小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

お湯を訪ねて-2

2012-09-24 23:47:45 | 広島の生活
 “フカヒレ”にだまされて・・・
 目覚めて眺めた日本海は波靜かで,小雨に煙っていた。
以前に両親と訪ねた時には観光船に乗ったが,
今回は宿泊のみ。
最近は海水浴客も少なくなりました,と女将さん。

 宿を出て訪ねたのは岩井温泉
昔(1926~1944)は岩美駅を結んで鉄道が通り,
荒金鉱山からの鉱石や,関西からの湯浴み客を
運んでいたらしい。
それが,昭和9年の大火と太平洋戦争が祟って
鉄道は廃線となった。
 ここではどういう訳か,頭にタオルを被り,
湯をかけて暖まるという奇習があったとか。
名付けて“ゆかむり温泉”
かみさんを下ろしたとたんに大雨で,
車から降りられずじっと我慢。

  車を走らせていて大黒様の石像に釣られて道の駅“白うさぎ”による。
 白兎海岸を目の前にして,山手に“白兎神社”が控えている。
 遅い食事をと,中で目についたのが“ワニ(フカヒレ)ラーメン”
 古くはカニカマ,近くはイクラがあったのだから,フカヒレは簡単!。
 400円のうどんに対して500円のフカヒレラーメンがあるはずがない。
         『後の後悔,先に立たず』とか,後で気付く凡人の悲しさ。

 何度か立ち寄りながら,入浴かなわなかった“浜村温泉
かみさんを送り出すやいなや,またもや豪雨。
お湯はまずまずであったというが,温泉街は寂しい。
温泉宿も残っているのは1軒だけ。
もう一つの共同浴場も,夕方だけの営業とか。
 隣に出雲大社の分社があった。
出雲大社は修造の完成を待って,来年5月10日に遷座祭。
足を伸ばして鹿野温泉であったか,とはこれも後悔。

元気の良いのは中山温泉
訪れる人,引きも切らず。
駐車場も満杯。
それもそのはず,すぐ側に保育所。軽食堂。
図書館に,研修所が並んでおり,全天候型のゲートボール場がある。
「私は88歳。あん人が年長の94歳で,荒れが一番若くて84歳じゃが。
 ボケ防止に持って来いよ。あんたもやんなさるか?。」
ゲートボール場の向こうにが児童用の遊具があり,
孫や曾孫が遊んでいる。
山陰地方は,豊かな人間生活を楽しんでいる。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿