太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

悲惨な写真

2021-08-18 09:58:34 | 日記
 火曜日は事情があって家のガレージを空けなければならない。天気が良ければ釣りにでも出かけるのだが生憎昨日は雨が降ったり止んだりの天気だった。近くの運動公園に駐車場が沢山あるので出掛けた。時々行くのだが時間つぶしに文庫本を持って出かける。立派な野球場があるので試合があれば観戦する。社会人チームがやっている場合があり、レベルも相当高い。昨日は陸上競技場から歓声が聞こえるのでそちらに行って見た。リニューアルしたばかりで400mトラックも美しく正面には立派な観覧席もある。コロナのせいか観覧席には入れなかったので外周の金網越しに見ると近隣の高校生が集まっている。記録会か何かの予選か。特に100mとか200mは計時もよく出来ており直ぐにタイムが放送される。森に囲まれた運動公園なので景色も素晴らしい。自身は特に走りが苦手で運動会は嫌だったが他人でも速い人を観るのは気分爽快である。コロナで大声援は禁じられているのか各校のテントは比較的静かである。可哀そうなのは甲子園である。激戦の地方大会を勝ち抜いてきたのにコロナ陽性者が出て2チームが出場辞退することになった。試合の方も雨天での中止が6日もありこのままでは夏休みギリギリまでかかる。何もかも新しい経験で大変だろうが人生で一番元気な高校生が元気を無くしたらもうおしまいである。初老も静かに声援を送る。
 スポーツができている間はまだ最悪の事態にはなっていない。ネットニュースにアフガニスタンのカブール空港で撤退する米軍の飛行機にしがみ付く大勢の市民が映し出された。乗り込むこともぶら下がって脱出することも不可能だろうに何と言う混乱かと思った。その後空軍の輸送機内に640人ものアフガン人がひしめき合って乗っている写真があった。米当局が脱出を認めたアフガン人だという。思い出すのはキリング・フィールドという映画である。ポルポト政権下、勢力を増して来たクメール・ルージュの虐殺から逃れて国外脱出を図る米人ジャーナリストとカンボジア人通訳の友情を描いた感動映画である。内戦の背景が描かれていないとか映画には批判もあったようだがテーマは二人の人間関係に焦点を当てており間違いなく名画である。最後にフランス大使館に逃げ込むがカンボジア人である通訳には国外脱出が認められない。様々手を尽くすが・・・・。1970年代初頭の話であるが50年経った今アフガンで同じ悲劇が起こっている。人間は歴史から学びはしない。


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