太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

一瞬の迷い

2022-11-26 09:20:13 | 日記
 車で家を出て少し走ったところで犬を連れて散歩している人が対向の歩道に座り込んでいるのが見えた。住宅地の中だし糞の始末をしているのかと思って横を通り過ぎたとき横目で見ると何やらもがいている。もしかして具合が悪くなって倒れたのだろうか、車を止めて戻ってみようか、後続車がいるからもう少し走って止めようか、いや歩道には他の歩行者も見えたからきっとあの人が声を掛けただろうなどと思っていたら相当の距離離れてしまった。まあ倒れていたのではなく座っている感じだったから大丈夫だろうと自分を納得させそのまま走ってしまった。同じような経験が以前あった。やはり対向の歩道を歩いていた老人がフラフラッとして転んでしまった。戻って様子を見ようとバックミラーを見たら何人かが周りに集まっていた。これなら大丈夫だろうとこの時も行き過ぎた。別の日車は少ない田舎道を走っていたら軽四が全く裏返しにひっくり返っていた。これは大変と路肩に車を止めて戻ってみようとしたら既に何台かが路肩に停めている。路肩の先頭に停めて駆け寄ってみると既に何人かが集まっている。まだ車の中に人が居るなら引っ張り出すのに手を貸さなきゃと思って聞くと既に運転手は傍に座っており幸い怪我は無いようだけど念のため救急車を呼んだと言うのでその場を離れた。路肩には4,5台の車が停まっていたので直ぐに助けに行ったのだろう。こちらは勝負がついてから駆け寄ったようなもので心配はするが一瞬の迷いで行動が遅いことを内心恥じてしまった。交通ルールで最もよく守られているのは救急車のサイレンが聞こえるとベンツであろうとトラックであろうと必ず路肩に止まるか徐行して道を空ける。世の中それほど荒んではいない。何時自分自身も散歩の途中で倒れるとか救急車で運ばれる事態にならないとも限らない。その時は赤の他人に助けられ迷惑も掛けることになるのだろう。元気な内は迷うことなく助ける側に回ろうと肝に銘じている。いやこれからはそうする。
 有名人の驚いたツイッターである。元知事のM氏が「日本のサポーターがスタジアムの清掃をして帰るのを世界が評価しているという報道もあるが、一面的だ」とし、「身分制社会などでは、分業が徹底しており、観客が掃除まですると、清掃を業にしている人が失業してしまう。文化や社会構成の違いから来る価値観の相違にも注意したい。日本文明だけが世界ではない」と訴えかけた。これは断然おかしい。泥棒が居なくなったら警官が失業する、火事が無くなったら消防署員は失業といった類だ。本気でそう思っているなら何故公用車で別荘に通ったとき運転手の仕事確保と言わなかった。書道の為に買ったシルクの中国服の時、あまり売れなくて商売廃業になったら困るでしょう、これも国際貢献ですと何故言わなかった。「社会構成の違いからくる価値観の違い」などと大仰なことを言わなくても小学5年生でも分かる「社会はどうあるべきか」から始めるべきでしょう。もう東も西も元知事という人種は・・・。