ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ(Germany 🇩🇪): Climate change

2018-10-10 13:29:08 | 日記
2018年10月10日(Wed.) 少しはマスコミも、政権の不祥事絡みの話題を取り上げることが増えているのかな? と感じますが、それでも、政権に慮る(おもんばかる)印象が拭いきれません。 一つの例として、日本会議と政権の関係です。 現在の内閣構成は、公明党(一人)を除き、全てが日本会議に属しているではありませんか。 そして、教育勅語の活用を肯定するかのような発言をした文科大臣を含め、戦前回帰の時代錯誤者、つまり、民主主義を真っ向から否定する連中に他なりません。 しかも、問われると、そうでないと言い逃れ、その実、やることは真逆。 全く、安倍をコピーしたようなもので、不誠実と虚言に満ち溢れた政権なのです。 こうした事実を、もっと多くのマスコミが繰り返し報道し、国民に警鐘を鳴らす必要があります。 それが真のジャーナリズムでしょう。 時の権力におもねるならば、その看板を降ろすべきです。 ましてや、公共放送であるNHKが、政権に不都合な話題を、隠蔽・歪曲して伝えている事実は少なくないのです。 これは酷いことです。 公共放送の役割を放棄しています。 これで、よくも視聴料を徴収できたものです! フザケルナ! と言いたくなります。



さて、地球温暖化関連のニュースが目に付きます。 ( ニュースソース: DWーDE 10月9日発 )

<原文の一部>
Climate change: EU to seek stricter car emissions cut by 2030
気候変動: EUは、2030年までに、自動車からの排出ガス規制を強化することを模索しています。

A day after the UN warned the world was "running out time" on climate change, EU ministers have battled over the extent of emission cuts on carmakers. Germany is concerned more ambitious cuts would be bad for business.
(抜粋) 国連が、気候変動に関して、“もう時間切れだ” と世界に発信した後、自動車メーカーに対する排出ガス規制の範囲に関してEU大臣は戦ってきています。 ドイツは、野心的な削減(カット)が、ビジネスにとっては良くないと懸念しています。



European Union countries have agreed to pursue a 35 percent cut in car emissions by 2030, as part of global efforts to reduce carbon dioxide emissions and limit global warming. The details are set to be finalized in talks beginning on Wednesday with the European Parliament and the European Commission.
Concern over a UN report on global warming released on Monday led EU environment ministers to meet in Luxembourg, where they talked for more than 13 hours in search for a compromise.
The UN Intergovernmental Panel on Climate Change (IPCC) report warned that the world was running out of time to avoid a "climate catastrophe" and that it will need to take "unprecedented" steps to avoid a dangerous rise in temperature.
Fifteen countries and the EU climate commissioner, Miguel Arias Canete, had called on the bloc to bring its emissions reductions goal in line with the 2015 Paris climate accord, but that proposal was rejected by Eastern European countries. Under the Paris deal, the EU agreed to reduce greenhouse gases by at least 40 percent below 1990 levels by 2030.
"We saw a really complicated discussion," Arias Canete said of the compromise on Tuesday, which 20 nations supported, four voted against and four abstained from. "I never believed in the beginning that such a strong support would be obtained," he added.

(抜粋)EUに属する諸国は、2030年までに車の排出ガスを35%カットすることに同意しました。これは地球規模の取組みの一部として二酸化炭素排出の削減と、地球温暖化を抑えるものです。
詳細については、EU議会とEU委員会において、水曜日からの交渉で決定されるものです。
国連から、月曜日、地球温暖化に関する警鐘が発信され、それを受けて、EUの環境大臣がルクセンブルグで会合し、妥協点を見出すのに13時間以上を費やしたのです。
国連のIPCCは、世界は、気候変動に伴う大災害から逃げるには間に合わないと警告しました。そして、気温の危険な上昇を避ける為の、“空前の” 取組みをする必要があるとも言います。
EUの気候問題委員は、加盟国に関して、2015年のパリ協定に調和した排出ガス削減ゴールを目指すように呼びかけています。しかし、東ヨーロッパ諸国が、この提案を拒否しました。 パリ合意の下、EUは温室効果ガスを、2030年までに、1990年レベルの少なくとも40%を削減することに合意しました。

Vehicle emissions
Several countries sought a 40 percent reduction in carbon dioxide (CO2) emitted by new cars and vans, in line with targets backed by EU lawmakers last weekand well above the 30 percent the European Commission had recommended. Tuesday's deal of a 35 percent reduction falls below the Paris agreement's goal.
"After 13 hours of negotiations, we are relieved... The compromise is in the interest of all member states," Austrian Environment Minister Elisabeth Köstinger told reporters.
Germany, which has large auto sector, backed an EU executive proposal for a 30 percent reduction in vehicle emissions by 2030, compared with 2021 levels. Berlin has warned that if targets are set too high it would hurt exports and threaten jobs.
Denmark, Ireland and Sweden, on the other hand, had pushed for more ambitious reductions and were disappointed with the deal. "This text is worse than what was on the table this morning," said Irish Environment Minister Denis Naughton.
The transport sector is the only major industry in the EU in which greenhouse gas emissions are still rising.
Tuesday's meeting also adopted the EU's position at COP24, the UN climate summit to be held in December in Katowice, Poland.

(超抜粋) 40%の削減を主張する国もありましたが、火曜日、パリ合意よりも下回る35%で決着しました。
13時間の交渉後、私達は安心しました・・・。 妥協点は全ての国によるものですと、環境大臣が語っています。
ドイツは大きな自動車産業国でもあり、高すぎる削減目標は、輸出や労働に影響があると懸念を示しました(意訳)。
デンマーク、アイルランド、それにスエーデンは、それに反して、もっと野心的な削減を主張し、この合意には失望感もあるのです。 アイルランドの環境大臣は、朝の時点の内容よりも悪くなったと評しています。

輸送分野はEUの唯一の大きな産業であり、その温室効果ガスの排出は、未だに上昇しています。
火曜日の会合ではCOP24としてのEUのポジションを採択したものです。 国連の気候変動サミットは、この12月、ポーランドで開催されます。

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日本でも、こうした最重要課題に対する取組みは成されているのでしょうか? また、関連情報はマスコミが十分に報じているのでしょうか。(少しはありますが、掘り下げが不十分。)

どうも日本は、次元の低い話題に終始しているような気がしてなりません。 地球温暖化・気候変動問題は、待った無しです‼️ (日本会議自民党からの政権交代が喫緊の課題です‼️)

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