20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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お炬燵

2012年10月25日 | Weblog
            
 
 とうとうお炬燵を出してしまいました。
 去年から、寒くなるとサロンに丸いお炬燵を出しているのです。

 朝、ここに足をいれるとほっとします。
 ああ、もうこんな季節になったんだわと、なんだか心が少しだけさびしくなります。

 下はホットカーペット。
 寒い冬には、ホットカーペットをつけ、お炬燵にまるまっていると、あったかくて心までほこほこしてきます。
 
 6才か7才だった、雪の日。
 寝っ転がって、空を見上げたことがあります。
 あとからあとから落ちてくるもわっとした白い固まりを、飽きずにずっと眺めていた光景を、こんな年になっても鮮明に覚えています。そばで、祖母が母を叱りつけていました。
 あの日も、あったかいお炬燵にくるまっていました。
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2 コメント

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炬燵の季節がやってきたー! (りょう)
2012-10-25 11:57:37
やっ、炬燵人間の僕には、
よーく分かる感覚です。
とにかく、転寝が最高ですよね(笑)

お母様の気持ちを慮りながら見上げた空。
心の隙間を埋めるように降るボタン雪。
なんとも詩情を誘う風景です。
炬燵の温かさ、身に沁みます。
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Unknown (加藤純子)
2012-10-25 17:24:37
りょうさん

りょうさんもお炬燵派ですか。
馴染むと、ほんとうにいいですよね。

小さいころの光景は、もっともっとたくさん、胸に秘めています。
人の気持ちに敏感になりながら、大人になっていったという体験は、物を書くようになって、逆にとてもありがたく感じています。
なにもなく、ただ幸せなままでしたら、きっと書く仕事は、選択肢に入らなかったかもしれません。
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