落とし、叩かずにゼロからマイナスへ…、
ククッ、ゴゴゴン!
きゃっほ~、思った通りやん♪
これで連続2匹追加、合計5匹。
両隣りは手詰まり状態に突入したみたいで、一気に追いついた。
それからしばらく僕の一人旅…、リリースサイズを含めて一気に8枚。
ちょっと、いけるんとちゃうのん?
ただし、両隣りしか見えていないし、左隣のよくしゃべるおじさんの情報では、
左舷側は入れ食いでどんどん数を伸ばしているらしいので、やっぱり無理みたい…。(笑)
1時間もたたないうちに喰いは止んで、その後は全体にサッパリ。
明らかにベラのアタリや、トラギスのアタリが増え、それをかわすと何の音沙汰も無くなる。
波はどんどん高くなり、うねりを伴うようになってきて、
リールをフリーにしないと錘を底に置いたままに出来なくなるほど。
たまにアタリが出てもうねりで船が浮き上がり、思うように仕掛けをコントロールできないので、
せっかくのアタリも消えてしまうし、こんな難しい状況で釣りしたことないがな~。
突然、荒い根の上に乗ってしまい、根掛かりがあったりもするし…。
「明石のカワハギって温室なのね…」としみじみ思うのでありました。
そんな状況で数を伸ばせないままジリジリとしていても、他の人はポツリ、ポツリと数を伸ばして、
あと1時間となったところで、ダメもとで仕掛けを大きく這わせてみると、コツコツとアタリ。
チョンと動かして糸を送ると、やっと乗ってくれました。
なんと2時間以上ぶりのカワハギちゃん。
これはマジで嬉しかった。
もういっちょ!と調子に乗ってやってみたら、きっちり根がかり…。
針全部をロストしたところで、フック系の針に換え、誘いまくる作戦に出たが…、
チ~~ン。
終了~~~!
僕の初DKOはTKOで終了したのでありました。
港に帰っての表彰式では、21匹が優勝という低活性だったらしく、
8位入賞のボーダーが13匹、
「たら」や「れば」はみっともないけど、朝の4連発のバラシが無ければと思うと悔しさが残る。
全体釣果から見れば中くらいのところに入れたみたいだし、
なによりも、この後やらなければいけない事がたくさん見えたのが大きな収穫。
こうやってどんどんハマって行くんやろな~。
ピンクおじさんの無謀な挑戦第2弾は「K-1グランプリ」、
12月8日、同じく国崎で行われるので、次は気合入れて頑張るのであります。