昨日の市民講座「能の仕組みと魅力を知る」はそれなりに面白かった。能は室町時代に大成され600年の歴史を持つ最古の演劇、歌舞伎より200年も古いとのこと。演じられる品目は約240曲、基本的には15世紀までに作られた作品を繰返し上演し120曲ほどが定番である。題材は「源氏物語」「伊勢物語」「平家物語」などに依るものが多く、他には「霊」とか別離した親子、夫婦、武士などの現実の人間を扱うもの、草花の精や神、鬼、天狗など想像上のものもある。
演じるパートは「シテ(主役)」「ワキ」「ツレ」「地謡」「囃子」「アイ」と決まっており何とか流というのはこのパートによって決っている。有名な観世流とか喜多流はシテ方の一部である。能で不思議に思っていたのは歌舞伎と異なり全ての動作(所作)がスローモーションのようにゆっくりなのか。講師によると、無駄な動きを可能な限り排除し極度の省略を行っているのでああなったとのこと。姿勢(カマエ)や歩き方(ハコビ)は決められておりあのゆっくりした動作の中に観る者は物語を想像していくとのことである。普通のスピードで演じたら5分くらいで終わってしまいウ―ウー唸っているよな謡や演奏である笛、鼓、太鼓などの楽器もついて行けないだろう。演劇も極力省略してシンプルにして行くとこうなるのかと感心した。大勢の若者が歌い踊る現在の芸能など何年引き継がれてどのようになって行くのか。少しだけ教養が身に付いたような気がした。ちょっと残念なことは講師の方(女性)の説明がかん高い声で早口、まるでTVの通販番組の司会者のようで聞き取り難かったことだ。能研究学者と言いながらあまり能には影響されていないと思った。
さて一応教養は少し身に付いたが次は栄養である。10月は値上げラッシュで6500品目もが対象となるとのこと。主に食品類だが確かにコンビニでも同じような物を買っているが少しだけ高くなったような気がする。単品では10円とかでも全体では値上げが感じられる。年金生活者だから無駄なものは可能な限り排除し極度の省略を行っているが教養で腹は膨れないことを知る秋でもある。
演じるパートは「シテ(主役)」「ワキ」「ツレ」「地謡」「囃子」「アイ」と決まっており何とか流というのはこのパートによって決っている。有名な観世流とか喜多流はシテ方の一部である。能で不思議に思っていたのは歌舞伎と異なり全ての動作(所作)がスローモーションのようにゆっくりなのか。講師によると、無駄な動きを可能な限り排除し極度の省略を行っているのでああなったとのこと。姿勢(カマエ)や歩き方(ハコビ)は決められておりあのゆっくりした動作の中に観る者は物語を想像していくとのことである。普通のスピードで演じたら5分くらいで終わってしまいウ―ウー唸っているよな謡や演奏である笛、鼓、太鼓などの楽器もついて行けないだろう。演劇も極力省略してシンプルにして行くとこうなるのかと感心した。大勢の若者が歌い踊る現在の芸能など何年引き継がれてどのようになって行くのか。少しだけ教養が身に付いたような気がした。ちょっと残念なことは講師の方(女性)の説明がかん高い声で早口、まるでTVの通販番組の司会者のようで聞き取り難かったことだ。能研究学者と言いながらあまり能には影響されていないと思った。
さて一応教養は少し身に付いたが次は栄養である。10月は値上げラッシュで6500品目もが対象となるとのこと。主に食品類だが確かにコンビニでも同じような物を買っているが少しだけ高くなったような気がする。単品では10円とかでも全体では値上げが感じられる。年金生活者だから無駄なものは可能な限り排除し極度の省略を行っているが教養で腹は膨れないことを知る秋でもある。