小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

花まつり-2

2010-04-22 00:59:52 | 広島の生活
 四苦八苦 《「花まつり」資料から》
 仏教では,この世は苦しみに満ちあふれていることを「一切皆苦」といいます。
 具体的には,すべての人が避けることができない苦しみである「生老病死」を「四苦」といい,次の四つの苦しみを加えて「四苦八苦」というのです。
愛別離苦(あいべつりく):どんなに愛する人とも別れる時がくること。
怨憎会苦(おんぞうえく):嫌いな人とも会っていかなければならないこと。
求不得苦(ぐふとっく) :ほしい物を手に入れられないこと。
五蘊盛苦(ごうんじょうく):精神,肉体的に執着してしまうこと。

 この「四苦八苦」という言葉は,とても苦労したという意味に使われていますが,本来は私たちが生きていく上で避けられない根本的な苦しみを指した言葉なのです。
 つまり,仏教でいう「苦」とは,「人生は自分の思い通りにならない」ということにほかならないのです。

 遠い昔約2500年前にお示し下さったお釈迦様のみ教えは,時を超え,ますます輝きを増しています。
 「花まつり」は,お釈迦様のご生誕をお祝いするだけでなく,み教えを聞かせていただく大切な日なのです。

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