ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツからの情報: あのゴルバチョフ(旧ソ連)が語る

2015-07-22 18:12:35 | 日記
2015年7月22日(水)の朝(ドイツ・ローカルタイム)、ドイツでニュースが流されました。 (ニュースソース: THE LOCAL DE)

その前日(火曜日)に、あのゴルバチョフが語った内容です。「モスクワとベルリンは、両者の信頼再構築を図るべきだ」と。これはウクライナ危機が続く中で、緊張が高まっていることに対する懸念と対話を促したものとして伝えています。

タス通信によると、84歳になるゴルバチョフ氏は、下記のようにも語っているそうです。
"What concerns us most today is the relationship between Germany and Russia,"
今日、我々の懸念するところは、ドイツとロシアの関係にある・・・との発言です。

また、両国政府は「叡智、責任、信頼の再構築と対話」を見せるべきだとも言い、加えて、「機を逸するな」とも述べています。




2014年のロシアによるクリミアの強行併合以来、西側はロシアに対する経済制裁を続け、ロシアは対抗として禁輸措置を打ち出しています。デンマークからの花やポーランドからのチーズの輸入を制限している状態でもあると報道しています。


思えば、東西の壁が取り除かれるおおきなキッカケを作ったゴルバチョフの一言は重みがあるのではないでしょうか。ドイツのメルケル首相が対話で精力的に関係各国との調整を図っていることは世界に知られていますが、この両国の動きが鍵(キー)になることを伝えているようにも感じています。

そもそもウクライナ危機であることは事実なので、当事国(現場)はウクライナではあるのですが、解決の糸口はドイツにあるのかも知れません。まさに、メルケルに大きな期待をかけた言葉なのではないでしょうか。


いずれにしても、武力外交に頼ることではなく、対話による解決を図ることが世界の大半の人民の望みでしょう。良識あるリーダーたちの対話に、私達も望みを託したい思いです。


こうした一方で、安倍内閣の過去の歴史に学ばない・時代錯誤的な思考は、古代の遺物か汚物(失礼!)に近いものでしょう。そう酷評したくなるのも止むを得ないぐらいです。歴史に学んだすばらしい・先進的な日本平和外交の構築を目指すべきでしょう。 精神的支柱になるべきです!