ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツの学校でドレス・コード論争!?

2015-07-08 23:25:21 | 日記
2015年7月8日、南ドイツ(バイエルン)のある地域で、女子高生の服装に関して物議をかもしているようです。

ここ数日、熱波が襲っているようですが、そのせいもあってホットパンツやミニスカート、また、短いT-シャツ(ヘソ出しルック)で通学する娘がいるようです。学校側が親に対して注意の文章を送付しているそうです。

但し、少し特殊な事情がからんでいます。学校の近く(隣接)に難民の滞在施設があって、そこにはイスラム教徒が滞在中とのことです。その若い男子にとっては刺激的過ぎるのではないかとの配慮です。

一方で、フェミニスト達は「制約」は性差別につながるのではないか・・・とか、ネット上でも物議をかもしているようです。

ドイツ・7月に入ってからの気温状況です。
 

暑さに注意を呼びかけています。ペットに対する配慮も忘れないように・・・とも。
  

女子高生たちの服装ですが、悪くはないと思いますが、難民への配慮も必要・・・。
   

熱波も問題ですが、ヨーロッパの各国では難民受け入れについても問題になっています。難民に対する一時的な救済は必要ですが、本来は、元々の国々における政治的・経済的などの安定が必要であり、その根本問題を地道に解決して行く手助けが必要なのではないでしょうか。

日本の国際感覚は、こうした面でも特殊に見られているように感じています。難民問題でも日本らしい手法で手を差し伸べることができるといいですね。そしそれは、決して「お金を出す事だけ」ではないでしょう。かと言って、武力を提供することではありません。

<写真出典> THE LOCAL DE