PARADE PARADE

ガンダム“以外”のロボットプラモやいろんなオモチャのお話、戯言とかゲームの話など。時々、家電やPCの修理顛末記に…。

10周年なんだって!:ボクと魔王

2011-09-30 02:46:52 | げーむ
 このあいだ、PS2ソフト「SOCOM: U.S. NAVY SEALs」を、危うく買うところでした。なんで“危うい”のかと言うと、このゲームはオンライン(既にサービス終了?)はもちろん、シングルプレイでもUSBヘッドセットを使うんだそうです。仲間の無線がイヤホン(?)から聞こえたり、マイクで指示を出したり。でも、売られていたものにはそんなもん付いてませんでした。PS2のヘッドセットって全然売ってないんですよね。通販で見つけても3,000円位するし。数100円のゲームのそんなモン使ってられへんし。

 と言うわけで、代わりに買ってきた「ボクと魔王」を紹介。ずっと気になっていたんですが、やっとお値段が3ケタになったので…。調べたら発売は2001年3月。10年前のソフトか…もうそんなになるんですね…。なんか、古すぎてネットの情報が少ない気が…。でも10年経ってもファンは多いみたいですね。

 ひょんなことから(ひょんってナニ?)魔王と旅に出ることになった少年の物語。今遊ぶと普通のRPGなんですが、当時は色々斬新だったんじゃないかと。とあるイベントで「萌え」って言葉ががいっぱい出てきます。10年前ですよ?

良い所
  • グラフィックが…と書くとCGのことになっちゃくから…グラフィックデザインが良い。今みても目新しい…けど、良い意味でも悪い意味でもSCEっポイけどね。
  • ストーリーが秀逸。RPGを皮肉ったりおちょくったりしながら「RPGってなんだろう?」と問題定義しています。ちょっとネタバレしますが、ラスボス直前の開かない扉の前で議論する一行。科学者のオヤジが「扉なんだから理論的に美しく開けないと…」的なことを言います。それに対し、魔王の執事が「それが“分類(ゲームのテーマのひとつ)”にとらわれてるんですよ!」とか何とか言ったのが印象的でした。この扉の前でのやり取りが、このの世界で起こったことと、テーマを端的に表現しています。あぁ、そういうことね…と妙に納得しました。
  • キャラクターが面白い。最初は出てくるキャラ全部アホでどうなることやら…と思ったが、なぜそうなったかが終盤で明らかになったりします。敵がオモチャの怪獣みたいなのにも理由があったんだね。
悪い所
  • エンカウントがクソ。シンボルエンカウントのメリットを見事なまでにぶち壊しています。体力が低く回復も難しいときや、なぞ解きに専念したいときに簡単に戦闘を回避できるのがシンボルエンカウントの特徴。しかしこのゲームの敵は、主人公の周りにランダムで出現。数も少なくて3、おおいときは5~6体出現して囲まれます。移動速度も速く、逃げ回って振り切っても目の前に突然ワープしてきます。居ってくるならまだマシ。後述するマップを確認してるときや、自分の位置・オブジェクト等を“立ち止まって”確認してると、主人公と同位置に敵が出現…。あと、ドアを開けたらそこに居たり…。結果として、ランダムエンカウント以上にエンカウントします!!エンカウント回避アイテムなどは一切ありません。イベント戦闘以外は確実に逃げられるのが唯一の回避手段。ココまで不快なエンカウントは「ガンダム トゥルーオデッセイ」以来。
  • カメラがクソ。プログラムしたやつ頭おかしい。長年ゲームをやっていますが、カメラが壁やオブジェクトに引っ掛かるなんて現象初めてだ。例えば階段の上り下りやドアの通過後は必ずカメラ構えに回り込みます(この時点で頭おかしい)。目の前を確認するためにカメラを動かすと、斜め前くらいでカメラが引っ掛かる。それだけならまだマシ。狭いダンジョン内ではキャラとカメラの間に壁が入り込むのだ。つまり、壁のドアップになってキャラが見えないと言う自体が頻発。いくら10年前のゲームとは言え、これは酷すぎる。
  • マップ表示が無い。いや、正確には画面の左下に小さなマップが表示されるんだけど、大ざっぱすぎて使い物にならない。いちばん複雑なラスダンなんて、おおまかに西館・中央棟・東館と表示されるだけ。ダンジョンでは、フロア内の壷形のオバケを全部倒さないと先に進めないんですが、倒した壷が延々とマップに表示され続けるのが頭おかしい。いったん外に出えるとリセットされるのも頭おかしい。
  • で、上記3つコンボのおかげでダンジョンが地獄。なぞ解きが複雑なのに、エンカウント回避とクソカメラのせいでそれどころではない。ダンジョンはただただ苦痛なだけ。全く楽しめなかった。
  • 余計な演出が多すぎる。マップの切り替えの度に入る変なエフェクト。レベルアップの音楽が鳴る間30秒ほど画面がフリーズ。ただでさえCD-ROMでロードが遅いのに、なんで余計なことをするかな。まぁ、PS2で色々出来るようになって嬉しかったんだろうけど。その割のシステム面はファミコン以下…。他にも、他のゲームのパクリな部分が多い。大陸並のパクリ。戦闘は劣化FFって感じだしね。

 ストーリーが素晴らしいのに、システム面がぶち壊しているかわいそうな作品。10年前なら通用したんでしょうが、今ではただのクソゲーだと思います。しかし、クソゲー部分を我慢して最後までプレイしたくなるくらい、ストーリーが面白いのもまた事実です。ダメな部分を直してPSPで出ないかな…と思ったんですが、10年経ってるからもう望み薄ですよね…Vita出るし…。

その後の神宮寺…:探偵 神宮寺三郎 No.9 KINDOF BLUE

2011-09-26 22:06:20 | げーむ
 以前感想を書いた「探偵 神宮寺三郎 Innocent Black」ですが、散々ボロクソに書いたものの、続きが気になってしょうがないので続編を買っちゃった…のが数カ月前…。以下ネタバレ…。

 続きと言ってもストーリーはそれぞれ独立しているんですが、前作ラストで突然神宮寺の秘書をクビにされた洋子のことが気になっていたんですよね。「俺の傍に居ると危険だから」とか、ベタなことを言ってクビにする神宮寺…。そして、秘書がクビになった途端、探偵の依頼が来なくなる神宮寺探偵事務所…(w

 いわゆる王道アドベンチャーなのは前作と同じ。シナリオはいくぶんマシになってはいますが、「蒼ざめた馬」という、厨ニ病満載なネタが…。

いいところ
  • 下で「現実味が無い」と買いてマスが、前作よりは良くなっています。今回はあくまでも「幻の曲を復元(?)する」という依頼に基づいた行動で、その中で様々な事件に巻き込まれる…といった感じ。家出娘の捜索が保険金殺人を行っている組織に連鎖するといったありえないことは少なめ。
  • 聞き込みが、「聞く」と「聞き込み」に分かれ、聞き込みはゲーム性が増した。選択肢総当たりが通用せず、相手に心理や性格を見抜いて情報を引き出す…。失敗すると、相手の機嫌が治るまで時間を潰さなきゃならなかったり、なんか楽しいです。
  • ミニゲームのダーツが難しいけど面白い。
  • 謎の事件簿も相変わらずのノリ。難易度も丁度よく、こちらの方が面白いのも相変わらず。
ダメなところ
  • 相変わらずストーリーに現実味が無い。前作ほど死人は出ませんが、シリアスな話の割に、逆転裁判並の変なキャラ続出…。そいつらは犯罪者の更生施設にいるんですが、更生どころか全く反省していない。
  • お金のやり取り(買物・依頼料等)が意味不明。稼げる場所が限られているし、使い道も古道具屋とコーヒーの自販機(1回買うと「既に持っている」ってことで2度と買えなくなる)くらい。終盤に、クソガキの依頼料代わりに高級時計を買わないといけないという急展開(?)が。古道具屋でむだ遣いすると、進行不可能で積むことになるかも。
  • プレイ時間が短すぎる。1日で終わっちゃいますよ?
  • 「捜索」が面倒。相変わらずの脱出ゲームのような仕様で、前作よりロードが速くなっていますが、根本的に使いにくいシステムなのが問題。それと、答えが分かっているのに、特定のメッセージや選択肢が出るまで同じところを何度も調べないといけないのがうっとおしい。
  • 大組織かと思った「蒼ざめた馬」が、たいしたこともせずにあっさり壊滅。

 この手のADVって、据置き機ではもう遊べなくなりましたね。PS3やXBOX360でコマンド選択なんて寂しいですからね。このシリーズ、携帯ゲーム機でいくつか続編が出てるようですが、横道すぎて売れていないみたい…。最近では携帯電話でも配信されているそうで、そちらは好調なんでしょうか?

タックパンサーがまさかの立体化?!:BOSS ウルトラマンシリーズコレクション

2011-09-22 19:34:27 | おもちゃ
 コンビニの缶コーヒーにウルトラマンのプルバックミニカーが付いていると聞いて、早速買ってきました。ラインナップを書いておきます…。
  1. ウルトラマン
  2. ジェットビートル
  3. ウルトラホーク1号
  4. マットアロー1号
  5. 科特隊専用車
  6. ポインター
  7. マグマライザー
  8. マットビハイクル
  9. タックパンサー
  10. ウルフ777

とまあ、こんな感じ。
 上記のうち、ジェットビートル・ウルトラホーク1号・マットビハイクルはハセガワ、ポインターとマグマライザーはフジミ、マットアロー1号はWAVEがそれぞれ模型化。科特隊専用車はことあるごとに、食玩・ガチャ・プライズ・ミニカー等で発売されています。ウルフ777は無いだろう…と思ったら、アオシマが1/43ミニカーを発売していました…。あ、ウルトラマンは説明不要でしょ?

 唯一立体化されていないのがタックパンサー。いや、正確には放送当時にプラモやオモチャが発売されていますが、それ以降は何も発売されていないんじゃないでしょうか?そもそもTACの兵器って人気がないんでしょう。戦闘機は毎回撃墜されるし、当時最先端のスポーツカーである、マツダ・コスモスポーツがベースのマットビハイクルと違い、ただのコロナマークIIですからねぇ…。でも、劇中でよく見かける(移動手段がコレだけなんだから当たり前なんだけど…)ので、印象は強いですよね。そして助手席には南夕子…。と言うわけで、タックパンサーが発売されるのってコレが最後かも!?と思ってコレを選びました。ちょうどBSで再放送もやってるし(もうすぐ終わるけど…)。

 オマケだけあって塗装が不完全。ウインカーとリアバンパー周りだけ塗るつもりが、ついつい窓枠を塗ってしまい…。そうなると、赤いラインのフチがシルバーじゃないのが気になって…。幸いにも(?)赤いラインがスジ彫りされていたので、シルバーでスミ入れ。一部スジ彫りが浅いというか、無い部分があったので、スジ彫りを追加…したら失敗しちゃった。テヘ!

 なんだか1/24でタックパンサーが欲しくなってきましたが、ベースになるコロナマークII2000GSSが…。調べたら「欲しいのはそれとちゃうねん…」なのばっかりで…。ニチモとバンダイの1/20(絶版品!!)しか無いみたいですね。じゃあいらねーや…。それにホントに欲しいのは南夕子&美川のり子フィギュアだしな…。なんでアンヌばっかりやねん!!

ガイアメモリを買ってみたらDXだったでござるの巻:DXスカルメモリ

2011-09-12 22:12:31 | ガイアメモリ
 スコープドッグは油絵の具の乾燥待ち&腰痛再発で作業ができないのでお休み中。ナントカ歩いたり自転車に乗ったり出来るようになったので、チッピング用のスポンジを買いにお出かけ…。で…100円ショップだと5個入りとか7個入りっばっかりなのね…。ホームセンターだと逆に1個で198円以上…なにこの差…。結局100円ショップで5個入りを買いましたけど…。

 ついでに寄ったリサイクルショップで、懐かし(?)のガイアメモリを発見。ジョーカー・T2ジョーカー・スカルの3種類。どれもガチャポン仕様?ガラスケースに入っていて良く分かんない…。とりあえず持っていないスカルメモリを買って帰りました。お値段180円。

 さらに半額のセルメダルスイング2を某所で見つけたので、1回だけ廻します…ちゃんと丸いのが出てきました。開けてみたらチーターでした。そういえば、セルメダルスイングは売っているのを1回しかみたことないな~。買っておけばよかった…。

 スカルメモリは買った時点で電池が入ってなかったので、大量に取ってあるカプセルガイアメモリの電池を入れてテスト…電池穴が3個…アラヤダ、コネクタ部分に穴が…LED付いてる…もしかしてDX??と言うことで、DXガイアメモリを入手しちゃいました…。

 当たり前といえば当たり前なんですが、単体で遊べるよう工夫してあるカプセルガイアメモリと違って、DXは単体じゃつまんないですね…。コネクタ部分の隠しスイッチを押さないと音の切り替えが出来ないし、スカルメモリはスカルマグナムとの連動前提なので、マキシマムドライブを発動しても、マグナムのバレルを起こす音しかしないのね…。仕方ないので、隠しスイッチを押せるコネクタカバーを自作。真ん中の一筒(イーピン)みたいなのがそうです。内側に突起があって、向きによってドライバ用・マキシマムスロット用の隠しスイッチを押すと、スロットに刺した状態に。あとはボタンを押すと変身音かバレルを起こす音(wが鳴ります。

 正直言って虚しいですが…。やっぱりベルトが無いと面白くないですね…。

フィルタリングってどうやるの?:バンダイ 1/20 スコープドッグ

2011-09-08 22:33:16 | 1/20 スコープドッグ
 実は前回の時点で7割方基本塗装が終わってたんですが、やっと全体の塗装が終わり、デカールも貼り終えています。デカールは乾燥後にフラットクリアーを上掛けして、デザインナイフでコリコリ削っています。オイラが下手くそなだけだと思うのですが、大きくボロッと欠けてばかりで上手くいかないので、ある程度削ったら、基本色をドライブラシの要領で叩き付けて、細かい剥がれを表現しました。

 でね、胴体と他の部分で色味が違うのが分かります?分かりにくいよね?腰アーマーと比べてもらうと分かりやすいと思うんですが、基本色の段階で、かなり明度を上げて青みを足しています。コレは、茶系で汚すことを考えて、ハイライト=直射日光が強く当たってる部分を意識して塗ったから。

 胴体にはフィルタリングと退色表現を同時に行っています。事前にフィルタリングについてググってみました。オイラはずっと…「塗装面に薄めた原色を乗せることで、色調に統一感を出したり、光源の違い(例えば直射日光と反射光は色が違う…とか)を表現する」ものだと思っていたんですが、AFVモデラーのサイトでやってるフィルタリングって、ほとんどがただの“退色表現”で、しかも、具体的な技法は解説があるんですが、理論的な部分は誰も語ってくれていないんですよね。大昔のドライブラシブームの頃からだと思うんですが、どうやらAFVモデラーは、上手な人の技術を上辺だけを真似して悦に入る人ばかりのようで…。まあ、人のことは言えませんが…。

 と言うわけで、オイラは無い知恵を絞りだしながらフィルタリング。頭部は直射日光が当たって明るい色に…とか、ボディ脇は腕が付いていて陰になるから茶色を中心に…、バイザーはボディからの照り返し(?)で緑がかって…といった具合。案の定やり過ぎてしまいますが、上記の通り明るい色に塗っておいたので大丈夫…だと思います…。

 ボディだけでも結構時間がかかりました。コレを全身やるのか…。シンドイので今日はここまでにします。