イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

「イワシの翻訳Love」検索語の謎

2010年01月18日 22時52分30秒 | ちょっとオモロイ
どこのプロバイダーにもある機能だと思いますが、このブログの作成で利用させていただいているgooブログには、ブログの管理者(つまり僕)しかアクセスできない編集機能がありまして、そこではこのブログにどのような検索語を使ってアクセスしたかという結果(上位20件まで)が毎日表示されるようになっています。なかなか興味深い語が多いので、本日は、ここ数ヶ月の検索語のなから面白い物をピックアップして紹介させていただくことにします。

もちろん、どこのどなたがその検索語を入力したかは僕にはわからないしくみになっています。が、それだけに、こちらからは素性のわからない方々が、いったいどんな思いでこれらの語をブラウザの検索窓に打ち込み、そして結果としてこのイワシブログに(誤って)たどり着いたのかを考えると、なかなかしみじみとするものがあります(どのような検索語であれ、ブログを見ていただけるのは嬉しいことではありますが、おそらくほとんどの方が、求めていたものとはほど遠い情報を発見して失望されているのではないかと思うと、申し訳ない気持ちなのです)。

では、まずは最近の話題から。大晦日の石井対吉田戦でのタマタマ事件にちなんだ、以下のような検索語がいくつかありました。

「タマタマ 悶絶」
「吉田秀彦 金タマ」
「金玉食い千切り」

食い千切りというのはすごいですね。記事はこれでした


続いて、定番の検索語をいくつか紹介します。まずはニンニク関係です。

「チンしてはいけない食べ物」
「にんにくを食べたら辛くて涙出てきた」
「にんにく レンジでチン」
「にんにく 吐き気」

これがその記事です。僕と同じ苦しみを味わった人もいるということなのでしょうね。


「冷凍バナナ 食べ方 皮ごと」
「なぜバナナの皮は凍らすと黒くなるのか」

恐怖の冷凍バナナ事件。同じ事を考えている人が多いのですね。嬉しいような、気の毒なような。


「半球 照明カバー 天井 外し方」
「天井 カバー 外れない」

この天井電球カバー系も多い。電球が外れなくて困った事件を書いたことがあり、これはこのブログのなかでも異例中の異例的に読んだ方に少しは役立っている記事かもしれません。といいつつ文章が無駄に長いのでお役にたっているのかどうか…。記事はこれです


続いてスティングの「Shape of my heart」に勝手訳をつけたときの記事にも反応が多いです。

「shape of my heart」
「shape of my heart 和訳」

深い詩だけにいろいろと考えてみたくなるのでしょうね。かなり自分流の訳ですみません。



「鳩のフンが落ちた場合の対処」
「しょうがないやつ」

こんなのもあります。鳩の糞の対処方法は書いていませんが、しょうがないやつは、ビンゴかもしれませんね。



「「それ……私に言わせる気?」」
「虎だけに捕らわれるな」
「耳そうじ  脱税 」

意味不明です。「耳掃除」と「脱税」。すごい組み合わせです。推理小説のトリックでも考えていたのでしょうか。しかしこの検索語でなぜこのブログに~?


「イワシ 翻訳」

これがほぼ毎日、一番多い検索語です。検索窓にこれを打ち込むと「イワシ」を英語にしてくれると思ってそうしたのか(そういうサービスがあるのかも)、ひょっとしたらこのブログを読もうとしていただいて、いちいち「イワシの翻訳Love」と打ち込むのがめんどくさいので省略されたのか。でも夕飯を食べながら、「そう言えば、イワシって英語でなんていうんだっけ? そうだ、グーグルに"イワシ 翻訳”って入れたら翻訳してくれるかも?」と思って入力する人は多いような気がします。なんだかその幸せそうな食卓の光景が目に浮かびます。そういう方々に変なブログにたどり着かせてしまっていると思うと、なんだか申し訳ないです。


純粋なイワシ系もけっこうあります。

「生きているイワシの写真 画像」
「小さいいわしの子のフライ」
「2009イワシ救い」

こういう本物(魚)のイワシを求めている方々にも申し訳なさを感じます。しかし「2009イワシ救い」って何でしょうか? 小さいいわしの子のフライというのも、妙に残酷な響きがありますね。


「ブログ イワシの本当LOVE」
「イワシの和訳LOVE」
「いわしの翻訳家」

これらはおそらくこのブログを探して入力してくれた方々によるものと思われます。「本当LOVE」ってすごい響きですね。「和訳LOVE」は、確かに僕は和訳しかできませんので、より正確な定義と言えます(でもなんだかかっこわるい)。「いわしの翻訳家」これはなんだか「めだかの学校」みたいですが、なんだか味があっていいですね。この海には、「サバの建築家」、「カツオの小説家」あたりが泳いでいるのかもしれません。


「珍走系」
「男湯 突撃レポート」

男湯の突撃レポートは書いた記憶はありませんが、このレベルの変態語で検索した方々の期待には、このブログは応えられているのではないでしょうか(^^)


では、いよいよ本題といいますか、翻訳系の検索語を見てみましょう。

「翻訳者にむいてる人」
「翻訳 専門 決められない」
「フリー翻訳家で食えるか」
「翻訳者 一日の作業量」
「翻訳で飯を食う」
「フリーランス 翻訳 生活」
「翻訳 初心者 スピードを上げるには 1日10枚」
「翻訳 トライアル 結果が来ないのに依頼」

これから翻訳でやっていこう、と思っておられる方々、あるいはすでにこの道に足を踏みれている方々のような気がします。このブログを読んで、現実を知りあきらめる人もいたりして。もっとまともな翻訳者はたくさんいますので、どうぞ早まらずに!


「フリーランス 翻訳者 仕事がはかどらない」
「翻訳 納期 意地でも」
「夜に翻訳する業者」
「貧乏暇なし 翻訳」
「トワイライト翻訳者」

意地でも納品。夜に仕事。貧乏暇なし。まさに僕ですね。当ブログでは、いい(悪い?)見本を存分に提供しております。しかし「トワイライト翻訳者」というのは美しい表現ですね。夕暮れ時に翻訳するということ?


「ひどい訳文」
「だめな翻訳チェッカー」
「誤訳ごめん」

シビアな検索語ですね。ネガティブな要素が強まってきています。


「出版翻訳 食えない」
「翻訳で食えるか」
「翻訳 斜陽産業」
「翻訳出版界の危機」
「不況 フリーランス 翻訳者」
「翻訳は割に会わない」
「フリーランス 翻訳 仕事 来ない」

だんだん危機感が増してきます。他人事じゃないですよね。どういう心境でこの語を入力されたのでしょうか。同業者と思われるだけに身につまされます。現在の業界の状態を表しているような気もします。


「翻訳 もうからない」
「翻訳をあきらめる」
「翻訳者 辞める」

はしくれ翻訳者としては、とても悲しい語として響きます。でも、人生、翻訳だけじゃない。相性もあるし、環境や運もある。だからあきらめるのも、やめるのも、一つの選択肢だと思います。それに、いつかは誰だって翻訳を引退するときがくる。でもまだこの道でやっていく自分を少しでも信じられるなら、もうちょっとしがみついてみてほしいとも思います。僕もしがみついていますので! あまりシリアスな気持ちじゃなく、検索された語だと思いたいです。といいつつ、こういうネガティブな語でヒットするということは、このブログがネガティブワードに満ちているということなのかも?


ちょっと暗くなってしまいましたが、明るい検索語もあります。

「翻訳 新しい人生の第一歩」
「LOVE 大切 翻訳」

翻訳に大切なもの、それはLOVE
うん、素晴らしい! その検索語の答えになるものが、このブログに少しでも書いてあると嬉しいです。いや、そうなるようにこれからも努力します。毎日が新しい人生の第一歩。今日も明日も翻訳LOVEを続けてみます!

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
検索語 (Natsume)
2010-01-19 09:40:29
私のところに来る方の検索語で結構多いのが「みじかびの きゃぷりきとれば すぎちょびれ すぎかきすらの はっぱふみふみ」です。
(^^;)

あと、「イワシの翻訳ラブ」っていうのも結構多いですよー。
(^0^)/
返信する
さすがです! (いわし)
2010-01-19 23:12:28
Natusmeさん

さすが粋な検索語ですね~。先生のブログは上品で洒落た検索語が多いのではないでしょうか。

もちろん、こちらも「夏目大」も非常に多い検索語ですよ~! 有名人夏目さんのおこぼれにあずかってます(^^)ありがとうございます。
返信する