20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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七夕の月

2011年07月08日 | Weblog
              

 夕べは七夕でした。
 けれどあいにく、空には黒雲がたちこめ、天の川が見えませんでした。

 夜景の撮し方をまだ不勉強のため出来なくて、雲間に小さく見える朧月を撮したかったのですが、小さな星みたいになってしまいました。
 でも七夕というと部屋の明かりを落とし、つい空を見上げたくなってしまいます。

 私のふるさと秩父では七夕は8月7日でしたが、我が家の近くの都内で有名な商店街も、なぜか七夕飾りは8月7日に飾られます。
 秩父では、「酒まんじゅう」のことを「すまんじゅう」と呼びます。
(この「すまんじゅう」命名の由来については、大人になって姉弟で論議を呼びましたが、結論は未だ出ておりません)
 
 七夕にはその「すまんじゅう」を食べながら短冊に願い事を書いたものです。
 甘党の私の父など、短冊にこんなことを書いていました。
「七夕やよく来てくれたすまんじゅう」
 いま考えると意味不明の句で、あれは父の、お茶目ごころだったのかもしれないと思います。
 
 こちらに引っ越してきてからは、8月7日には必ずその商店街へ出かけ、子ども時代を思い出しながら、なつかしい気持ちで七夕飾りの下を歩くのが夏の楽しみのひとつになっています。
「すまんじゅう」を頭に浮かべながら・・・。
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