太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

縁の無い単位

2022-11-16 09:11:05 | 日記
 去年より僅か1日長く我慢しただけでついに炬燵を出してしまった。何と居心地の良いものか。極楽極楽、昼寝までしてしまった。これでハワイに行かなくても済む。ハワイといえば勤めていた頃1度だけ行くチャンスがあった。ハワイで国際専門家会議がありその傍聴に行くというものだ。国内でツアーを組んで団体で参加する。しかしこれは出張稟議を書く前に頓挫してしまった。場所が良くなかった。遊びと思われるから起案しても決裁が降りないと周りから諫められた。自分でももし部下が稟議起案してきたらとことんその必要性を問いただすだろう。あっさり決裁されたのは何れも途上国の辺鄙な場所への出張ばかりである(いや半分くらいは命令で行かされたのだが)。専門家会議の主催者はハワイなら人が集めるだろうと考えたのは想像できる。ただサラリーマンの海外出張はそう甘くはない。インドネシアのバリ島でG20サミットが開催されているが会場は豪華である。今は何処の国で国際会議が行われても何処の国か分からないくらい立派な会場である。30年くらい前は国により随分差があったものだが。昔はOHP用紙での説明が主だったが今ではメモリーステイックを持って行けば機材は全て現地にありそれも共通仕様だから簡単だ(気を付けるべきはウィルスの感染だけ)。世界はだんだん似て来るとブログに書いたことがあるが都会の街並みは特にそうだ。写真だけではどこの国かあてるのは難しい。
 この15日の国連の推計によると世界人口は80億人に達した。私が生まれた頃の人口は25億人くらいだった。3倍強である。勿論哺乳類の個体数では断トツの1位である。国連グテレス事務総長は声明を発表し、人口が80億人となった世界は「持てる者と持たざる者の間に横たわる大きな溝を埋めない限り、緊張と不信、危機と紛争に満ちたものになる」と指摘した。世界で拡大する貧富の差の解消が喫緊の課題であることを強調したものだ。世界トップの国は中国で、2位のインドとともに約14億人台だ。両国だけで世界全体の35%を占める。その内世界はインドと中国人ばかりになるだろうか。人口は37年頃に90億人、58年頃に100億人を突破すると予測され、其の後横ばいとなり、2100年は104億人と見込んでいる。宝くじ以外日常生活で「億」という単位に接する(接しないか)機会はないが要らぬ試算を。2022年フォーブスの長者番付でトップはイーロン・マスク氏の個人資産が2190億ドル(30兆6600億円)と報じている。溝を埋めるため、もし全資産を世界中の人に配れば3832円/人となる。それがどうした、ますます現実から離れて行く。