太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

子が親を越えるとき

2024-07-04 07:16:24 | 日記

 もうこれは危険な兆候かも知れない。B級読書は暑さ2㎝くらいの分厚い、江戸時代のある将軍に纏わる文庫本である。ところが3分の一くらい読み進んだところで以前読んだことがあることに気付いた。しかも同じ本でこれが3度目である。幾らなんでもこれは異常だ。B級読書を始めて7年くらいだが忘れるものだろうか。ただ時代物はその場その場を理解するのに苦労するので全体のストーリーが中々頭に入らない。相当読み進んで気付くのはそのせいだろう。しかし沢山ある古本屋で同じものとは・・・。4度目はないだろうが新しいことをふと思った。江戸時代は世襲将軍で15代、264年も続いた。殆どが鎖国状態で自給自足である。金王朝は山岡荘八の徳川家康全巻を読んで参考にしているのではないだろうか。読み切って学んで欲しい。

新聞の人生相談欄に興味深いものが載った。年老いて小さくなった母親が施設に入りその姿をかわいいと思うと言うと介護職員の姉がそれは母親に対して失礼だと言ったと言う。同じような経験をしたことがある。母親が入院していた時点滴の針を刺すところが無くなって(固くなってしまって)足の指先から入れるようになった。母親はそれが痛くて泣き言ばかり言うようになった。若い頃看護師だった母親は点滴の意味も(もしかして行く末も)分かっていた筈である。その姿を見てかわいいと思った。ブログに書いたことがあるが子供が親をかわいいと思った瞬間その時親を越えていると。それまでは反発もしてきた親だがこれからは自分が保護してやらなければと思う瞬間である。もうすぐ命日がやってくる。



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