岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

スーパースターシンドローム

2012-12-31 15:45:22 | 日々のこと
伊賀泰代氏はマッキンゼー社に勤務し、採用を担当していたサラリーマンでした。退職して<採用基準>という本を書きました。

この本の中では、マッキンゼーという企業だけでなく日本全体に必要な人材は、リーダーシップを持った人材といっています。

リーダーとは、チームの使命を達成するために、必要なことをやる人です。成果を出すことを最優先させます。目標を掲げ、先頭に立って進み、行く道の要所要所で決断を下し、常にメンバーに語り続ける、これがリーダーに求められる四つのタスクです。チームに所属している人全員が、このリーダーたる意識をもって行動しなくてはなりません。

この伊賀泰代氏が日本社会の欠陥を指摘した言葉こそが、スーパースターシンドロームです。その部分を引用します。

一人の偉大なるリーダーを待ち望む気持ちは、誰かが、この大変な現状を一気に変えてくれるはず、という他者依存の発想に基ずいています。自分たちは何もせずただ普通に暮らしていれば、いつか誰かスゴイ人が現れて、世の中をよくしてくれる、という救世主への期待です。私はこれを<スーパースターシンドローム>と呼んでいます。日本人にとってリーダーとはスーパースターであり、<神のような力をもった誰か>です。こういう人を待ち望む気持ちは、裏返せば思考停止と同じです。神頼みと何も変わりません。現状を変えられるのは、神でもスーパースターでもありません。必要なのは、組織のあらゆる場面で、目の前の変革を地道に主導するリーダーシップの総量が、一定以上まで増えることです。

政治においても、地域においても、スーパースターを期待せず、自らが主体的に参加していく必要があります。当然のことながら、自らのチームを率いるのは、自分自身です。自分自身が成果を出すために、リーダーシップを発揮していかなくてはなりません。


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男と女の幸福感

2012-12-27 11:21:00 | 日々のこと
澤口俊之氏は、認知脳科学の学者としての立場から分かりやすく幸福感に関して書いていました。

男女同じ幸福感を先ず書いています。

年収が高ければ高いほど、幸福感を抱きやすくなる相関があります。しかし、年収7万5千ドル(日本円で約600万円)以上になると、いくら年収が高くなっても幸福感はあがりません。俗に言う、幸福はお金では買えないには、正しいのです。

良好な家族関係こそが、幸福感の主要な源です。人類が存続してきたのは、家族を形成する形態を取ったためであるからだろうと、澤口氏は類推しています。

幸福感に男女差があると指摘しているのが、私には新鮮でした。
夫からのサポート(家事手伝いなど)はあったほうが良いのは間違いないのですが、あまりサポートされすぎると結婚生活の満足度は下がります。

幸福感に関係する遺伝子があり、遺伝性もあることが判明しています。それには男女差があり、女性は男性より2倍遺伝性が高いというデータがあります。

つまり、男性は環境によって幸福感により大きな違いがでるということで、その大きな要因は仕事と年収のようです。男性は基本的に狩猟者ですから、仕事がうまくいく、年収が多いと幸福感が高まるようです。従って、男性が幸福感を強く抱くためには、それなりの努力が必要なようで、その基本が一定以上に収入と家族形成なのでしょう。

女性の場合、中年以降の幸福の感じ方は子供を持っているかどうかに大きく依存しているというデータもあるそうです。年収などを考慮しても、子供を持つことで女性は幸福度が高まることが多いと分かっているようです。

澤口氏の説く幸福感は、人生の一面を鋭く指摘しもっともだと納得する反面、少し違和感も感じます。

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敬天愛人 ゼロからの挑戦

2012-12-14 18:55:12 | 日々のこと
私の尊敬している稲盛和夫氏は、ご承知の通り、京セラとKDDIの創業者です。

稲盛氏が今年の経営者のMan of the yearに選ばれました。JALの経営を再建し、再上場に成功したからです。1932年生まれですから、御年80歳です。いまだに熱き心をもって、経営し、著述し、大活躍されています。

稲盛氏の<新版・敬天愛人 ゼロからの挑戦>を読みました。どこをとっても、経営に参考になる教訓が満ちています。この中のよりの抜粋です。

・今までにない、まったく新しいことに挑戦する、あるいは今までうまくいってないことに取り組むのだから、節々で大変な問題が持ち上がる。それでも挫けず、問題解決に必死にまって取り組み、何とか一つ一つ克服していく。そんな茨の道が延々続く先にこそ、ようやく成功という果実がある。

・人が寝ている間も真剣に仕事のことを考えるという必死の姿勢がなければ、会社はいずれ左前になってしまう。

行き詰まり、生きるための知恵や勇気が欲しい時に、稲盛和夫氏の著作はいつも私を助けてくれます。読後、特効薬のように心を癒し、元気を与えてくれます。再びファイトを燃やして、荒波を乗り越えて行くことができます。

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