太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

何度観ても

2022-11-20 08:39:11 | 日記
 一般紙のスポーツ欄にこれといった気を惹くネタがない。サッカーのワールドカップにやたらスペースを割くがファンには申し訳ないが殆ど選手を知らない。相撲は好きだったが今はこれといった有望力士がいない。満員御礼の垂れ幕をあまり見ないのはコロナのせいばかりじゃないだろう。人気の陰りは白鵬の晩年をボロクソに言っていた横審と解説者M海にも責任の一端があるのではないか。大方の解説者が現役力士を褒めるが腐してばかりいると聞く方も痛快というより嫌になる。日本のプロ野球の解説者にも居たし、巨人OBの二人も何を偉そうにと思ってしまう。大谷選手のように皆が絶賛するとこちらも同調する(いや本当に実力ある特別な存在)。結果MLB中継を観る。女子ゴルフは日替わりメニューのように優勝が入れ替わる。アマとプロの境が無いのでは。全てのスポーツ界に大谷選手のような超スーパースターが現れればネタに困ることなどないのだが。大好きなボクシングは有料放送が盛んで殆ど観れない。
 少し年下の元同僚が(といっても高齢者だが)時々近況をメールしてくる。まだ仕事をしており業界にも関わっている。彼が業界について不満を書いて来ることがある。大方は一緒に仕事をしていた頃FIT制度づくりに関わった頃の活気が懐かしい、今の人達は意欲というものがちっとも見えないと。その歳になっても不平不満があるのはこれではいけないと思う若い証拠、のんびりとこれで良しと思い始めたらおしまいだよ、などいっぱしの檄を飛ばす。そういう意味で前半スポーツの不満を書いたのは単なる年寄りの愚痴ではなくあくまで檄である。えっ解説者も檄?いやあれは自分を棚に上げてというやつだ。政治の世界にも勇ましのだはなくあさましい輩は沢山いる。これも檄だよ。
 TVがあまり面白くないのでまた録画を観てしまった。何度観ても感激するのが2013年アメリカ映画「ネブラスカ(ふたつの心をつなぐ旅)」である。アルツハイマー病の年老いた父親と今まで互いを理解し得なかった息子の話である。言いたいことがあっても面倒になりつい黙ってしまう父親、一方で認知症が進み本当の忘れていってしまうもの。そういう父親の何が幸せかに気付いていく息子。身近にお年寄りが居る人必見である。見終わった後一抹の寂寞感を催すのはやがて自分もああいう年寄りになるのだろうという予感からだろう。