「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

賀川浩さん、牛木さんのトークショーを聴いてきました。

2015年04月06日 15時47分47秒 | サッカー文化
さる4月2日(木)19時から、東京・文京区の日本サッカーミュージアムで開催されたトークショー「サッカー本事始め」というのを聴いてきました。

このトークショー、同ミュージアムで開催されている特別展「サッカー本の歴史展」に絡めて開催されたもので、私が入れていただいている「フットボールサロン2002」の代表をされている中塚さんからのメンバー宛て一斉メールで教えていただいた。

トークショーは、大住良之さんの進行で、賀川浩さんと牛木素吉郎さんが、日本におけるサッカー本の歴史、つまり明治時代からのサッカー関係資料の流れを紹介してくださる内容で行なわれた。

挨拶にたった日本サッカーミュージアム館長で、元日本サッカー協会会長の小倉純二さんを含め、登壇者4人の平均年齢が75歳以上、通常ならトークショーが成立しそうにない感じだが、なにせ、皆さん現役のサッカージャーナリスト。頭脳明晰、博覧強記、弁舌さわやかなトークに時間の経つのも忘れるほどでした。

お二方とも、特に戦後のサッカー本の普及充実に大いに尽力され、それが全国のサッカー少年たちに、どれほどの力になったか、あらためて思いをはせた次第です。

最後に、トークをまとめる形で、サッカー資料の保存継承が話題になり、賀川さんの資料を収めている神戸市立中央図書館の「神戸賀川サッカー文庫」のことも紹介された。それに関しては「これからは、こうした取り組みが各地域地域の図書館などで行われていくことが必要で、個人的に資料を保有されている人は、自分の地域の施設に働きかけていくことが大切」という提案がされた。

ちょうど来場者からの質問・意見で3人のうちのお一人が「自分も約3000冊ぐらいの資料を保有しているが、日本サッカーミュージアムで引き受けていただけないだろうか」と要望しておられた。

私は、この方とコンタクトを取りたいと思ってトークショーが終わってすぐ探したが、見つけられなかった。もし、このブログをお読みになった方でトークショーで発言されたこの方をご存じの方は、ぜひ情報をいただければと思います。

なお、このトークショーの模様は、日本サッカーミュージアムのwebサイトでも紹介されていますので、下記からご覧ください。

http://www.jfa.jp/football_museum/news/00005894/

賀川さん、牛木さん、お二方のお話をお聞きして、いつも思うのは、常に勉強され新しい情報を吸収されようとする日々の積み重ねこそが、若さを保つ何よりの秘訣だということ。今回もまた、そうしたエネルギー・パワーをいただいて感謝しつつ帰路についた。

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