20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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料理人揃い

2010年01月28日 | Weblog
 過日、こちらのblogで「夏みかんかしら?」とご紹介した写真。
 やはり夏みかんでした。

 暮れに仕事仲間の水質調査隊で忘年会をやったとき、檸檬のかわりに出て来たのが、この夏みかんだったのです。
「檸檬より酸味がマイルドで、お料理に合うと思ったので,家の庭から取ってきました」と、料理人のC社の元編集長Oさん。
 久しぶりに夏みかんの木のある道を通りかかり、ふとその言葉を思い出しました。

 そのお店というのは、C社の元編集長Oさんが、ひとりで腕をふるっているこぢんまりとした、大塚にある割烹料理のお店です。
 彼は編集者をおやめになって、料理人になられたのです。
「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、Oさんが作ってくださったお料理はどれもとてもおいしく、玄人はだしです。
 いえ、もう玄人です。
 在職中からお料理を作るのがお好きで、それがそのまま、お仕事になってしまったそうです。
 時折ビールを口に含ませながら、ご自分で書かれたお品書きのお料理を、手際よく作って並べてくださる様子は、見事としか言い様がありません。

 同席していたお仲間、I書店のT編集長も「いま、手作りの味噌を作ってるんだよ」と、蕎麦打ちからお味噌作りまで、玄人はだしの腕前をしていらっしゃいます。
 同じくF書店の元編集部長のYさんもお料理上手。何度かご馳走になりましたが、手際よくオリジナルなとってもおいしいお料理をぱっぱと作ってくださいます。
 画家のNさんもお料理上手。お正月の黒豆の、豆への熱いこだわりなどを聞いていると唸ってしまいそうです。
 私のまわりには、そんな男性料理人が揃っています。(コメント欄でお馴染みの、のりおさんも餃子がプロ級の腕前でした)
 
 そして皆さん、お料理の微細にこだわる、念の入れよう。
 オトコの料理といいますが、彼らのお料理は一様にダイナミックで、それでいて繊細です。
(Oさんの焼き野菜の黒酢あんかけ、真似したいくらいすごくおいしかったです!)
 日常、お料理作りの延長線上にいるオンナたちの料理はまずは堅実性です。しかしオトコのお料理にはどことなくロマンがあります。
 それは、非日常から生まれる想像力だからなのかも知れません。
コメント (4)
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