イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

今日もこんな一日

2010年09月07日 23時12分51秒 | Weblog
午後7時。

「仕事が立て込んでいるから、家に帰ってもうちょっと頑張るか。でも今日はジョギングしていないから、荻窪まで走っていき、そこから電車に乗ろう」

そう思いつき、中野坂上の間借りオフィスを出て、荻窪を目指し青梅街道をゆっくり走り始めた。

新高円寺のジーンズメイトで「閉店セール 売り尽くし」という看板が出ていた。

「えっ? この店、閉店するのか...」

散歩がてらよく店内を覗いて、安いTシャツなんかを買った思い出の店。

汗だくになって昼休み歩いていたから、その日の会社の着替え用にシャツを買ったこともよくあった。

「最後に買って行くか」

Tシャツ1枚と、靴下(同じ柄のもの)を6足大人買い(←というほどのものでもないか)。

レジでお金を払いなら「開店するんですね...(しみじみと)」と言うと、

店員「いや完全に開店するんじゃなくて、半日ほど店を閉めて、ちょっと内装を変えて再オープンするんです」

心のなかで吉本新喜劇的にずっこけた。

半日て、そんなん開店いうんか。うまいこと乗せられてもうた! まあええか。
※追記:「半日」じゃなくて「半月」の聞き違いだったのかも

店を出てしばらく走っていると、美味しそうな定食屋を発見。

今日は昼にとんかつ食べたし、夜は絶食しようと思ってたんだけど...

店に半歩入りかけたけど、ぐっとこらえてきびすを返した。自分でも意外なほどの、食欲に対する勝利。

コンビニで水を買い、飲み干すと、また走り出した。

青梅街道を荻窪まで初志貫徹するつもりが、高円寺のルック商店街にフラフラと。

ここにくると必ず「アニマル洋子」という古本屋に吸い込まれていく私。

この店、品揃えがすごくいいのです。本好きなら、素通りは決してできないお店。

今日はなぜかQuick Japan誌を3冊購入。

そしてそして、JR高円寺駅付近で阿佐ヶ谷方面に向けて左折し、少し進んだところで、美味しそうな鯖の塩焼き定食を求めて定食屋に。なんの迷いもなく突入。これまでのストイックな?ランニングはいったい何のためだったのか。初めて入ったけど、美味しいサバの塩焼き定食がたったの490円。安すぎです。

そのまま朝がヤ~、じゃなくて阿佐ヶ谷へ(ちなみに次回のそぞろ歩きは朝がヤ~な人集まれ~! 阿佐ヶ谷編として某日の夕方に開催いたします!)。北口の飲み屋街は夜通ると本当に味があって面白い。まさにリドリースコット的なカオスの世界だ。

ついに荻窪に。達成感とともに、迷わずブックオフに突入。翻訳書ばかり8冊購入。

ようやくJR中央線に乗り、武蔵境に。家について時計をみたら、10時半前。

帰宅に3時間半。私はいったい何をしているのでしょうか。

そんなわけで夜のもう一仕事は断念し、明日早朝に起きて頑張ろう、と心を切り替え、早く寝ればいいものをこんなブログを書いています。

僕たち翻訳者のミッションは、よい訳文を作ることで、すべての人を――読者も、出版社も、原著者も、自分も、自分の大切な人も――ハッピーにすることです。僕たちはすごく大きなミッションを背負っています。日本一の翻訳者を目指して頑張ろうやないですか。歩きながら、走りながら、そんな風に心を熱く燃やしたりもしました。ハートを熱くするのいいけれど、もう少し時間の使い方を効果的にしないとね。おやすみなさい。