ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ: NRW州で化学プラント事故

2017-02-16 22:35:12 | 日記
2017年2月16日(Thu.) 物騒な毒ガス(VX)が暗殺に使用されたかも知れないとの報道がなされる中、こちらドイツでは化学プラントの事故で健康を害する恐れのあるガスが放出され、住民は家の中に閉じ込められるような事態になったようです。 ( ニュースソース: THE LOCAL de 2月16日発 )

<原文の一部>
Residents told to stay inside as 'toxic cloud' descends on Ruhr valley city
ルール流域の街で毒性のガスが立ち込め、住人は屋内に留められました。
16 February 2017   10:11 CET+01:00


A traffic jam in Oberhausen following the chemical plant accident. Photo: DPA.

The residents of Oberhausen in the Ruhr area have been warned not to leave their homes due to a toxic cloud over the city.
ルール地方にある Oberhausen の住人は、毒性ガスに見舞われた為、家から出ないよう警告されました。

The cloud formed due to an incident at a chemical plant in the city on Thursday, creating a dangerous toxic cloud.

According to fire services, a container with sulfuric acid had broken. The substance was being collected in the morning. So far it appears that no one was hurt.

Authorities have told residents not to leave their homes, and to keep windows and doors shut.

“Possibly health-damaging fumes have accrued in a nearby industrial area,” said a police spokesperson.

People in the immediate vicinity of the plant were brought elsewhere to safety

(抜粋)木曜日、この街の化学プラントでの事故によってガスが生成され、危険な毒ガスになりました。 消防本部によると、硫酸が入ったコンテナが壊れ、当該(危険な)物質が今朝検出されました。 これまでのところ、ケガ人等は出ていません。 当局は、住人に対して家を離れないように要請しています。 また、窓やドアを閉めることも。 警察報道官によると、恐らく健康に障害を及ぼすガスが、設備周辺に生成されているとされています。 プラントに至近距離の住人は安全な他の場所に移動しています。

Regional media, including the Westdeutsche Allgemeine Zeitung (WAZ), reported that one street in particular in the industrial area had to be evacuated. Other main roads and a section of the Autobahn were blocked off, while the public bus service was halted.

Train and ship services have also been disrupted, according to WAZ.

(抜粋)ローカル・メディア(WAZ)は、当該設備に近い道路は避難を余儀なくされています。 他にアウトバーンの一部も閉鎖、公共バスも運行停止となっています。 列車や船の運行も混乱を来たしています。

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木曜日(本日)の早朝のことのようですから、日本時間で言うならば夕方近辺のことと思われます。 場所は、ルール地方にある街オーバーハウゼンで、ノルトライン・ヴェストファーレン州(NRW州、州都はデュッセルドルフ)の中の話です。 地図を下に貼り付けます。 出典: Google Earth



大きな災害にならないことを祈ります。 ちなみに、2013年に訪れた各都市に近いようです(ケルン、ミュンスターなど)。



話を変えますが、今日近くにある大型の商業施設に行ってきました。 食品のスーパー部門もあって、そこで感心したのがオーガニック商品の品揃えでした。 商品棚にオーガニックであることが比較的簡単に認識できるような工夫がしてあって、容易にオーガニックかそうでないかがわかるようになっていました。 また、以前見た、同系列の別の場所にある商業施設よりもオーガニック商品が増えているように感じました。 好ましい方向だと思います。

今後は、さらにGMO(遺伝子組み換え)などが含まれていないことや、グリホサートなどの除草剤成分が含まれていないことなども表示して欲しいと考えています。 私達の知らない間に、GMOやグリホサートなどを含んだ食品がかなり流通している懸念があります。 ビールや発泡酒なども要注意の一つではないでしょうか。 私は麦芽100%のものを飲むようにしていますが、そうでないものは不安全かも知れませんので・・・。

メーカーなどの言い分は、自己都合的で、流行の言葉で表現するならば ”~~ファースト” ですが、自社の経営・利益を最優先しているかのように見えてしまいます。 何を優先するかは大切な思考ポイントでしょう・・・。

 ”US”も、”北”も、他にも、優先するものが間違っていませんか? と思いたくなります。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。 ( Hayden_Panettiere )



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