サーフェイサー買ってきました。そういえば、もう10年近く缶スプレーのサフを使っていません。プラサフや試しに買ったタミヤ缶サフは別ですけど。そういえば、どうして瓶入りのサーフェーサーを、エアブラシで吹くんだろう?
まず1番目の理由はコスト。缶サフの容量はだいたい180ml、瓶は40mlです。缶の方が多いですね?でも、缶スプレーは1度に大量に中身を放出するため、1回でかなりの量が対象物に乗ります。更に塗装されずに周りに飛び散る量が半端じゃありません。それに、たとえ中身が残っていても、ガスが切れてしまうとそこで終了です。残った分は、あきらめるか缶を開けるかしないといけません。
それに対し、瓶入りだと40mlですが、エアブラシに適した濃度は2倍希釈程度。それ以上うすめると、上手く塗れないうえに、粒子の密度が薄くなり、サーフェイサーとしての意味がなくなります。適度にうすめると2本分・80mlに増えました。だから上の写真は瓶が2本なのね。さらにエアブラシならほとんどロスなしに対象物にサフを乗せることが出来ます。あくまで個人の例ですが、18cmのロボットを塗る場合、缶サフだと1~2体。マスターグレードだとギリギリ2体塗れないくらい。瓶なら4体は余裕です。前回買ったものも、フェイ・イェン・ミニクーパー(ボディのみ)・Xウイング・1/20スコープドッグ・ベアッガイ・仮面ライダーWヒートメタル(途中まで)と、覚えているだけでこれだけ1本で塗っています。
で、2番目。スケモの人なんかがよく「サフ要らなくね?」とか言いますが、作ったら飾っておくだけのスケモと違い、関節可動するキャラモでは剥がれ防止に有効なこと(※)。スナップキットが主流等の理由でスケモより表面のヒケが多く、安全基準の都合でエッジが甘い(※)ので、ペーパー掛けなどの表面処理は欠かせません。そしてペーパーのキズを消すにはサーフェイサーは簡単かつ有効な手段です。
傷を消すなら缶サフの方が強力です。噴出量がものすごいですから。それは同時に細かいモールドを危険にさらすことを意味します。つまり埋まっちゃうわけですね。エアブラシなら上で書いたように、噴出量やミストの範囲をコントロール出来るので、モールドにたくさんサフがかからないように出来、傷の多いところに重点的に吹くことも可能となります。昨日書いた「捨てサフ」の後も、ペーパーを当てた部分だけピンポイントで吹くことが可能です。これは1番目の低コストにも関係してきますね。
というわけで、節約(エコではないな…)から始まった「サフをエアブラシで吹く」ことですが、いつの間にかいろんな人がやるようになって、メーカーもそれ用の瓶入りサーフェイサーを発売しています。まぁ低コストといってもエアブラシが無いと話にならないわけですが…。
一緒にスーパークリアーIIIとクリアーイエローも買ってきました。スーパークリアーは、メタリック塗装の時に、クリアーカラーの調整に使います。染料系クリアーカラーは重ね塗りすればするほど色が濃くなるので、クリアーで割って色を薄くして、ある程度の塗膜を確保しつつ色が濃くならないようにします。厚塗りしてコンパウンドをかけられるだけの余裕を持たせたいので、こんなことをします。フェイ・イェンで実験済みだったり。
クリアーイエローはメタリックオレンジの調色用に用意しました。初顔料系クリアーカラーです。チョコッと試し塗りしましたが、第一印象は「薄っ!」でした。重ね塗りしても濃くなりにくいのは良いんですが、逆に濃くしたい場合はどうするんだろう?発色は問題ないですが、顔料系と染料系って混色しても大丈夫なのかな?色々調べたら、クリアーレッドはあんまり良くないらしいですね。ヒートメタルの赤は、染料系(クレオス旧版とガイアノーツ)を使う予定ですよ。
(※)MGルフィでサフを吹かなかったことを後悔してます。
(※)玩具並みの安全基準を順守しているため。つまり早々に子供を切り捨てたスケモメーカーと違って、子供を見捨てていないということ。
まず1番目の理由はコスト。缶サフの容量はだいたい180ml、瓶は40mlです。缶の方が多いですね?でも、缶スプレーは1度に大量に中身を放出するため、1回でかなりの量が対象物に乗ります。更に塗装されずに周りに飛び散る量が半端じゃありません。それに、たとえ中身が残っていても、ガスが切れてしまうとそこで終了です。残った分は、あきらめるか缶を開けるかしないといけません。
それに対し、瓶入りだと40mlですが、エアブラシに適した濃度は2倍希釈程度。それ以上うすめると、上手く塗れないうえに、粒子の密度が薄くなり、サーフェイサーとしての意味がなくなります。適度にうすめると2本分・80mlに増えました。だから上の写真は瓶が2本なのね。さらにエアブラシならほとんどロスなしに対象物にサフを乗せることが出来ます。あくまで個人の例ですが、18cmのロボットを塗る場合、缶サフだと1~2体。マスターグレードだとギリギリ2体塗れないくらい。瓶なら4体は余裕です。前回買ったものも、フェイ・イェン・ミニクーパー(ボディのみ)・Xウイング・1/20スコープドッグ・ベアッガイ・仮面ライダーWヒートメタル(途中まで)と、覚えているだけでこれだけ1本で塗っています。
で、2番目。スケモの人なんかがよく「サフ要らなくね?」とか言いますが、作ったら飾っておくだけのスケモと違い、関節可動するキャラモでは剥がれ防止に有効なこと(※)。スナップキットが主流等の理由でスケモより表面のヒケが多く、安全基準の都合でエッジが甘い(※)ので、ペーパー掛けなどの表面処理は欠かせません。そしてペーパーのキズを消すにはサーフェイサーは簡単かつ有効な手段です。
傷を消すなら缶サフの方が強力です。噴出量がものすごいですから。それは同時に細かいモールドを危険にさらすことを意味します。つまり埋まっちゃうわけですね。エアブラシなら上で書いたように、噴出量やミストの範囲をコントロール出来るので、モールドにたくさんサフがかからないように出来、傷の多いところに重点的に吹くことも可能となります。昨日書いた「捨てサフ」の後も、ペーパーを当てた部分だけピンポイントで吹くことが可能です。これは1番目の低コストにも関係してきますね。
というわけで、節約(エコではないな…)から始まった「サフをエアブラシで吹く」ことですが、いつの間にかいろんな人がやるようになって、メーカーもそれ用の瓶入りサーフェイサーを発売しています。まぁ低コストといってもエアブラシが無いと話にならないわけですが…。
一緒にスーパークリアーIIIとクリアーイエローも買ってきました。スーパークリアーは、メタリック塗装の時に、クリアーカラーの調整に使います。染料系クリアーカラーは重ね塗りすればするほど色が濃くなるので、クリアーで割って色を薄くして、ある程度の塗膜を確保しつつ色が濃くならないようにします。厚塗りしてコンパウンドをかけられるだけの余裕を持たせたいので、こんなことをします。フェイ・イェンで実験済みだったり。
クリアーイエローはメタリックオレンジの調色用に用意しました。初顔料系クリアーカラーです。チョコッと試し塗りしましたが、第一印象は「薄っ!」でした。重ね塗りしても濃くなりにくいのは良いんですが、逆に濃くしたい場合はどうするんだろう?発色は問題ないですが、顔料系と染料系って混色しても大丈夫なのかな?色々調べたら、クリアーレッドはあんまり良くないらしいですね。ヒートメタルの赤は、染料系(クレオス旧版とガイアノーツ)を使う予定ですよ。
(※)MGルフィでサフを吹かなかったことを後悔してます。
(※)玩具並みの安全基準を順守しているため。つまり早々に子供を切り捨てたスケモメーカーと違って、子供を見捨てていないということ。