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児童文学作家 加藤純子のblog
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ユヴァル・ノア・ハラリ

2025年03月23日 | Weblog
        

          

世界を代表する“知の巨人”として、その著作や発言が世界から注目されている歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリの新刊『Nexus』が、河出書房新社から、翻訳出版されることが決まったそうです。

河出書房新社のサイトには、こうあります。

世界著作発行累計4500万部突破のユヴァル・ノア・ハラリ。
6年ぶりの大型最新作、刊行決定!
石器時代からAI時代までの「情報」の人類史
激動の時代に立ち向かうための、ハラリの新たなる挑戦!
「歴史上AIはいなかった」

歴史学者ハラリ氏が語るAIの危険性 「人類のための“処方箋”」

トランプは教育省を解体すると、大統領令に署名しました。
政府組織改革を目指す構想の一環です。

教育省は議会によって創設された組織で、数百万人の生徒や学生に影響を及ぼす巨額の予算など広範囲の責務を担っています。

トランプは「われわれは廃止する。それが正しいことは誰もが知っている」と表明。
「子どもたちに、教育を受けさせなければならないが、この国の教育分野はうまくいっていない。長い間だ」と語りました。 

トランプ氏は、教育の成果向上につながるとして州に教育省の機能を移管する考えを示し、一部プログラムを他の連邦政府機関に移管することを提案しています。
「これまでの教育は、リベラルすぎた。だからアメリカの子どもの学力は上がらず、世界的にも最低レベル」と。

教育がリベラルか、コンサヴァティブかなどは、基礎教育を受けた上で、子ども同士がディベートなどをしながら、思考を鍛え上げ選択するものです。

基本的な、いわゆる「読み書き計算」の中に、どうリベラルが入るというのでしょう。

それを、AIを使って扇動したのは、イーロン・マスク。
イーロン・マスクのトランプの閣内での力はどんどん大きくなっているようです。

彼はAIから、「無駄は何か」を選び取り、カットする方向性を出すそうです。

ユヴァル・ノア・ハラリ氏が発言します。
「人間は、コミケーションを取り合えるから人間なんだ。AIは集計したデータから、希望した回答を打ち出すだけ」

教育は、リベラルか、コンサヴァティブか。
多様性は、人ととして間違っているのか。

そうした根源的な人間の「生きる権利」を、トランプは分断しようとします。

今度は「教育省」。
他国とはいえ、トランプの荒唐無稽な発言には、いい加減、うんざりします。

これまで地政学的にも、お隣同士で親密だった「カナダ」でさえ、新・旧大統領はトランプ政権と距離を置こうとしています。
「アメリカの何番目の州」とあんな国土も資源もある、カナダという国を、国として認めることもできず、侮蔑した発言をしたトランプを許せないのです。

数年後アメリカは、そこで育つ、子どもたちも、経済も、独裁者たちに、ボロボロにされ、その時初めて、アメリカのトランプ支持者たちは思うでしょう。
すでにコロンビア大学などは、自ら自主規制を始めたり、言論の自由が奪われつつあります。
この調子で進んで行ったら、「思想統一」のアメリカは、中国と同じように「何もいえない国」になりそうな勢いです。

「我々はトランプと、それを支持する陰謀論者たちに、人との関係も、とことん分断され、切り離されていった。この間まで仲良くしていた、お隣さんとも、口も聞かなくなった。さまざまなフェイクニュースを、流すだけ、流され続け、それにすっかり騙されてきた」と。

その時、やっと、人間としての知性が覚醒するのでしょう。

私も、しっかりと、5月に翻訳出版される『Nexus』上下巻を読まなくてはと思っています。
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