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がんばれ!親の七光りで「コネ入社」組

2013年12月01日 | コンサルティング

「人気企業に親の七光りで『コネ入社』 法的に問題はないのか?」という記事が弁護士ドットコム※に掲載されていました。

詳細はWebを見ていただくとして、「性別や年齢による差別など、法律が禁じている採用差別に該当しない限り、各企業は自らの裁量で従業員として採用する者を決めることができる」とのことです。

したがって、コネ入社も違法ではないということです。

コネ入社の「悪いイメージ」は、親の七光りを笠に着てろくに仕事もせずそのくせ威張っている奴といったところでしょうか。
確かにバブルの頃は実際にそうした連中がいたようです。

私が就職したのは30年以上前ですが、私の知り合いにも大手企業にコネで入社した人が何人かいました。
しかし、1人として悪いイメージはありませんでした。むしろコネで入ったことにプレッシャを感じていたように思います。

入社後の彼らを見てみると概ね2つのコース(?)に分かれていました。
ひとつは、比較的若いうちに退職して親の会社に入社し、その後会社を継ぐ「跡継ぎコース」。
もうひとつは、入社した会社でコツコツと真面目に働き、そこそこ出世してもうじき定年を迎える「実直コース」です。

近年、企業を取り巻く環境が厳しさを増しています。企業側も、たとえ強いコネがあったとしても「いい加減な奴」を何人も抱えておく余裕はありません。コネで押し込む親の側も相当な覚悟が必要になります。

そこで提案ですが、これから企業がコネで採用をするときは、コネであることを明らかにしてはいかがでしょうか。実際、隠し通せるものではありません。
そして同時に、前述の2つのコースをはっきりと設定するのです。
A君は「跡継ぎコース」、B君は「実直コース」と人事部が宣言します。

そうすれば「コネ入社組」も一所懸命働くように思います。

※ http://www.bengo4.com/

(人材育成社)



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