イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

何かをしたい者は手段を見つけ、 何もしたくない者は言い訳を見つける ナニを隠すべきタオルはない

2011年06月30日 17時37分04秒 | Weblog
久し振りにスーパー銭湯に行った。

1時間15分、なかにいたのだが、
入った早々、気がつくとタオルがどこかに行ってしまった。

いくら探しても見当たらない。

黒っぽいタオルだったし、眼鏡をかけてないので、よくわからない。

しょうがない。隠すものは何もない。というか、隠すものはナニ以外に何もない。これもナニかのお導きだ。見られて減るわけじゃない。失うものは何もないのだ。

威風堂々と、完全全裸で1時間15分。

もともと特に前は隠さないのだが、タオルを手にもっているのともっていないのとでは、「隠さない」の意味合いがいささか異なる。

オスの本能か、別のオスたちの前で急所を無防備にさらしているのはあんまり穏やかな気持ちにはならないのだ。

マウントポジションを取られたようなファイターのような、
腹を表にして服従のポーズをとっている犬になったような、
そんな気持ちのまま、雨の日の銭湯で身を清めた。

それは7月9日だった

2011年06月30日 17時22分04秒 | Weblog
7月9日だった。

それは7月9日だった。朝起きたら、ともかく7月9日だった。
その日は、物理的には6月29日だった。
だが頭のなかで、なぜか「7月9日」が鳴り響いていた。

気になってメールの履歴やスケジュール帳を調べてみたが、
何もない。
7月9日には、何も予定はない。

去年の、一昨年の7月9日に何かがあったのか?
たぶん何かはあったのだろうが、記録からは特に大きな出来事があったようには思えない。

とにかく、それは7月9日だった。

朝起きたら、7月9日が僕の心のなかにいた。


ありがとう、のその先に

2011年06月28日 18時15分07秒 | Weblog
ずっと更新していなかったブログを、めずらしく3日連続で書いたので、やっぱり3日坊主で終わるのはよろしくないかと、1時間ほどコンピューターの前に座ってあれこれ書いてみたのだけど、うまく書けなかったのだった。タイトルだけ、書いておく。

そろそろ6時を回り、眠たくなってきた。
あんまり朝早いのも困りものであるが、眠いんだからしょうがない。

今日もオチはない。オチがないまま眠りに落ちます。

ジ・フン流な午後

2011年06月27日 15時02分22秒 | Weblog
道を歩いていたら、久しぶりに鳥の糞に直撃された。

そのまま歩いていたら、通りかかった八百屋さんで「朝採れたて」の枝豆が一房200円の格安で売られていたので、ジャケ買いじゃなくて即買いすることにした。

2房つかんで店内に入ると、店番のおばさんはテレビの韓流ドラマに熱中していた。じゃまするのも悪いので、しばらくそこに突っ立っていた。おばさんの頬はほころび、呼吸をするのも忘れているかのように、フィクションの世界に没入していた。おそらく、盛り上がり感のあるシーンなのだろう。ソファから、腰を3センチほど浮かせたような姿勢で固まったまま動かない。

ようやくおばさんが僕の存在に気づいた。照れ笑いをしながら、「格安でしょう? 普通なら450円くらいするのよ」と言いながら、レジを打ってくれた。

おそらくは今日一日、僕がリアルな世界で会話をする最初で最後のお方に、400円を支払った。

帰りに別のスーパーで食材を買い込んだ。

トマト、メロン、キウイ、グレープフルーツ、トウモロコシ、茄子、空豆。毎日同じようなものばかり買っている。

これから、仕事再開だ。オチはないが、まあ糞が落ちてきたのでそれに免じてよしとしてください。

眈々と

2011年06月26日 07時05分42秒 | Weblog
ここ一週間ほど、朝の2時頃に起き、昼過ぎまで仕事をし、ジョギングして夕方6時頃に寝ています。

少し前までは昼過ぎに寝て夕方に起きるという人間失格な日々だったのですが、ふとしたはずみでこんな超朝型サイクルに。

まだ一週間くらいですが、なかなか快適です。

毎度ながら、ジョギング以外はずっと仕事漬け。なぜこうなるのでしょうか。前世で何かがあったのでしょうか。もう何年も続いているこの常時仕事モードからいいかげん抜けだそうと、虎視眈々とチャンスを伺う日々です。



蛇の道に加山雄三

2011年06月25日 15時40分03秒 | Weblog
東京はもう、ほぼ夏です。今年も、炎天下の半裸ランを始めました。

裸党の人ならわかると思いますが、いくら暑くても裸でいればそんなに暑くない。究極のクールビズは半裸(もしくは支障がなければ全裸)。節電のためにも、私は国民の半裸活動を推進する日本半裸党としての啓蒙活動につとめたいところです。

昨日、ひとっ走りした後に公園の水道で水浴びをしていたら、足下で何かがニョロニョロと動きました。ヘビです。アオダイショウ。びっくりして写真をパチリ。カメラマンが下手なので一見よくわかりませんが、中央に緑色の細長い若大将が映っています。

都会にも野生のヘビはいる。たくましく生きているのです。私は突然現れた蛇に少々びっくりしてしまったわけですが、ヘビの方もなんだか居心地が悪そうでした。そうでしょう。これだけ自然が少なければ、ヘビにとってはかなり世知辛い世の中に違いありません。

しかし考えてみればもともとヘビが住んでいたところに人間が大挙してやってきたわけで、ヘビにしたら「驚きたいのはこっちの方だわい」と思っているのかもしれません。

思うに、昔の人は(という括りはステレオタイプではありますが)、いくら暑くても、その暑さを「しょうがないなあ」と受け入れていたような気がします。自分を含め、最近の人は、どこかでこの暑さを良くないもの、あってはならないもの、困ったこと、などととらえている節があります。でもそれは、人間の驕りですよね。

子どもの頃、外で遊んでいるとしょっちゅうヘビを見かけました。その異形が、なんだか人間の対極にある存在であるような気がして、神々しさを感じて、飽きずにじっと眺めていたものです。ヘビってちょっと怖いですが、縁起のいいものなんです。そのアオダイショウの、肩身の狭そうな(まあ、ヘビには肩はないわけですが)感じが、平日の昼間っから半裸で公園ジョギングをしている自分の肩身の狭さ加減と通じるものがありました。蛇の道は蛇ですな。

そんなわけで、いいことあるかも。というか、私にとって夏はそれ自体がいいことなのでした。