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第923話 テレワークで淘汰される社員

2020年05月24日 | 仕事

「すべての社員がイキイキ働くようになる」仕組みと研修を提供する人材育成社です。

「脱・指示待ち型へ」5月22日の新聞に載っていた日本電産・永守重信会長兼CEOのインタビューのタイトルです※。このインタビュー記事は大変興味深いものでした。

まず、永守氏は「テレワークは日本人に向いていないと思っていました。」と言っています。その理由としては「指示待ち型が多いから」ということでした。「子供の頃から親や先生に従うのを是としている。会社員になっても、何かあればすぐ上司にお伺いを立てる」とのこと。

一方、テレワークは自己管理を厳しくしなければ勤まりません。それは「日本人にとって間違いなくプラスです」とのことでした。テレワークは「指示待ち型」から脱却するチャンスだと言うのです。

「これからの教育界は、偏差値や大学のブランド信仰を捨てて、一芸に秀でた人材、とがった人材を育てなければならない」これは昔から言われていることです。学校教育もオンライン授業に大きく舵を切っている今、「学校に入学し、教室で先生の授業を受ける」形態が崩れつつあります。ネットで自由に授業や先生を選び、一芸を磨くようになれば従来のような「指示待ち型」の社会人は淘汰されていくことでしょう。

しかも、それは学生や子供たちの話だけではなく、現に会社で働いているすべての人に対しても言えることです。

もしあなたが会社にしがみつく「指示待ち型」社員だとしたら、この先、若い人たちにどんどん追い抜かれていきます。

玉石混交ではありますが、ネットには様々な情報が数限りなくあります。家にいても一流の講義を聴講することも、価値のある本を読むことも、同じように学んでいる人同士でディスカッションすることもできます。チャンスは平等です。

「指示待ち型」を脱却して生き残りたいなら学ぶしかありません。

え?「どうやって学べばいいの?」ですって?

それじゃ淘汰されてしまいますよ。

※「朝日新聞」5月22日(朝刊)

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