イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

ひとりじゃない

2010年07月27日 15時07分13秒 | Weblog
 先日紹介しました、kameさんこと星野廉さんの短編集『ひとりじゃない』が、大手の電子書籍店「パピレス」の文芸部門で、本日のベストセラー(2010年7月27日)になりました。児童書としては快挙だそうです。kameさん、おめでとうございます!

僕は電子ブックは数冊しか購入したことがなく、電子ブックリーダーもまだ持ってはいませんが、これからはますますこうして電子媒体の書籍が流通していくことになるのでしょう。紙の本はなくならないと思いますし、なくなって欲しくないですが、物理的な問題がありますからね。(とはいえ、もしこれから紙の本を誰も出版しなくなっても、僕は古本屋で本を買い続けます)。

そんなわけで僕も炎天下ジョギングを堪能しつつ、ようやく少し落ち着いてきたので、本の整理を始めいろいろやりたくて手つかずだったことに着手しようとハートを熱くしています。身も心も復活してきました。

それにしても今年の夏はすごい。昨日は雨でしたが、ここ10日以上ずっと晴れているような気がします。僕は毎日、昼間の一番暑い時を狙って半裸ランニングをしています。毎日、とっても幸せです。
でも、光化学スモッグにやられて、昨日はちょっとダウンしました。晴れている限り、走り続けなければならない(どうしても走らざるを得ない)ので、ちょっと疲れもたまっていたようです。


「かめ(さ)ん」の告白

2010年07月25日 21時37分15秒 | Weblog

このブログをよく読んでくださっている方なら、コメント欄に登場するkameさんのことをきっとご存じではないかと思います。

実際に知人から「kameさんってどういうつながりの人なの?」と訊かれたことが何度かあります。

残念ながら、実は僕も、kameさんと直接会ったことはありません。ですので、基本的にはコメント欄でのやりとり(たまにメールをいただくこともあります)でしか、kameさんのことは存じていないのです。

ですが、kameさんは本当に、特別な「縁」を感じさせてくれるお方です。実際に、現実の世界でも少なからぬ、いや、かなり大きなつながり(仕事関係)があったことを、kameさんから教えていただきました。ですが、それ以上になんともいえない絆のようなもので結ばれている感じがします。正確には、kameさんが僕という未熟な人間を温かく見守ってくれているのでしょう。

約2年ほど前、僕がいろいろと落ち込んでいた時期、ブログのコメント欄に温かい励ましの言葉を投稿してくれたのがkameさんでした。それ以来、ときには真面目に、ときには(ほとんど?)は巧みな言葉遊びを織り交ぜた軽妙な言葉で、イワシの駄文へコメントを投稿し続けてくれたのでした。

まさに、僕にとっての守護神ならぬ「守護亀」のような存在の人。

そのkameさんの正体は、星野廉さんという小説家です。星野廉さんは、いくつかのブログを運営されています。その1つ「うつせみのあなたに」にはこのブログからからもリンクを張っています。

僕など足下にも及ばない、言葉の達人。これほどまでに言葉について日々考え、書いている人を、僕は知りません。宇宙のように果てしない、kameワールドをぜひみなさんご堪能してみてください。

そして、そんな星野廉さんの作品(児童向け短編集)が、このたび電子書籍という形で出版されることになりました。すごい! 僕ももちろん、さっそく購入いたしました。ご興味のある方は、ぜひご購入をご検討してくださいませ~! 

タイトルは『ひとりじゃない』(まさにkameさんが僕に感じさせてくれた気持ちです)。詳しくは「うつせみのあなたに」の紹介ページをお読みください。


というわけで、せっかくの出版ということで、kameさんの承諾を得て、kame=星野廉さんというカメングアウトをさせていただくことになりました。

kame=星野廉さん、素晴らしい作品をありがとうございます。これからも、kameさんのペースで書き続けていってくださいね(kameの歩み?)。楽しみにしています。そして、これまで温かいコメントをたくさんいただいてありがとうございました(P.S.僕も気持ちの整理が終わったら、またほぼ日で書く生活が再開できれば、と考えております)。






法則

2010年07月22日 06時34分54秒 | Weblog
マーフィーの法則を発見した(すでにあるのかもしれないけど)


目覚まし時計の乾電池は、時間通りに起きられなければ大変なことになる日の前夜に切れる


早朝に起きて、仕事をして、時間までに納品しなければならない。もし寝過ごしたら、いったいどうなるのか??? 大変なことになるだろう。

しょうがないから携帯にすべてを託した。無事、起きられた。



あんまりだにゃー

2010年07月21日 23時26分46秒 | Weblog
ネコには尻尾がひょろっと長いのと、根本からポキッと折ったみたいに短いのがいる。

尻尾が短いのがいるのは、なぜ? と、質問された。

わからない。

「喧嘩して、他のネコに食い千切られたんでしょ」

という意見を聞くこともある。

そうかもしれないとは思うが、いくら喧嘩したといっても、相手の尻尾を食い千切るところまでギャフンと言わせるのも、人ごとならぬネコごととはいえ、どうかと思う。

それに、そういう相手の尻尾を食い千切りネコがいたとして、よく考えたら、そんな奇特なネコがそんなにたくさんいるわけがないとも思う。

そもそも、いくらネコの噛む力が強力だといっても、相手の尻尾を食い千切るとなれば、それはもう相当なアゴの力が必要なはずである。それに、相手と喧嘩するたびに相手の尻尾を食い千切っていたら、ネコ界全体の大きな損失である。だって、尻尾っていろいろとバランスをとるためにとても大切なんでしょう? 神様はきっとそんな風に無駄な「ネコの喧嘩」を好まないはず。

トカゲの尻尾みたいに、切られてもまた生えてくるならいい。
だけど、猫の尻尾は残念ながら生えてこない。ほ乳類と爬虫類は違うのだ。

調べてみると、ニッポンの猫には、生まれつき尻尾が短い種類がいるのだそうだ。

やっぱり、喧嘩して食い千切られたのではなかったのだ。

でもまあ、もし喧嘩した猫が相手の尻尾を食い千切ることがコモンセンスな世界があったとしても、別にそれはそれで大した問題ではないのかもしれない。

猫にとってはかなりの死活問題である。下手に誰かと喧嘩したら、大切な尻尾を取られてしまうかもしれないのだ。

とはいえ、そんな尻尾なしの猫のことを、世間はそれほど白い眼でみることはないのではないかと思うのだ。

PKを外した人は、PKを蹴る勇気を持っていた人だ

セルジオ越後さんが、昔そう言っていた。今回のW杯でも、惜しくもPKを外した駒野選手にたいして、同じような言葉が投げかけられていた。

――尻尾のない猫は、喧嘩をする勇気を持っていた猫だ

人間だって、猫の尻尾と同じように、過去の傷をあからさまにして生きている。生々しいほどに、生き様をさらしている。過去の過ちを、過去の戦いを。

尻尾のない猫を見ると、まるで我が身をみるような気がして、いつもハッとしてしまうのである。





イワシのエゴサーチ、あるいは「イワシの本屋倶楽部」誕生前夜

2010年07月13日 22時03分36秒 | Weblog
非常に恥ずかしいというか、検索した方に申し訳ないのですが、ふと気付くと、「イワシ」でググると、ウィキペディアに次いで2位にこのブログがランキングされるようになっています! なんと、あのクックバッドより上(少なくとも僕の環境では。どのコンピュータで検索してもこうなるのでしょうか???)→やっぱりこれは、僕のマシンの環境だけみたいです。 失礼いたしました(汗)

これは、それだけイワシの需要がないということなのでしょうか? あんなに美味しいのに。イワシの梅煮、イワシのパスタ、イワシのエスカベッシュもあります。イワシイリュージョンだってある。なのに、こんな駄ブログが上位にヒットするようでは駄目!!! もっともっと、イワシ関連のウェブサイト、頑張ってほしいです。

といいつつ、このイワシサイトの下克上、戦国時代に便乗して? 構想4年の新ブログ、「イワシの本屋倶楽部」、満を持して8月には立ち上げ予定です! 買書(バイショ)Loveへ決別し、イワシは今度こそ、死にそうなほど真剣な読書Loveな男に生まれ変わります。きっと!

乞うご期待!!!




いいものを見せてもらいました

2010年07月01日 01時04分18秒 | Weblog
ご無沙汰しております。

ずいぶんと長い間ブログを更新できなくてごめんなさい。仕事が遅々として進まず、自分への戒めのためにと思って書くのをストップしていたのですが、同時にいろいろと心境の変化もあったりして、このブログっていったい何だろう? と、一歩離れて根本的なところから考えてみたりもしました。

思ったのは、これまでずいぶんと井の中の蛙だったなあ、ということ。忙しさにかまけて、自分の小さな世界に閉じこもってばかりいたような気がします。これからはもっと外の世界に足を踏み入れ、今までの自分の固定観念をいい意味でたくさん壊していきながら、多くのことを知り、考え、歩き、そのうえでまた自由に、つれづれなるままに書いていきたいと、とても漠然としていますが、そんなことを考えております。

さて、ワールドカップ。昨日の試合はジリジリとするような我慢の展開、いくつかの好機も決められず、いくつかのピンチも身体を張って防ぎきり、PK戦へ。

勝利の女神が選んだのは、岡田さんの青眼鏡ではありませんでした。

しかし素晴らしい試合だった。そしてチームの連帯感も素晴らしかった。たんなる仲良しチームではない。激しいポジション争い、プライドをかけた争いがあった。でも俊輔はサポート役に徹して、レギュラー組の世話をしていた。デンマーク戦、まっ先にハーフタイムに本田に声をかけていたのは俊輔だった。その姿を見ただけでも、僕は今回のワールドカップを見た甲斐があったと思った。稲本も、川口もみんな大人だった。試合後、松井がPKを外した駒野の肩を抱きながら泣きじゃくっていた。そんな姿に心を打たれました。負けたことも悔しいけれど、負けてチームが解散することの寂しさのほうが大きい。

言葉にするとあまりにも凡庸だけど、大きな目標に向かって努力することって、いい。あらためてそう実感。今回、日本代表から多くのものをもらったような気がしますが、一番大きなものを得たのは命をかけて闘った彼ら自身ではないでしょうか。そんな彼らのことをうらやましく感じたりもして。仕事に人生に、もっともっと真剣に取り組まなくては!

ともかく本当にいいものを見せてもらいました。ありがとう!

その他、近況
・近所の野菜スタンドでついに枝豆が売り出された。1年間、待ちに待った時期の到来。1日1房以上を目標で食べています。しばらく主食は枝豆です。
・母親が滋賀県から遊びに来ていて、4日ほど泊まっていきました。家のなかがすごく綺麗に~。
・7月は少し仕事をセーブしてウォーキング+炎天下ランニングに全力投球する予定です!ダイエットもしないと~。現在過去最高のデブさ加減(72キロ)です。
・他にもいろいろあったのですが、忘れました ^^

告知

翻訳者そぞろ歩きの会9、「お台場編」を7/10(土)に開催いたします。
みなさまよろしければぜひご参加くださいませ。

ご興味のある方は、そぞろ歩きの会のブログをご覧ください。