岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

<60代からの終活>とは

2013-05-31 12:11:57 | 日々のこと
<夕映えのとき 人生90年時代>との題名で春日キスヨさんが、中国新聞にコラムを連載され始めました。本日は、60代からの「終活」というテーマです。

このテーマなら、私には関係ないなと思いながらも、読み始まるとなかなか良いことが書いてあります。自分の子供の数が少なくなってきて、晩年子供に支えてもらえることが難しくなっている昨今。最も重要な終活は、最晩年を支えてくれる人間関係作りであると力説しています。以下、抜粋です。

 確かに、還暦や定年など人生の節目に、預金や保険の整理や墓について考えることは大事である。しかし、「終活」として何をするかは、「人生90年」を想定するか否かで大きく異なってくる。・・・

人とつながる力は、一朝一夕に培われるものではない。こう考えると、体力・気力がある60代、70代に自覚してなすべき「終活」とは、家に閉じこもらず、家族以外の人との人間関係を日々培い拓いていく活動といえるだろう。

遠い子供よりも、近くの友人です。私は考えるに、「終活」の具体的な活動例としては、地域活動、ボランティア、同窓会、趣味などを通じて交流の輪を広げるということでしょう。同好の士を得ることですね。今までの私は仕事が忙しいと言い訳をして、職場と自宅の往復ばかりです。少し工夫が必要です。

春日キスヨさんは、地元廿日市に在住となっています。調べてみると、以前私が買った本も書いている著明な学者でした。次回の連載が楽しみです。

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羽生善治氏の<生き方処方箋>

2013-05-27 11:13:58 | 日々のこと
羽生善治氏は1970年9月27年生まれです。現在42歳にして、王位・王座・棋聖の三冠の棋士です。羽生氏の<40歳からの適応力>を読みました。

自ら将棋の状態をできるだけ客観的に診断し、正しい治療法を得ようとして、自分の心をコントロールしている様子を書いています。苦しくても、立ち直る秘訣や、進歩する心構えなどを、日々読書や映画などより得ていることが分かります。

この本の<三手読み>についてよりの抜粋です。

一手目、自分にとって最善のベストの選択を探します。

二手目、相手にとって最善のベストの選択を探します。つまり、自分にとってもっとも困る一手・選択を考えることです。
よく危機管理などでは<最悪の事態を想定せよ>と言われますが、このことです。
ここで自分の都合の良い一手を考えてしまうと<勝手読み>になります。

それから、三手目に自分が何をするか事前に決めておくわけです。
三手目の読みが大切なのは、百手読んでも、千手読んでもすべて、その延長上にあるからです。

また、もう一つ注意しなくてはならないのが相手の一手を読むことです。
・・・・
相手に立場に立って、相手の価値観に沿って考えるのがもっとも正確な読みになりわけです。

さらに、物理学者ニールス・ボーアの<専門家とは非常に狭い分野で、ありとあらゆる失敗を重ねた人間のことである>という言葉を教えてもらいました。私は深く共感します。

羽生氏も、<正確な身の丈を知るためには、さまざまな角度からトライ・アンド・エラーが必要であるようです>と記しています。羽生氏のような天才棋士と言われている人でも、将棋という狭い分野でも失敗をしているとのこと。さらに、新手を打って失敗しても、一時の評価に右往左往しないと断言しています。

羽生氏の著作は、私の心のビタミン剤です。読んだら、元気をもらえる特効薬です。


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崔後渠の言葉<六然>

2013-05-24 18:06:04 | 日々のこと
どんな心境においても、自己の力を最大限発揮するのには、心術の工夫が必要です。言い方を変えると、自己の力を発揮するのを邪魔をするのが、感情です。自分の心をコントロールする上での教訓として、崔後渠の言葉<六然>があります。自らを振り返って、思い通りにならなかったことの反省時に、俄然輝く言葉です。

自處超然(自ら処すること超然)ー自分自身に関してはいっこうに物に囚われない

處人藹然(人に処すること藹然)ー人に接して相手を楽しませ、心地よくさせる

有事斬然(有事には斬然)ー事があるときはぐずぐずしないで、活発にやる

無事澄然(無事には澄然)ー事なきときは水のように澄んだ気でいる

得意澹然(得意には淡然)ー得意なときこと淡々としている

失意泰然(失意には泰然)ー失意のときは泰然自若としている

勝負時や修羅場においては、知性によって感情をコントロールしたいと願っています。

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祝 エベレスト登頂 三浦雄一郎さん

2013-05-23 12:50:11 | 日々のこと
5月23日正午ごろ、三浦雄一郎さんがエベレスト(8848メートル)の頂上に着く見込みとの報道に接しました。

5月16日にベースキャンプ(5300メートル)を出発して、順調のようです。三浦さんの登山している様子をテレビで今朝拝見し、映像が随時配信されているのにも驚きました。

三浦さんは70歳だった2003年、75歳だった2008年とエベレスト登頂に成功していました。今回で3回目の登頂成功となります。

帰国されたら、是非質問したいと思います。何故エベレストに登るのですか? 何故80歳の三浦さんの職業が冒険家なのですか?

80歳の三浦さんがエベレスト登頂に成功したことで、すばらしい勇気を見せてもらい、私は感動したのは間違いありません。

尋常ではない体力、強靱な精神力、用意周到な準備。是非、本にまとめて、発表してほしいものです。

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映画リンカーン 米国憲法修正の舞台裏

2013-05-06 14:45:27 | 日々のこと
スティーヴン・スピルバーグ氏が監督した映画リンカーンを見ました。この映画を見て、日本での憲法修正論議をダブらせて、私には深く考えさせられる内容でした。

リンカーンが奴隷制廃止を実現させる理想を持って、南北戦争も遂行中です。同時に、奴隷制廃止のために、法の下での平等を保障する米国憲法修正を巡る下院で、必死に3分の2以上の賛成を得るために泥臭い努力をします。上院では米国憲法修正は3分の2以上の賛成で可決された後のドタバタ劇が、映画の主内容です。

急進派には、修正案への賛成意見を穏便にするように説得します。多数派工作のために、反対派からの寝返り策を練り、下院議員任期後のポストを取引材料にして修正案に賛成するように誘います。

リンカーンは高い理想や正義を実現させるために、一方で反対派を武力で鎮圧し、もう一方で下院議会では猛烈な多数派工作をするために詭弁も用います。厳しい政治の現実を見させられます。戦争でも議会運営でも政治的な摩擦が高まり、結局リンカーンは暗殺されることになる訳です。

米国での憲法改正手続きでは、上下各院の3分の2以上の賛成と4分の3以上の州議会の承認が必要です。日本国憲法の改正よりも厳しい手続きです。しかし、日本国憲法ができた以降でも米国憲法を6回改正しています。この事実から、日本での憲法修正論議を見定めるための新しい視点を、私は得ました。

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