<死をどう生きたか>とは、日野原重明氏の著書名です。不思議な題名です。
臨床医として担当した著名人が、死の前、死の直前にどう生きて、その生き様から死後に日野原重明氏が学んだことをまとめています。
日野原重明氏の分析の柱は、一つは臨床医として診療、もう一つは聖書の教えです。死に様とは、別の見方をすれば、生き様の最終章です。担当した患者さんの死に様から触発された内容が、詳しく書かれています。
To cure sometimes
To relieve often
To comfort always
時々治すために
しばしば和らげるために
常に楽にするために
医療関係者の心掛けの有るべき姿です。なかなか含蓄のある言葉です。
Benevolence, the universal law, benefits oneself as well as others.
利行は一法なり あまねく自他を利するなり(善行は普遍的法則であり、他者と同様に自分自身を利する)
読売グループの正力松太郎氏の好きな言葉として、紹介されています。
<人生とは飽くまで生存を目的とした順応の経過に他ならない。哲学、宗教、科学、文芸、その他百般の人生の現象はただことごとく境遇順応の手段、即ち生活する為に起こったものに過ぎない。この他に意味はない>
石橋湛山元首相の人生哲学です。苦労に満ちたと思っていると勘違いしていた<人生への見方>を一刀両断する、鋭い考察です。
死の間際まで、真摯に生き抜いた高橋俊雄氏の章でも、気になる言葉があります。体調もすぐれず、死期もせまっている時期に、洗礼を受けられました。
<満足とまでゆかなくても、なんとか自分を納得して、生きてきた意義をつかんでから死にたいと思うよ。体中が痛んで苦しいし、不安だし、できることなら何か絶対的な力にすがりたいよ。>
体調もすぐれず、死期もせまっている時期に、洗礼を受けられました。
臨床医として担当した著名人が、死の前、死の直前にどう生きて、その生き様から死後に日野原重明氏が学んだことをまとめています。
日野原重明氏の分析の柱は、一つは臨床医として診療、もう一つは聖書の教えです。死に様とは、別の見方をすれば、生き様の最終章です。担当した患者さんの死に様から触発された内容が、詳しく書かれています。
To cure sometimes
To relieve often
To comfort always
時々治すために
しばしば和らげるために
常に楽にするために
医療関係者の心掛けの有るべき姿です。なかなか含蓄のある言葉です。
Benevolence, the universal law, benefits oneself as well as others.
利行は一法なり あまねく自他を利するなり(善行は普遍的法則であり、他者と同様に自分自身を利する)
読売グループの正力松太郎氏の好きな言葉として、紹介されています。
<人生とは飽くまで生存を目的とした順応の経過に他ならない。哲学、宗教、科学、文芸、その他百般の人生の現象はただことごとく境遇順応の手段、即ち生活する為に起こったものに過ぎない。この他に意味はない>
石橋湛山元首相の人生哲学です。苦労に満ちたと思っていると勘違いしていた<人生への見方>を一刀両断する、鋭い考察です。
死の間際まで、真摯に生き抜いた高橋俊雄氏の章でも、気になる言葉があります。体調もすぐれず、死期もせまっている時期に、洗礼を受けられました。
<満足とまでゆかなくても、なんとか自分を納得して、生きてきた意義をつかんでから死にたいと思うよ。体中が痛んで苦しいし、不安だし、できることなら何か絶対的な力にすがりたいよ。>
体調もすぐれず、死期もせまっている時期に、洗礼を受けられました。