働けど働けど 遅々として仕事進まず じっと手を見てAmazonで大量書籍購入
仕事がなかなか捗らないから他のことをする時間がない。やりたいことができない、つまり本が読めないから本を買いたくなる。積ん読本がすでに東京スカイツリーのような状態であるにもかかわらず。
ショーケンは顔だけじゃなく、雰囲気までもデニス・ホッパーに似てる。萩原健一著『ショーケン』をAmazonのカートに入れながら、そう思っていた。そして今日、訃報を知った。
知っている人が次々といなくなっていく。もう彼はいない。あたりまえだが、彼でさえ死ぬのだ。訃報を聞くたびに、いつか自分にもその日が訪れるということを、少しずつ少しずつ、腑に落とすようにして理解していく。
『イージー・ライダー』が有名だけど、個人的に好きなのは『地獄の黙示録』でのカメラマン役。あのいかがわしさ、知的さと卑猥さ。監督をつとめた『ラストムービー』は、20年前の当時、映画仲間の間ではカルト的な人気を誇っていた。何かの表現に関わる者が、その表現形態そのものを疑い、究極を具現化したいと考える。その純粋な衝動には今も当時と変わらない共感を覚える。ラーメン屋さんなら、究極の一杯。翻訳者なら、これ以上の翻訳はあり得ないものとしての、あるいは翻訳そのものの根源を問う「最後の翻訳」。
===
注文した後、電話をしていた相手が、「石井ゆかり著『牡牛座』を立ち読みしていたら面白くって...」と言った。
思わず話をさえぎった「それ買ったの?」
Amazonで大量購入したうちの一冊だったからだ。
悩んだけど買わなかったとの答え。テレパシーが通じたのか。「今度貸すよ、実は今日その本を...」
ここのところこういう偶然がやたらと多い。
今日、本が届いた。『牡牛座』が2冊入っていた。またやってしまった。そう、間違って2冊注文してしまっていたらしい。
こういう間違いは、本当にもう最後にしたい。
でも後で気づいた。デニス・ホッパーとは誕生日が一日違い。彼も牡牛座だった。この一冊は、彼のために注文したことにしよう。ご冥福を祈ります。
仕事がなかなか捗らないから他のことをする時間がない。やりたいことができない、つまり本が読めないから本を買いたくなる。積ん読本がすでに東京スカイツリーのような状態であるにもかかわらず。
ショーケンは顔だけじゃなく、雰囲気までもデニス・ホッパーに似てる。萩原健一著『ショーケン』をAmazonのカートに入れながら、そう思っていた。そして今日、訃報を知った。
知っている人が次々といなくなっていく。もう彼はいない。あたりまえだが、彼でさえ死ぬのだ。訃報を聞くたびに、いつか自分にもその日が訪れるということを、少しずつ少しずつ、腑に落とすようにして理解していく。
『イージー・ライダー』が有名だけど、個人的に好きなのは『地獄の黙示録』でのカメラマン役。あのいかがわしさ、知的さと卑猥さ。監督をつとめた『ラストムービー』は、20年前の当時、映画仲間の間ではカルト的な人気を誇っていた。何かの表現に関わる者が、その表現形態そのものを疑い、究極を具現化したいと考える。その純粋な衝動には今も当時と変わらない共感を覚える。ラーメン屋さんなら、究極の一杯。翻訳者なら、これ以上の翻訳はあり得ないものとしての、あるいは翻訳そのものの根源を問う「最後の翻訳」。
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注文した後、電話をしていた相手が、「石井ゆかり著『牡牛座』を立ち読みしていたら面白くって...」と言った。
思わず話をさえぎった「それ買ったの?」
Amazonで大量購入したうちの一冊だったからだ。
悩んだけど買わなかったとの答え。テレパシーが通じたのか。「今度貸すよ、実は今日その本を...」
ここのところこういう偶然がやたらと多い。
今日、本が届いた。『牡牛座』が2冊入っていた。またやってしまった。そう、間違って2冊注文してしまっていたらしい。
こういう間違いは、本当にもう最後にしたい。
でも後で気づいた。デニス・ホッパーとは誕生日が一日違い。彼も牡牛座だった。この一冊は、彼のために注文したことにしよう。ご冥福を祈ります。