岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

仏教で説く修羅場の効用

2014-02-27 17:10:50 | 日々のこと
柄にもなく、仏教の本を読みました。松原泰童氏の<強く太く生きる仏教の智恵>です。

私にとって、葬式や法事でしか接する機会のない仏教です。仏教とはそもそも生き方を説いているとは、発見でした。その中よりの抜粋です。

・人間の一生とは、ある意味、「修羅場の連続」といってもいいでしょう。・・・しかし、こうした修羅場を経験することは、人生にとってマイナスだけではありません。修羅場によって、人は成長し、磨かれるともいえるのです。

・釈迦の最後の言葉は、<依頼心を捨てよ>です。神様が助けてくれる、仏様が助けてくれる、といくら思っていても、困った時の神頼みなど、神も仏も助けてくれません。依頼心を捨て、自らの力で立ち向かわないかぎり、ひとつの修羅場を抜けられても、またつぎ修羅場にやられてしまうでしょう。

・人生の苦の解決とは、逃げることではなく、その苦に同化していくことです。苦に同化し、苦に徹してはじめて血路が開けるのです。言い換えると、人間的に成長することができ、自分も他も救うことができるのです。

分かり易い表現で、具体例で例えて説明し、著名人が修羅場を超えていった際の言葉などをちりばめて、修羅場の乗り切り方を解説しています。

仏教の教えでは、修羅場のとらえ方を変えて、危機ではなくチャンスとなります。仏教は、苦しさから逃れる精神安定剤のような効用があります。

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春風亭小朝ワールドに魅了された

2014-02-22 14:03:39 | 日々のこと
<桂歌丸・春風亭小朝が語る三遊亭圓朝の世界>と題した落語を、2月21日に聞きに行きました。

落語というと、笑点などのテレビで見た経験しかありません。今にしてみれば、放送できる範囲に編集されていて、味も素っ気もない企画化された紛い物の落語であったことに気が付きました。

実際に聞いた春風亭小朝さんの落語は、卓越しています。挨拶から始まり、最近の時事的なネタをいろいろと披露しながら、お客に笑いを提供します。スピード感に溢れ、次々と話題を振りながらも、流れるような勢いがあります。

言葉も表情も巧みです。今日のお客はどのようなネタが受けるのかを察知しならが、連続して持ちネタを出します。徐々にお客の心を掴みながら、気が付かない間に私は三遊亭圓朝の古典落語の世界に導かれました。

自然に、古典落語の世界に心が持って行かれても、随所にアドリブで笑いを誘います。一人二役を見事に演じて、死神が<人生とはかくあるべき>と説教するのは滑稽ですが、内容は極めて常識的な教えであり、教訓的でした。

落語とは、世界に誇るべき日本の文化であり、芸術です。このことを発見できた、貴重な時間となりました。桂歌丸さんの落語もすばらしいものでしたが、演目の内容が地味でした。

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45年振り大雪の日、銀座久兵衛本店へ行く

2014-02-12 13:19:23 | 日々のこと
2月8日(土)、東京は45年振り大雪でした。私は歯科医師会の親睦旅行で東京へ行きました。生憎、雪のため事前の計画がすべて白紙になっていましました。

急遽連絡してみると、キャンセルのあった直後であったようです。有名な銀座久兵衛本店の予約が取れました。奇跡です。

行ってみると、1フロアーに15人座れるカウンターが2カ所。建物は5階まであります。個室もあるようです。一度に200名程度が収容できます。この大雪の日でも、満員です。2時間しか予約できません。我々が出た後も、外人の予約が入っています。ということで、1日で最大400名が舌鼓を打つ訳です。

余計なことですが、銀座久兵衛本店は大繁盛。

自分に厳しそうな板前さんに選りすぐりのネタの説明を聞きながら、美味しい日本酒も頂きました。

大雪のお陰で、銀座久兵衛本店に行けました。私は、何やら大雪に感謝したい気持ちです。

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<乗り越えられない壁はない>

2014-02-11 18:06:00 | 日々のこと
今月号の雑誌<致知>に岩本良子さんが紹介されています。先天性骨形成不全症にかかり、ちょっとしたことでも骨折し易い体です。1955年1月1日生まれで、身長108センチ、体重27キロです。しかし、挑戦意欲にみなぎり、身に降りかかる試練の数々を乗り越えて、現在は会社を経営されています。

この岩本良子さんが書いた本の題名が、<乗り越えられない壁はない>です。その中よりの抜粋です。

人には誰でも『課題』が与えられています。わたしの場合は、『障害』でした。
でも、過酷な課題を与えているのは、悪魔でもなければ、疫病神でもありません。なぜなら、その課題という存在があるからこそ、人は成功していくからです。

『宿命』と『運命』。この2つは似ているようで、まったく異なるものです。
なぜなら、『命に宿るもの』である宿命にたいし、『命を動かしていく』という運命は、自分で切り開いていくことができるからです。
だからこそ、自分に与えられた運命を宿命と決めつけ、それに甘んじていることは実にもったいないことなのです。

不満など口をしていても、自分の状況は少しも変わりません。
わたしは、「自分の人生、自分持ち」と思っています。堅い言葉で言えば、『自己責任』です。
自分の人生は、自分で切り開かなければなりません。そして、自分次第で、どうにでもなるものです。

岩本さんがご自分の『課題』を切り開いた経験と自信に満ちた内容です。私は深く感銘し、私に勇気を与えてくれました。正に<乗り越えられない壁はない>と思って、努力に努力です。

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吉川洋氏の<デフレーション>を読んで

2014-02-05 13:50:40 | 日々のこと
1993年以来、日本はデフレーションになっています。その間に、財政赤字は巨大になり、赤字国債の残高は1000兆円を超えました。世界的に株式相場が急落して、アベノミックスの先行きに暗雲が立ちこめてきました。

吉川洋氏の書いた<デフレーション>は、2013年のベスト経済書を数々受賞しています。てっきり<デフレーション>の解決策が書いてあると思ったのですが、残念な結末でした。デフレは<一般的な物価水準>の下落です。

マネーサプライを増やせば、デフレは止まるという考えはデータの裏付けもなく、理論的な裏付けもないと断言しています。金融緩和をして、インフレ率を2%にするというアベノミックスの否定に繋がります。

人口の減少や円高は、デフレの原因ではないと言っています。

デフレの原因として、需要創出型の<プロダクト・イノベーション>の欠如を挙げています。国産の携帯電話やパソコンが少なくなったことをイメージしたら、理解し易いです。しかし、これは、企業の努力に依存しているもので、経済政策には直結しません。

従来型の雇用システムが崩壊して、名目賃金の低下が、デフレを定着させたと言い切っています。理論的に導いています。

結論として、デフレを解決できる有効な経済政策を提言できない経済学の限界を嘆いています。東大の教授が、こんな結論では困ったものです。これが、<国際標準>の経済学であるとしています。

素人目には、分析方法に新機軸が必要なのであろうと思えます。

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