ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ・ケルンの3日目、フロイデンベルクへ日帰り旅行

2014-02-19 20:19:44 | 日記
8月19日(月)、ケルン3日目を迎えました。この日は予め計画していたフロイデンベルク(Freudenberg)への日帰り旅行です。この街は「木組みの家」が一ヶ所に集まっていることで有名です。比較的狭い土地の中に何軒もの木組みの家が集中していることは珍しいとのことです。

先ずは、ケルン中央駅へ行きジーゲン(Siegen)までの列車チケットの購入です。この時もドイツ語発音で地名を伝えるのは困難と思い行先等をメモしておきました。そして往復分を依頼したのですがもらったのは1枚、聞くと1日パスのようなチケットで3割ぐらいお得な料金となっていました。ドイツの人は結構親切ですね。

乗車したのはローカル列車ですが車両はとてもキレイです。約1時間半の乗車で11時前にジーゲンに到着、次はバスです。駅前のバス停で「R38」路線を探します。ありました! しかしバスは発車寸前、あわてて乗車口(前方)に飛び乗りましたがバスの運転手が何か言っています。つまり「どこへ行きたいのか?」と。行先は「フロイデンブルク・駅前通」(実際はドイツ語です)なのですが、ドイツ語で発音しますが伝わりません。運転手は何か書いたものはないかと言っていますが、もう一度発音してみました。やっと通じたみたいで「OK」と言ってくれました。3.8ユーロをコインで払って空いている席に座りました。

こうした運転手の対応もシッカリしていて親切でもあります。無責任な状態のままで乗車はさせないのでしょう。そしてバスに揺られること約30分、目的地が近づいてきました。予め途中駅の数や駅名も控えてあったので降車駅は次だとわかったのですが、運転手はわざわざ振り返って私に次で降りるよう促したのです。いや~、これにも驚きました。(ダンケ!)ホント親切・・・と思いました。(この後、またまた他の人に親切にされるのです。)

バスを降ります。時刻は11時半過ぎでした。そして調べておいた地理を頭に浮かべながら木組みの家群を見渡せる丘を目指します。歩くこと15分ぐらいでしょうか。ちょっとした丘の上に出ました。木組みの家群が一望できます。実に見事です。一軒一軒のデザインは異なるのですが柱の色は黒、壁の色は白で、それが統一されているのです。百聞は一見にしかず・・・写真をご覧あれ!


写真を撮り終えて一旦丘を降ります。昼時になっていたので食事ができる場所を探しながら街の中央に戻りました。バスが通ってきた広い通りまで戻ると道の反対側にカフェがあります。交差点の横断歩道を渡ろうとして信号待ちをしていました。チョット長い信号だな?と思いながら2~3分待っていると、道の反対側(遠い側)を走っている車がわざわざ停車し、窓を開けて私に話しかけるのです。ジェスチャーを交えて言っています「そこの押しボタンを押しなさい」と。そうです、この交差点は大きい交差点なのですが、昼間でも手動式になっていて押しボタンをタッチしないと信号は変わらないのでした。ドイツに入って3日目ですが、そうした交差点は初めてだったので全く気が付きませんでした。


それにしてもわざわざ車を停めて、しかも道路の反対側から声を掛けてくれるとは・・・、私が、見るからに外人であると判断しやすかったのでしょうが、親切の一言です。有り難うドイツの行き交う人々・・・でした。

昼食はカフェでサンドイッチとコーヒー、3.5ユーロで済みました。安い印象です。しばらく休んでから木組みの家群の中を散策しに向いました。10分も歩けばその区域に入り込みます。よくもこんな家が保存されているもんだと思いました。3階建てか4階建てでしょう。ある一画に集中しています。2・3百年はタイムスリップしたかのような雰囲気もあります。


しかしながらエリアとしては狭いので何時間もかけて歩くことはありません。しばらく散策して再びバス通りに戻りました。1時間に1本ぐらいのバスなので15時頃にはジーゲンに戻りました。そして今度はジーゲンの街の散策です。歴史ある教会や牛飼いのブロンズ像のある街中等を歩きます。街づくりに工夫がしてあるなァ・・・の印象を持ちます。



夕方近くなってきました。ケルンまでは1時間半はかかるのでジーゲンの駅に戻り、そしてケルンに向う列車で無事帰り着きました。

ドイツでのローカル列車に乗るのはこの日が最初でしたが、自転車を乗せてよい車両があり、そこそこのスペースが確保されているのも印象に残ったことの一つでした。

ケルンの中央駅で駅構内を散策しました。大きなコンビニと言う感じの店があり食材等も見ていると、サラダやハム、パン、缶ビール等も豊富にあり、夕食はこれでと思いました。後でわかったのですが80gのハムは6枚入りで、一人で食べるには十分な量でもありましたが価格は2ユーロで高くはないな・・・の印象でした。サラダもゲットしてこの日の夕食はホテルの自室でノンビリと食べたのです。

明日はいよいよ環境先進都市のミュンスターへ向います。 ~続く~

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