「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

Jリーグ残り6試合、広島、鹿島、G大阪、柏、そうなっ「たられば」

2018年10月04日 19時06分32秒 | サッカー選手応援
Jリーグは、いよいよ残り6試合。いくつかのチームについて、どうしても書いておきたいことがあります。題して「そうなっ『たられば』」

まずは、優勝争いの広島、今年、序盤から首位を快走してきましたが、とうとう川崎に追い抜かれてしまいました。普通に考えれば、追ってきたチームの勢いに負けて沈んでしまうのですが、そうなったら城福監督の評価はガタ落ちになってしまいます。

こういう長丁場の戦いの難しさもありますが、なまじ「今年の広島はぶっちぎりの優勝」といわれるほどの経過を辿ってきただけに、ここに来ての失速を立て直せないと「優勝を目指せる監督とは言えない」という評価につながる、残酷な立場に立たされるのが監督の宿命です。

私は、むしろ城福監督のモチベーターとしての資質に賭けているところがあり、ここからが城福監督の腕の見せ所ではないかと思っています。

もし、ここから踏ん張れるチームに立て直して、トップでゴールしたら、それだけでも「ポスト森保」にあげていいと思っています。

なぜなら、FC東京や甲府での経験を確実に積み上げて今シーズンの広島があると思うので、この監督さんは確実に成長・進化していると思います。それ証明するためにも、ここで失速しないで欲しいところです。

次に鹿島です。現在の鹿島はリーグ戦以上に、悲願のACL初制覇に向かって突き進んでいます。昨日、準決勝1Lgが鹿島ホームで行われ、苦しみながらも3−2で逆転勝利を収めました。アウエーゴール2つを与えたとはいえ、こういう勝利は、チームを勢いづけます。

もし鹿島がACL初制覇を果たしたら、それはセルジーニョと内田篤人の加入がもたらしたといっても過言ではないでしょう。

昌子源選手、植田直通選手のセンターバック二枚看板が不在の中、不安定なDF陣を内田篤人選手が経験でカバーしており、金崎夢生選手が抜けた最前線のあなを埋めて余りあるセルジーニョ選手の活躍です。

二人とも「そのために来た」という思いが強いでしょうから、楽しみです。

ここからは、残留争いで明暗を分けそうな2チーム。
まず、いい感じになってきたG大阪。ちょうど9月1日、今野泰幸選手が復帰した川崎戦からリーグ戦4連勝、しかも川崎、広島を撃破してですから強い、強い。

宮本監督という人は、このあと残留を果たせば、能力的にもそうですが、どうやら、いい星の下に生まれついてる監督さんのようです。

今野泰幸選手が帰ってきた途端の急浮上です。なかなか、こうはうまくうかないのが普通ですが。

最後に柏です。今シーズンはACLを戦いながらリーグ戦をこなすという堂々たる強豪チームとしてスタートしたはずの柏ですが、気がつけば降格圏に沈み、苦しい終盤戦になっています。

そんな柏が降格したら、それは唯一、細貝萌選手を使い続けなかったツケが回ってきたからだと思います。
昨シーズン、当ブログは3度ほど柏と細貝選手について書いています。

最初は、2017年4月8日「Jリーグ各チーム・ベスト補強は細貝選手加入の柏?」、次が2017年5月21日「細貝萌選手加入の柏、首位争いに急浮上、因果関係はあるの?」そして2017年8月13日「細貝萌選手、強豪・柏の重石(おもし)と評価は高いけれど胸中は?」です。

すでに昨年半ばから、柏の細貝萌選手の活かし方に懐疑的になっていた私ですが、その頃はまだ彼自身も何とか現実を受け入れチームに貢献しようと頑張っていたようてす。

しかし、今シーズンは4月半ばあたりからベンチ入りメンバーからも外れることが増えたようで、それと歩調を合わせるかのようにチーム成績も、じわじわと下降線を辿ってきました。

細貝選手は、9月2日ブログに「今できること」というタイトルで「正直、最近考えてしまうことが多く、迷うことが増え、混乱することが増えた」と苦しい胸の内を吐露しています。

心情が痛いほど伝わってきます。

そのような気持ちの日々を過ごしている中、9月7日に車を運転してバイクと接触事故を起こしてしまいました。柏は、細貝選手をチームの中心として活かす構想など何も持たずに獲得して、飼い殺しのように扱い、とうとう精神的に追い詰めて事故を起こすまでにしてしまったのではないでしょうか。

柏が降格したら、その報いかもしれませんね。そうならないことを祈ってます。

Jリーグ残り6試合、そうなっ「たられば」
最後は、やや怨霊がかった話になり、柏サポーターから非難ごうごうになるかもしれませんが、当ブログは昨年から疑問を投げかけていたことですので、「だから言わんこっちゃない」という思いです。


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