世界中が注目している日本

日本が開びゃく以来の試練を迎えています。東北地方大地震、津波、原発事故、核汚染、大規模停電、物流の停滞、物資の不足と、日常生活にも経済生活も大混乱です。深刻な事態です。株式相場も大暴落で、日本発の株暴落になっており、世界経済への影響も甚大です。

米国新聞でも連日にわたり日本の惨状を報道しています。世界中が日本を注目しています。この試練を、第二次世界大戦の戦禍で日本が大打撃を受けたことと同列に扱う報道にも接します。

政府の役割は、原発事故や核汚染の経過を逐次テレビで記者会見することではなく、解決策・安全策を考えて、それを着実に実施していくことであると思います。さらに、一体何時になったら解決できるのか、その見通しを明確に述べて、国民を安心させることであるはずです。

福島原発の1号機から4号機まで、全4機にわたり同様の事故を4回起こし、どれも解決できないのは、悲劇です。羽生善治永世名人の＜大局観＞よりの引用です。

＜勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし＞の言葉があり、負けには必然性があるのだから、何かを改善しなければならないはずだ。

今回の原発事故の必然性と、その解決策があることを、政府や専門家から是非聞きたいと思うのは私だけではないはずです。