2016年2月12日(Fri.) 前回のブログで少し登場したハルシュタット(Hallstatt)について、少しだけ触れたいと思います。この地はオーストリア・ザルツブルグ(Salzburg)の南東約50kmのところにあります。
1846年、ある鉱山技師が山の中腹で埋葬地を発見したのが発端と伝えられています。おびただしい埋葬物の特徴から、これはケルト人(文化)を示すことは明白であるとされ、このハルシュタット文化と、その後のラ・テーヌ文化が時代の流れとともに、ヨーロッパの各地に民族移動とともに広がっていったようです。(当ブログは、歴史解説を目的とはしていませんので、概略のみを紹介しております。詳しくは、関連書籍等でご確認願いたいと思います。)
ちなみに、「ハル」と言うのはケルトの言葉に由来していて、白(つまり、白い鉱物=塩)を意味しており、この地で採掘された塩が各地に流通、結果、この地が繁栄して行ったようです。そして、オーストリアやドイツ等の地名で、ハルアイン(または、ハライン: Hallein)とか、バート・ライヘンハル(Bad Reichenhall)、シュエービッシュ・ハル(Schwäbisch Hall)等、ハル(Hall)が使われる地名は何れもケルト人に縁(ゆかり)と言われています。
こうした文化が紀元前の数世紀に亘って中央・西ヨーロッパから広がり、アイルランドにも入り込んだとされ、且つ、アイルランドだけはローマからの影響が非常に限定的だったこともあって、ケルトの文化(思想も)が色濃く伝承されることになったようです。
それが、別の表現の一つとして、「ケルト神話」が今に多く伝わっているとも言われる所以のようです。
***
アイルランドのことを理解するのに役立った書籍を以前にも紹介しました。
・「アイルランドを知れば日本がわかる」 林景一 著 角川書店
他に、
・「物語 アイルランドの歴史」 波多野裕造 著 中公新書
・「ケルトの神話」 井村君江 著 ちくま書房
・「ケルト人」 ゲルハルト・ヘルム 著 関楠生 訳 河出書房
なども、大変わかりやすい内容になっていると思います。
*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。
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1846年、ある鉱山技師が山の中腹で埋葬地を発見したのが発端と伝えられています。おびただしい埋葬物の特徴から、これはケルト人(文化)を示すことは明白であるとされ、このハルシュタット文化と、その後のラ・テーヌ文化が時代の流れとともに、ヨーロッパの各地に民族移動とともに広がっていったようです。(当ブログは、歴史解説を目的とはしていませんので、概略のみを紹介しております。詳しくは、関連書籍等でご確認願いたいと思います。)
ちなみに、「ハル」と言うのはケルトの言葉に由来していて、白(つまり、白い鉱物=塩)を意味しており、この地で採掘された塩が各地に流通、結果、この地が繁栄して行ったようです。そして、オーストリアやドイツ等の地名で、ハルアイン(または、ハライン: Hallein)とか、バート・ライヘンハル(Bad Reichenhall)、シュエービッシュ・ハル(Schwäbisch Hall)等、ハル(Hall)が使われる地名は何れもケルト人に縁(ゆかり)と言われています。
こうした文化が紀元前の数世紀に亘って中央・西ヨーロッパから広がり、アイルランドにも入り込んだとされ、且つ、アイルランドだけはローマからの影響が非常に限定的だったこともあって、ケルトの文化(思想も)が色濃く伝承されることになったようです。
それが、別の表現の一つとして、「ケルト神話」が今に多く伝わっているとも言われる所以のようです。
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アイルランドのことを理解するのに役立った書籍を以前にも紹介しました。
・「アイルランドを知れば日本がわかる」 林景一 著 角川書店
他に、
・「物語 アイルランドの歴史」 波多野裕造 著 中公新書
・「ケルトの神話」 井村君江 著 ちくま書房
・「ケルト人」 ゲルハルト・ヘルム 著 関楠生 訳 河出書房
なども、大変わかりやすい内容になっていると思います。
*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。
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